【ウェディングマナー】多様化する結婚式、およばれマナーは何が正しいの? 返信アートからお車代までギモンを解決☆
最近の結婚式、多様化すぎて迷うこと色々。最新ウエディングマナー編
前から抱えていた素朴な疑問も、最新ウェディングだからこそ生まれる悩みも。祝福すべき特別な一日を楽しく迎えるために、気になっていたあれこれを一気に解消! 今日は【マナー編】をお届けします。
教えてくれたのは……
松倉みなほさん
『麻布迎賓館』チーフウェディングプランナー。この10年間で約400組以上の挙式を担当してきたこともあり、さまざまなウェディング事情を熟知している。Instagram:@azabugeihinkan_official
岡山真理子さん
『TRUNK BY SHOTO GALLERY』ウェディングプランナー。最新トレンドにも敏感で、その人らしさを上手に引き出した、クリエイティブな挙式プロデュースに定評あり。Instagram:@trunkbyshotogallery
教えてくれたのは……
松倉みなほさん
『麻布迎賓館』チーフウェディングプランナー。この10年間で約400組以上の挙式を担当してきたこともあり、さまざまなウェディング事情を熟知している。Instagram:@azabugeihinkan_official
岡山真理子さん
『TRUNK BY SHOTO GALLERY』ウェディングプランナー。最新トレンドにも敏感で、その人らしさを上手に引き出した、クリエイティブな挙式プロデュースに定評あり。Instagram:@trunkbyshotogallery
Q.ブライズメイドや天姫を頼まれたけれど、まず何をしたらいい?
A.新郎新婦が求めていることを事前に把握しておきましょう
「一緒に撮影をするのみなのか、挙式の際、近くにいてお手伝いが必要なのか、主役が求めていることをまず明確にすることが大事です。衣装代をこちらで負担する場合もあるので、そのあたりの詳細もきちんと知ってからお返事してもいいと思います」(岡山さん)
「一緒に撮影をするのみなのか、挙式の際、近くにいてお手伝いが必要なのか、主役が求めていることをまず明確にすることが大事です。衣装代をこちらで負担する場合もあるので、そのあたりの詳細もきちんと知ってからお返事してもいいと思います」(岡山さん)
Q.友達の結婚式の写真をSNSにアップしたいけれど、勝手にやるのはNG?
A.許可なしはトラブルのもと。写真を共有する際に確認を
「最近では始まる前に『SNSに写真をアップしないでほしい』とアナウンスが入る結婚式もありますが、そうでない場合でも必ず主役に許可を取ってからアップしましょう。こちらがよかれと思って選んだ写真も、主役が気に入らない場合だってあります。撮った写真をメールなどで共有する場もあると思うので、その時に『載せていい?』と確認するのがスムーズでしょう」(岡山さん)
「最近では始まる前に『SNSに写真をアップしないでほしい』とアナウンスが入る結婚式もありますが、そうでない場合でも必ず主役に許可を取ってからアップしましょう。こちらがよかれと思って選んだ写真も、主役が気に入らない場合だってあります。撮った写真をメールなどで共有する場もあると思うので、その時に『載せていい?』と確認するのがスムーズでしょう」(岡山さん)
Q.最近はやりの返信アート。これってマナー違反にはならない?
A.華やかであればあるほどお祝いの気持ちが伝わります
「刺しゅうやシールなどで招待状をデコラティブに盛って、返信するのが最近の注目トレンド。お祝いの気持ちが存分にあふれたアートなお返事は、受け取った側も絶対にうれしいはず。マナー違反ではないので、興味のある方はぜひトライしてみて」(岡山さん)
「刺しゅうやシールなどで招待状をデコラティブに盛って、返信するのが最近の注目トレンド。お祝いの気持ちが存分にあふれたアートなお返事は、受け取った側も絶対にうれしいはず。マナー違反ではないので、興味のある方はぜひトライしてみて」(岡山さん)
Q.余興ムービーを頼まれました。初めての経験でどんなふうにつくったらいいのかわかりません
A 自作は素人には難易度高め。専門の業者にお願いすることもおすすめ
「専用のアプリで制作すれば制作費を抑えられるけれど、時間や手間が思った以上にかかってしまうというデメリットが。短いところだと1週間ほどの納期と低予算で、良質なムービーを制作してくれる会社が増えているので、依頼してみるのも手です」(岡山さん)
「専用のアプリで制作すれば制作費を抑えられるけれど、時間や手間が思った以上にかかってしまうというデメリットが。短いところだと1週間ほどの納期と低予算で、良質なムービーを制作してくれる会社が増えているので、依頼してみるのも手です」(岡山さん)
Q.近頃多いネット上での出席フォーマット。最後のひと言メッセージ、くだけた文章もあり?
A ネットの招待状はラフな雰囲気が持ち味。普段どおりの言葉で大丈夫です
「招待状となるとなんだか少し構えてしまいがちですが、お祝いムードにふさわしい内容であれば、ご本人が見るものなのでいつも会話しているような口調で返信する形で問題ありません」(松倉さん)
「招待状となるとなんだか少し構えてしまいがちですが、お祝いムードにふさわしい内容であれば、ご本人が見るものなのでいつも会話しているような口調で返信する形で問題ありません」(松倉さん)
Q.海外挙式によばれました。服装の目安って?
A.どんなイメージなのかずばり主役に尋ねてみるのがいちばん!
「海外挙式となると日本とは勝手が違うため、服装も悩みますよね。リゾート婚だとトロピカルな柄のシャツやビーチドレスなど、ドレスコードをリゾート風にすると決めている場合も。服装のイメージがあると思うので、悩んだら最初に主役のおふたりに尋ねてみてください」(松倉さん)
「海外挙式となると日本とは勝手が違うため、服装も悩みますよね。リゾート婚だとトロピカルな柄のシャツやビーチドレスなど、ドレスコードをリゾート風にすると決めている場合も。服装のイメージがあると思うので、悩んだら最初に主役のおふたりに尋ねてみてください」(松倉さん)
Q 少し遠方のリゾート婚。お車代が出るのかわからず出席の返事ができません
A 角が立たない言いまわしで本人にそれとなく聞いてみて
「遠方となると最初に把握しておきたいお車代。聞きにくいですが『ぜひ出席したいと思っているのだけれど、交通費は自分で負担したほうがいいよね?』と、あくまでこちら側が負担する前提での、やんわりとした聞き方をすれば、角が立たないはず」(松倉さん)
「遠方となると最初に把握しておきたいお車代。聞きにくいですが『ぜひ出席したいと思っているのだけれど、交通費は自分で負担したほうがいいよね?』と、あくまでこちら側が負担する前提での、やんわりとした聞き方をすれば、角が立たないはず」(松倉さん)
Q ガーデンウェディングの会場が土や芝生……。フラット靴でもいい?
A ガーデンウェディングは例外。歩きやすい安定感のある靴を
「ヒールが埋もれてしまいパーティーが楽しめなくなるのは本末転倒。ガーデンウェディング自体が少しカジュアルな雰囲気なので、土っぽい地面や芝生であればフラット靴でもOK。チャンキーヒールやウェッジソールといった、通常では好まれないヒール靴もあり」(松倉さん)
「ヒールが埋もれてしまいパーティーが楽しめなくなるのは本末転倒。ガーデンウェディング自体が少しカジュアルな雰囲気なので、土っぽい地面や芝生であればフラット靴でもOK。チャンキーヒールやウェッジソールといった、通常では好まれないヒール靴もあり」(松倉さん)
Q.二次会だけならヒール靴をはいていかなくてもOK?
A 会場や雰囲気によりけり。カジュアルな場所ならOKの可能性あり
「どんな雰囲気の場所で行うかによるので、事前に確認しておくことが大切。ホテルでの披露宴のあとの二次会ということであれば、ドレッシーな装いのゲストが多いので、そこを考慮して少しフォーマルに仕上げていくほうがいいかもしれません」(松倉さん)
「どんな雰囲気の場所で行うかによるので、事前に確認しておくことが大切。ホテルでの披露宴のあとの二次会ということであれば、ドレッシーな装いのゲストが多いので、そこを考慮して少しフォーマルに仕上げていくほうがいいかもしれません」(松倉さん)
Q.余興を頼まれたのですが、仕事が忙しく、断ったら失礼?
A 理由があるなら断ってもOK。ただしなるべく早めに連絡を!
「お祝いごととはいえ、仕事が多忙でどうしても受けるのが難しい場合は、無理をせずに断ってもいいと思います。その際、ギリギリまで悩んで返事をするよりも、代わりの方を見つける手間と時間を考えて、早めに連絡をしてあげたほうが親切です」(岡山さん)
「お祝いごととはいえ、仕事が多忙でどうしても受けるのが難しい場合は、無理をせずに断ってもいいと思います。その際、ギリギリまで悩んで返事をするよりも、代わりの方を見つける手間と時間を考えて、早めに連絡をしてあげたほうが親切です」(岡山さん)
取材・原文/野崎久実子 イラスト/yui 撮影協力/アワビーズ EASE ※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。