三條場さん、おしゃれのルール教えてください!

女っぽさを絶妙にきかせた大人めベーシックスタイルに多くのファンを持ち、インスタ(@natsumi_sanjouba)フォロワー数8万人超え! 20代女子から絶大な支持を集める三條場夏海さん。ワンツーコーデで劇的に素敵に見える、三條場さん流シンプル(=ジョバシンプル)のルールを教えてもらいました♡

【ルール1】“ジョバシンプル”のベースは「3本のデニム」でできている

デニムスタイルで理想としているのは、まるでデニムが体と一体化しているようにはきこなすこと。それには、体型にぴったりのデニムを選ぶことが大切だと思っているので、徹底的に試着して、ウエスト、ヒップ、太ももにきれいにフィットするものを吟味します。そうして選び抜いてきた“自信を持ってはける”デニムのほとんどが、ハイウエストのテーパードシルエット。自分の定番を見つけられたおかげで、最近はもう少しゆるっとしたデニムにも挑戦してみたいと思うようになりました。身近なアイテムだからこそ、どんどんスタイルの幅を広げていきたいですね。(三條場さん、以下同)

LEVI'S® 70s HIGH SLIM STRAIGHT

圧倒的に出番が多い王道。ハイウエスト具合やフィット感が絶妙です
白T×デニムにジャケットを肩掛けした三條場夏海さん
JACKET:CINOH × Demi-Luxe BEAMS
TOPS:PETIT BATEAU
SHOES:MANOLO BLAHNIK
BAG:CELINE

「白T×デニムが似合う女性が目標なので、着こなしを更新し続けたい。今年なら、パールボタンジャケットや斜めがけミニバッグで」
ジャケット¥68200/デミルクス ビームス 新宿 靴¥108900/インターナショナルギャラリー ビームス

THE SHISHIKUI BASIC JEANS

ひときわモダンでシーンレスに映える細身ブラックが万能
黒ニット×ブラックデニムコーデの三條場夏海さん
KNIT:BEAMS LIGHTS
SHOES:MANOLO BLAHNIK
BAG:JW PEI
EARRINGS:MARIA BLACK

「温かみのあるざっくりニットを都会的に楽しみたい私にとって、ブラックデニムの引締め効果は頼もしいのひと言。足もともあえて素足で“抜け”をつくって、女っぽくまとめます」
ニット¥14300・バッグ¥14300/ビームス ライツ 渋谷

NEPLA. WIDE PANTS

今季ワイドに初トライ! センタープレス入りならきれいめにはけます
タンクトップ×ワイドデニムにスウェットを肩掛けした三條場夏海さん
TOPS:Loro
SWEAT:BEAMS LIGHTS × nagisanagaya
SHOES:NEBULONI E.
BAG:THE ROW

「デニムがボーイズっぽい分、デコルテが大きくあいたタンクとミュールで、いつも以上に女っぽさに重点を」
タンクトップ¥14300・スウェット¥14300・パンツ¥27280/ビームス ライツ 渋谷 靴¥53900/デミルクス ビームス 新宿

【ルール2】シンプルのコツは“甘さ”のさじ加減。「フリル衿ブラウス」一点投入!

私のシンプルスタイルにレディな要素は不可欠。だけど、可憐なフリルトップス特有のストレートな甘さには苦手意識があって……。そんな固定観念を払拭してくれたのがこのブラウス。はりのある素材感と思いきったV字フリルがどこかモードで、甘ディテールは大胆なほど洗練されることがわかったんです。普段からワンツースタイルが多いので、今では一枚で華やかに女っぽくなれるこのトップスのトリコです♡
白いフリル衿ブラウスを着た三條場夏海さん
フリル衿ブラウス×黒パンツコーデの三條場夏海さん
TOPS:BEAMS LIGHTS
PANTS:Demi-Luxe BEAMS
SHOES:MANOLO BLAHNIK
BAG:JW PEI

「ブラウスに十分な甘さがあるので、ボトムは普段だとカッコよすぎと思うくらいマニッシュな太めタックパンツを。ネイビーのフォーマル素材を選ぶことで甘さをスマートに引き寄せて、あくまで大人っぽい印象に」
ブラウス¥14300・バッグ¥14300/ビームス ライツ 渋谷 パンツ¥17600/デミルクス ビームス 新宿 靴¥108900/インターナショナルギャラリー ビームス

【ルール3】「白T感覚」の黒タートルニットはサイズ感を使い分け

春夏の白T同様“これさえあれば!”と絶大な信頼を寄せているのが黒タートルニット。冬でも複雑な重ね着はしないこともあり、体のラインが美しく見えるシルエットにはとことんこだわって選ぶのですが、ポイントはふたつのサイズ感を揃えておくこと。コンサバなボトムの時は“ほどよくゆとりのあるタイプ”で抜けをプラスし、逆にカジュアルなボトムの時は“ピタピタなタイプ”で女らしさを引き上げます。合わせるボトム次第で2タイプを使い分けて印象をコントロールするようにしています。
ほどよくゆるい黒タートルニットを着た三條場夏海さん
黒タートルニット×キャメルパンツコーデの三條場夏海さん
TOPS:Demi-Luxe BEAMS
PANTS:Max Mara
SHOES:ANGEL ALARCON
BAG:CELINE

「ノーブルなキャメルのパンツにピタピタなタートルだとキャリアウーマンっぽさが強くなってしまうので、この場合はゆるタートルで力を抜くくらいが気分。足もともパンプスではなくミュールで軽やかさを」
タートルニット¥16500/デミルクス ビームス 新宿

【ルール4】「シンプルで女っぽいワンピース」は毎シーズン必ず新調

私が素敵だなと思うのは、TPOをわきまえながら自分なりのおしゃれを楽しんでいる女性。そういう意味でも、さまざまなシーンに対応するワンピースがいつもクローゼットにあることは、大人としてのたしなみだと思っています。普段から自分の気分を自分で高めることを意識しているため、無条件にテンションを上げてくれるところも、シーズンごとに買い足す理由のひとつですね。コーデに迷わず“それだけ”で完結するシンプルさも理想的です。
赤みブラウンのワンピースを着た三條場夏海さん
DRESS:JOIÉVE
SHOES:ANGEL ALARCON
BAG:CELINE
EARRINGS:MARIA BLACK

「ディレクターを務める『ジョエブ』の新作ワンピは、赤みブラウン×クリーム色のドット、深Vネック、スレンダーなシルエットと甘さ控えめに仕上げた自信作。特別な日はもちろん、ざっくりニットを重ねたり小物を変えてデイリーにも楽しんでいます」
ワンピース¥27500/ビームス 公式オンラインショップ

【ルール5】実は服より大事? ジョバシンプルは「仕上げの2割」が大切

たとえば、メイクする時ベースを薄く丁寧につくるほど、上にのせるポイントカラーが映えるし、雰囲気だって自在に変えられる。服のスタイリングもそれに似ていると思っていて。私の場合、朝着替えて鏡の前に立った時“もの足りない”と思うくらい未完成でOK。そこに女らしさや華やかさを補強するイメージで小物やヘア&メイクというエッセンスを加えて、さりげなくも可愛げのあるスタイルに仕上げています。服以外の要素が加わった時に、“頑張っていないのに素敵”と思ってもらえるような女性になりたいんです。

主役にも脇役にもなるフープピアスに頼りきり

三條場夏海さんのフープピアス
「抜け感が欲しい時は細め、シャープに締めたい時は太めを」
(上・下)『マリア ブラック』のピアス (中)『ローラ ロンバルディ』のピアス 
シアーブラウスを着てフープピアスをつけた三條場夏海さん
「甘めブラウスには太めフープでエッジを」
ブラウス¥37400/デミルクス ビームス 新宿(カバナ)

足もとはミュールが鉄板!

三條場さんが愛用しているミュール
「色っぽいミュールをほぼオールシーズン愛用」
(上)靴¥53900/デミルクス ビームス 新宿(ネブローニ) (下)『マノロ ブラニク』のミュール¥108900/インターナショナルギャラリー ビームス
トレンチコートを着て黒ミュールをはいた三條場夏海さん
海外スナップで見かけるような“コートに素足”のバランスが憧れ
コート¥47300/ビームス ライツ 渋谷(ビームス ライツ) ワンピース¥26400/ビームス 公式オンラインショップ(ジョエブ) 靴¥108900/インターナショナルギャラリー ビームス(マノロ ブランク) バッグ¥39600/デミルクス ビームス 新宿(へリュー)

ミニバッグひとつでどんなコーデもレディに

三條場さんのミニバッグ
「バッグはトレンド感高めに」
(右)『ボッテガ・ヴェネタ』のバッグ (左)巾着¥9350/ビームス 公式オンラインショップ(ジョエブ)
ピンクのパンツをはいて黒ミニバッグを持った三條場さん
アクセ感覚のミニバッグでシンプルコーデに遊びをプラス
ニット¥36300/デミルクス ビームス 新宿(スローン×デミルクス ビームス) パンツ¥31900/ビームス ハウス 丸の内(エッフェ ビームス)

凜と女っぽいボルドー系リップに夢中

Hinceのボルドー系カラーリップ
「私の顔立ちを最も引き締めて女っぽく導いてくれるのがボルドー寄りの色味。hince『ムードインハンサーマット M013』がお気に入り」

ヘアアクセや香りもお忘れなく

三條場さん愛用のヘアアクセと香水
❶「手をかけずにこなれる必需品」
(上)『セリーヌ』のカチューシャ (下)クリップ¥11000/ビームス ハウス 六本木(アレクサンドル ドゥ パリ)
❷「内面から女らしくなれる気がして出かけない日も香水は必須。セリーヌ『レプティール オードパルファム』のスパイシーな香りが好き」
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撮影/金谷章平(モデル) 魚地武大(TENT/製品) ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) スタイリングアシスト/菅原萌衣 取材・原文/榎本洋子(TENT) 構成・企画/内海七恵(MORE) ●クレジット表記のないものはすべて三條場さんの私物です。