【ユニクロ】 デザイナーのジル・サンダーコラボ「+J」2021秋冬新作はコート&ダウンを買うべし
試着しまくってわかった、ラストコラボで狙うべきアイテムは!?
『ユニクロ(UNIQLO)』と、伝説的デザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)さんがタッグを組む最強のコラボレーション「+J(プラスジェイ)」。2021秋冬コレクションが11月12日(金)に発売されます。この継続的なコラボは今シーズンをもって一旦終了することが発表されているので、今回が事実上のラストチャンス! そこで本記事では、即完売が予想されるコート&ダウンジャケットに焦点を当て、エディター沖島が実際に袖を通しながら「絶対に買うべき理由」を熱弁します。
はじめに:「+J」ってどうして人気があるの?
「+J」の新作がリリースされるたびにファッション業界がザワつく理由、それはコラボパートナーであるデザイナーのジル・サンダーさんが素晴らしいものづくりのキャリアを誇る伝説級クリエイターであり、彼女が手がけた緻密なデザインのこだわりワードローブを、破格ともいえるリーズナブルなお値段で手に入れられる絶好のチャンスだからです。ジルさんの作る服は、徹底的に上質でタフで機能的、そしてきわめてベーシック。要は、「+J」は“ず〜っと長く着られるスタンダード服”を極めまくっているのです。10年先も着られるコートを、税込¥9990〜¥29900というプライスレンジで買える幸運を想像してみてください。決してお高いお買い物ではないはずです。
エディターが自信を持っておすすめする「+J」マストバイアウターリスト5
マストバイ1:ダウンショートコート(¥19900)
「ダウンショートコート」(¥19900)は、体を入れた瞬間、“もちっ、みちっ”とボディにぴったりフィットし、高く立ち上がった襟もとからスワローテイルシェイプのヒップまでしっかりと暖かく包み込んでくれます。そしてこの、ウエストのドロストコードをキュッと絞り、フロントファスナーを閉じるだけで完成する、アートピースのような構築的でモダンなフォルムをご覧ください。羽織るだけでこんなに背筋が伸びるダウンコートがかつてあっただろうか!?
(左上)フロントファスナーを開き、ウエストのドロストコードをゆるめると、きれいなAラインシルエットにチェンジ。ダウンパックを裏面にあしらっているので表側はすっきりスマートです。
(右上)取り外し可能なフードはかなりのビッグサイズ。フリルデザインのようなひさしにちょっぴり可愛げが。
(右下)表からはあまり見えませんが、袖口に長めのリブがあしらわれています。
(左下)スワローテイルデザインを裾に残しているところに、ミリタリーコート由来のマニッシュなムードが漂います。
(右上)取り外し可能なフードはかなりのビッグサイズ。フリルデザインのようなひさしにちょっぴり可愛げが。
(右下)表からはあまり見えませんが、袖口に長めのリブがあしらわれています。
(左下)スワローテイルデザインを裾に残しているところに、ミリタリーコート由来のマニッシュなムードが漂います。
マストバイ2:カシミヤブレンド ラップロングコート(¥29900)
「カシミヤブレンド ラップロングコート」(¥29900)を見て、「ユニクロなのに¥29900!? 高〜い!」と思った方、まあ落ち着いてこのコートをよ〜くご覧いただき、ちょっとでも羽織ってみてください。しっとりとしたしなやかで上品な光沢感とドレープは、カシミヤとウールの上質ブレンド生地だからこそ為せる表情。さらに、共布のウエストベルトを前身頃のスリットに通してウエストマークすることで、どなたが着てもとんでもなく脚長に見えるシルエットです。“着ぶくれ”とかいういまわしいワードを華麗に吹っ飛ばす、着ていて実に気持ちのよいコートなのです。
一切のヨレなく、ていねいにビシッと仕立てられたダブルフェイスコートなので、ベルトを締めずにフロントを開いてラフに羽織っても、即、着流しスタイルが決まります。ちなみに、ややコンパクトな肩まわり・大きめのラペル(襟)・ゆとりのある袖・ひざ下レングスの裾がそれぞれバランスよく設計されているので、着ていてラクなわりに過度なオーバーサイズ感がなく、身長の低い方でもきれいに着ていただけると思います。
マストバイ3:ダブルフェイスピーコート(¥24900)
一生着回せそうな「ダブルフェイスピーコート」(¥24900)は、できばえが素晴らしすぎて、もはやスタンダード・コート界のファイナルアンサーです。ミリタリーウェア由来の端正なデザインをあまり崩していないのですが、ダブルフェイス特有のやわらかそうな生地感や、丸みを帯びたラペルのライン、両脇の大きなポケットなど、ディテールのそこかしこに優しいムードが漂います。ウィメンズアイテムですが、堅すぎないピーコートをお探しの全人類にぜひお試しいただきたい傑作です。
フロントボタンを外してラフに羽織っても、仕立てのレベルがとんでもなく高いので、どこまでもきれい。ウールブレンドコート特有の心地よい重量感と、ヒップラインまですっぽりとカバーする安定感が非常に頼もしいです。
マストバイ4:ダウンジャケット(¥12900)
「カジュアルすぎないダウンジャケットが欲しい!」という方には、ちょっぴり変化球デザインの「ダウンジャケット」(¥12900)をぜひお試しいただきたい! セミピークドラペルデザインを襟もとにあしらい、テーラードカラー⇄スタンドカラーと、2通りのアレンジを楽しめます。襟を開いた時にツヤツヤの裏生地がチラリと見えるのもポイント。上品な光沢を帯びたサテンポリエステル素材の表生地は、多少の雨水ならビシバシと弾いてしまう耐久撥水機能つき。ややAラインに広がるシルエットと、丸みを帯びたフラップつきポケットに可愛らしいムードが漂います。
マストバイ5:ダウンボリュームベスト(¥9990)
秋口はアウターとして、本格的に寒くなったら手持ちコートのインナーにと、1枚持っておくと着回しがきいてとっても便利な「ダウンボリュームベスト」(¥9990)もおすすめです。“ボリューム”と商品名についていますが、無駄なもたつきは一切ナシ。前から後ろに向かって長くなるアシンメトリーな裾が特長で、内蔵されているドロストコードを絞るとコクーンシルエットになります。ちなみにこのベストの生地も耐久撥水機能つきです。
「+J」2021秋冬コレクション購入時の注意
以上、『ユニクロ』とジル・サンダーさんの激レアコラボ「+J」2021秋冬最新コレクションのなかから、ぜひお試しいただきたいウィメンズのアウター5点をクローズアップしてご紹介しました。発売日は11月12日(金)。店舗ではおひとりさま1商品につき各色1点ずつ・合計5点まで、公式オンラインストアでは、おひとりさま1商品につき1点までに購入が制限されますので、よくよく吟味してお買い求めくださいね。
- エディター沖島(沖島麻美)
- 編集&ライター歴16年目の姉MORE世代。宝島社『InRed』『GLOW』→ハースト婦人画報社『ELLEgirl』を経て独立。雑誌や書籍などのペーパーメディアと、WebやSNSなどのオンラインメディアをハイブリッドで企画・制作・運用できるのが強みです。プロ目線で厳選した人気の上質プチプラアイテムを続々お届けしていくのでお楽しみに♡
Instagram: https://www.instagram.com/asamiokishma/
取材・文/沖島麻美 ※価格・入荷予定・在庫状況を含むすべての商品情報は2021年11月10日時点でのもので、実際の店頭や公式オンラインストアでは予告なく変更になる場合があります。