スタイリスト 石上美津江のフレンチシックLESSONー花柄編

長く愛せるおしゃれのベースはここにある。モア世代がマスターすべきフレンチシックについて、石上さんが語る連載。今回は気分を上げてくれる「花柄」のお話です。

これまでは、大人が柄を着るなら“控えめ”が合言葉だったけれども、この春はもう少し無邪気な花柄が私たちのクロゼットの気分を明るくしてくれるみたいです。
MITSUE ISHIGAMI
『MORE』や『LEE』などで活躍するスタイリスト。フレンチシックが得意で、シンプルな中に可愛げや女らしさのあるスタイリングにファン多数。最近『カムカムエヴリバディ』のるいちゃんのファッションにはまっていて、ボルドーの靴下を探す旅に出ているそう

いつの時代も私たちを明るくする“ピュアな花柄”

花柄ブラウスを着た佐藤栞里
抑え込んでいた気持ちを解放するかのように、この春はきれいな色や華やかな要素のある服がまた増えていますよね。それもあってか、最近はなんだか花柄が気になっているんです。
これまでは、小花で落ち着いた色味の“大人っぽい”花柄を提案することが多かったのですが、今取り入れたいのは“無邪気でピュアな”花柄たち。具体的には、柄のサイズが小さすぎず、花の色がシンプルすぎないものです。(石上さん、以下同)

ブラウス¥28600/アルファ PR(ルーマー) パンツ¥27500/シンゾーン ルミネ新宿店(ザ シンゾーン) ピアス¥16500/ロードス(ベベット) イヤカフ(人さし指・リングとして使用)¥24200・イヤカフ(中指・リングとして使用)¥18480/ノウハウ ジュエリー(ノウハウ)

なんてことない、シンプルなアイテムにワクワクした気分を添えてくれる花柄を一枚

パリの蚤の市の片隅でずっと変わらず売られている、ランチョンマットに使うような愛くるしい花柄の布がイメージ(笑)。そんな純粋で楽しげな雰囲気の花柄は、ちょっぴり辛めなミリタリーや、ゆるくずるっとしたスウェットといった、ラフな服に合わせるのがおすすめ。ドレスアップではなく、気張らない普段の装いに元気をくれるような存在としてまとってほしいのです。

どこまでも歩いていけるような身軽さを無邪気なスカートが連れてきてくれる

花柄スカートをはいた佐藤栞里
服はカジュアルだけれども、靴やメイクで花柄の無邪気さとリンクするような色をさせばまた新しいしゃれ感が。

昨年、店員さんの「この花柄、おばあちゃんになって着ていても可愛いですよね」という言葉にきゅんとして購入した、お気に入りのワンピースがあって。花柄はいつの時代も私たちを明るくしてくれるものだなと思いました。皆さんも大切な花柄を見つけて、クロゼットも心も春を迎えませんか?

スカート¥64900(リー マシュー×デミルクス ビームス)・リング(人さし指)¥12100・リング(中指)¥8800(2点ともフィリップ オーディベール)/デミルクス ビームス 新宿 スウェット¥22000/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター(チャンピオン) Tシャツ¥2255/ユナイテッドアスレ 靴¥7700/コンバース ブルゾン/スタイリスト私物
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撮影/田村昌裕(FREAKS) ヘア&メイク/川添カユミ(ilumini.) モデル/佐藤栞里 スタイリスト/石上美津江 企画・原文/渡辺真衣(MORE) ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。