“似合う”がわかるとおしゃれがもっと好きになる!

笑顔の佐藤栞里
“好き”だけじゃ着こなせない。“トレンド”だけじゃしっくりこない。服を着るのはほかの誰でもない、私だから。顔立ちや体型、雰囲気まで丸ごと“似合う”をベースに選んでみたら、今まで気づかなかった新しい私に出会えるはず。
デニムをはいて黄色いトップスをあてた佐藤栞里
Tシャツ¥6930/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) パンツ¥33660/シップス 有楽町店(タナカ) 手に持ったシャツ¥36300/デミルクス ビームス 新宿(エンリカ) [ベッドの上]シャツ(グリーン)¥4950/ローリーズファーム シャツ(ストライプ)¥7480/フリークス ストア渋谷(フリークス ストア)

\似合わせのプロ集団/ MOREファミリーの知見を集結!

毎シーズン、数多くの服の中から素敵に見える一枚やベストなスタイリングを提案し続けてきたモアスタッフは実は誰より「似合う」に本気なプロ集団。そのこだわりと信念から見えてきた、この春もっと“似合う”服に出合うコツを3つのポイントにまとめました。

【ポイント1】骨格診断だけじゃない! 春服は顔立ちやムードを生かす選び方が大事

黄色いブラウスを着た佐藤栞里
シャツ¥36300/デミルクス ビームス 新宿(エンリカ) パンツ¥33660/シップス 有楽町店(タナカ)

スタイリスト 大平典子さん

スタイリスト大平典子さん
自分の「雰囲気」を知ることが似合う服を見つけるスタート地点
スタイリングをする時、まず真っ先に思い描くのが着る人の「雰囲気」。体型もそうですが、キャラクター、その人が持っているテイストなどが混じりあった全体のイメージを把握してから、甘さ、辛さの足し引きやハズしを加えていく。その過程で「似合うもの」が見えてくるんです。自分の雰囲気って、意外と自分ではわかりにくいのですが、まずはそこを知ることが大事です。

スタイリスト 石上美津江さん

スタイリストの石上美津江さん
着る人の空気感を大事にしながらスタイリングしています
モデルの私服からスタイリングのイメージを膨らませることがよくあります。好きなものや個性がわかるし、何より彼女たちは誰よりもたくさん服を着てきたから、自然と似合うものを選んでる。その空気感は大事にしていきたいなと思ってます。読者世代なら、少しくらい失敗してもいろいろな服に挑戦して、似合う服を見つけていってほしいです。
実はモアモデルも“似合わせ”のプロ!

鈴木友菜

モアモデルの鈴木友菜
撮影/川原崎宣喜(2022年MORE2月号)

スカートスタイルも辛口ブルゾンと合わせるのが定番です

自分に似合うベストな甘辛バランスを常に意識しています
もともと、顔が甘いほうなので、可愛い系にいきすぎないように辛めのものや、カジュアルなものをミックスするのがマイルール。10代はカジュアル一辺倒だった時もあったけど、今の自分にはこの甘辛スタイルがいちばんしっくりくるんです。

土屋巴瑞季

モアモデルの土屋巴瑞季
上はピタ、下はゆるめのメリハリシルエットも大好きなバランス♡

居心地よくいられるシンプル服がいちばん自分らしいと思ってます
背も高いし、顔立ちもはっきりしているので目立ちすぎて居心地悪く感じてしまうような派手色や柄は基本着ません。モデルという仕事柄、いろいろな服を着させてもらう中でシンプルで定番色の服がいちばん、自分に似合うと気づきました。

【ポイント2】“似合う”に思い込みは厳禁!「旬の服」には魔法の似合わせ力がある

ピンクのサテンスカートをはいた佐藤栞里
スカート¥10890/ReNorm ピアス¥24200/SAI Tシャツ¥6930/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト)

ライター 道端舞子さん

ライター道端舞子さん
頑張らなくてもラクして似合うトレンド服は上手に使うべき
着る人を選ぶ服がある一方で、誰にでも似合う服、というのも確実にあります。ちょっと前にはやったプリーツスカートや抜き衿シャツ、今季なら断然マーメイドスカート。どれも体がすっきりきれいに見えることが共通点のトレンド服です。今っぽさも細見えもいいとこ取りできる旬の服はぜひ見逃さないで取り入れて。

スタイリスト 門馬ちひろさん

スタイリストの門馬ちひろさん
似合わないと決めつけず、新しいものもまずは試して
こういう服は自分に似合わない、と決めつけていつも同じようなものばかり選んでしまう人がいますが、それってすごくもったいないと思うんです。特にはやってる服ってどんな人も着やすいうえに素材やデザインもどんどん進化しているから、きっと似合う一枚があるはず。新しいものを試す好奇心と柔軟さは似合う服を見つける近道です。

【ポイント3】アイテムごとの絶対はずせないワンポイントを知る

白Tシャツにジャケットを重ねたコーデの佐藤栞里
ジャケット¥69300/ホワイトオフィス(クチュール ド アダム) Tシャツ¥6930/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) パンツ¥33660/シップス 有楽町店(タナカ) ピアス¥24200/SAI

『BEAMS SALON』/『JOIÉVE』ディレクター 三條場夏海さん

ビームスサロンディレクターの三條場さん
自分だけの似合うコツがわかるとおしゃれの幅もぐんと広がる
私の場合、自分に似合う服のポイントってある程度決まっているんです。たとえばデニムなら、腰まわりのフィット感。ここがピタッとしていれば、スキニーでもワイドでもちゃんときれいにはけます。何回も試着をして、周りの人の意見を聞いて、感覚的にデータを集めていくうちに、自分だけの似合うコツが見えてくるんです。

ライター 鈴木絵美さん

ライターの鈴木絵美さん
漠然と選ぶより、アイテムによって選ぶポイントを絞ると効果的
あれこれ考えて迷ってしまった時は、どこか1カ所だけポイントを絞って選ぶというのもアリ。たとえばジャケットなら肩、Tシャツなら首のあき感とか。全体的な印象や自己流のルールで漠然と選ぶより簡単に似合う服に出合えるはずです。


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撮影/芦澤 周(S-14) ヘア&メイク/河嶋 希(io) モデル/佐藤栞里 スタイリスト/石上美津江 企画・原文/内海七恵(MORE) ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。