【牡牛座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<12/13~12/26> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「いのちの感触」

 一年で最も太陽の力が弱まる時期である冬至を過ぎた最初の満月は12月30日に、しかも月の力が最も強まるかに座で迎えていきます。 

この満月のキーワードは、「ふれる」。あるいは、“知ること”をめぐる繊細な探求と、いのちあるものを理解することにおける半永久的なつかみどころのなさ。 

「琴線にふれる」という言葉が、心の奥に秘められた感じやすい心情を刺激し感動や共鳴を与えることを言うように、「ふれる」という体験はただちに相互的な関わりのきっかけとなり、個人という枠を超えて溢れだし、包み込むいのちの感覚につながっていくところがあります。 

しかし、これが「さわる」という言葉になった途端、人間的なあたたかみは消え失せて、ただモノとして確かめたり、操作したりといった一方的な関わりが思い起こされるはず。 

かつては日本では元日の朝に、一番に汲み取った「若返る水」を供えて神棚に供える風習があり、これは月に関連する最も古い伝承に基づくものでした。 

月というのは、本来私たちの中のもっともデリケートな部分であり、いつだって懐かしく心そそられる、生命の根源としてそこにあります。おおみそかの前日、年内最後の満月にはぜひとも自分自身や身近な人のやわらかな部分とふれあうような感覚を思い出し、新しい年に備えてみるといいでしょう。 

牡牛座(おうし座)

今期のおうし座のキーワードは、「クォリティー」。

牡牛座のイラスト
数々のシェイクスピア劇を演出してきた演劇界の生きる伝説ピーター・ブルックが、本物の舞台を生みだすため、長年にわたる実験と実践を重ねて作りあげた取り組みに「タイトロープ」というものがあります。 
 
世界中の役者たちが参加するこのワークショップを、五台の隠しカメラを使ってブルックの息子のサイモン・ブルックが2週間にわたり密着取材したドキュメンタリー『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』におさめられたブルックの言動から、まさにいま天王星(変革)と土星(試練)という緊張感のある二星のあいだで“綱渡り”をしているようなおうし座の後押しになるような言葉を引用してみましょう。 
 
理論は役立つし良い本もある。学校にもある程度長所がある。しかし演劇の本物の行為というものは、人の心に触れ、痕跡を残すこと。クォリティーと呼べるものまで、昇華された演劇は、より骨太で、より品格のあるものであり、演劇そのものに生命が息吹き人生が描かれるようになる。役者や演出家がたどる道筋を照らし教え導いてくれる。それこそがまさに深淵の上層に横たわる果てしない“綱渡り”なのだが、いつも人はその深淵にあまりにたやすく落ちてしまう。」 
 
この「クォリティー」というものについて、ブルックは別の箇所で次のようにも語っています。 
 
「手と身体と目が繋がっていると、感じられる瞬間がある。そのことを頭で考え集中しようとすると、クオリティは消え足が震えだす。でも演技のクオリティについて、頭で考えずに、自然に自由でいられるなら、動きに意味が与えられ、意識と呼応する。」 
 
つまり、何かを知識として学んだとしても、いつまでも頭で考えるばかりで、それが身体の動きや視線の置き方などに落とし込まれ、きちんと意味のある動きと連動していくのでなければ、誰かの心を動かし、痕跡を残すようなクオリティを発揮することはないということ。 
 
今期のおうし座もまた、そんな風に「何かに動かされる」ようにして、自らの足の運びや、視線の投げ方、指の動きのひとつひとつが繋がったところに、自分を超えた何かが生まれる瞬間を感じ取っていきたいところです。 


参考:『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古パンフレット』(ピクチャーズデプト)
<プロフィール>
應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。

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