【双子座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<4/4~4/17> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「いい風吹かそう」 

4月4日に二十四節気も「清明」に移り、すべてのいのちがいきいきと輝きだす季節となっていきますが、そんな中4月12日にはおひつじ座22度(数え度数で23度)で新月を迎えていきます。 

今回のテーマは「風になる」。つまり、もはや東から吹いて草花や木々を芽吹かせていく春の風を感じ取るだけでなく、自分自身が「創造的な風のエネルギー」そのものとなって何かを始めたり、新しい動きをしていくなかで、見てくれている人々を感化していくこと。 

ちょうど、はるか南の国で冬を越したツバメが、故郷である日本へ戻ってくる時期でもありますが、昔から人びとは「ツバメが巣をつくった家は栄える」として、その帰還を歓迎してきました。 

すばやく空中を横切り、背をひるがえして方向転換する独特の動きや、大きな口をあけてエサを待つヒナたちにつがいで協力し合いながら子育てをする姿に、日本人は「清浄明潔」な精神を見出し、積極的にその風を呼び込もうとしてきたのかも知れません。 

その意味で、今期はここにこそ“いい風=創造的なエネルギー”を吹かせていきたいと願うような相手や人びと、場所、業界などをどれだけ具体的にイメージしていけるかが大事になってくるように思います。 

双子座(ふたご座)

今期のふたご座のキーワードは、「ホモ・パティエンス(病むひと)」。

ふたご座のイラスト
「べてるの家」をご存知でしょうか。1984年に北海道の水産の街である浦河の街はずれの教会に開設された、統合失調症や双極性障害などの精神疾患体験者、アルコール依存症などの人たちが共に暮らすグループホームであり、共同作業所です。 
 
創設者のひとりである向谷地生良(むかいやちいくよし)さんは自らについて、社会復帰を促さないソーシャルワーカーをめざしてきたと語ります。どうして「治さない」のだろうか。取材した哲学者の鷲田清一さんは次のようにまとめています。 
 
「苦労」という言葉を向谷地さんはよく口にする。苦労は生きているひとみんなにある。「治る」というのは生きていくうえでの別の苦労に戻ることでしかない。「だから病気を治すとか克服するということではなくて、人間には生きていくうえでいろんな苦労があるよね。どの苦労を選ぶ?そのセンスを重視するのです。「どんな苦労を選びたい?」と問いかけるのです。苦労を避けて通るとか回避したりするのではなくて、どっちにコロんだって人間苦労だよね、って」と、向谷地さんはいう。」 
 
一方で、やはりべてるの家の活動に参画してきた自称「治せない医者」の川村敏明さんはこう語っています。 
 
分裂症の症状、たとえば幻聴の症状をとることに生涯をついやすよりも、いまのように自分に幻聴があるんだということをみんなの前でおおらかに話せる社会を作るほうがいい。病気があっても損しない社会ですよ。(中略)いいではないですか、再発したって。ぼくはいつも言いますよ、もう二、三回入院しないといけないとか、予定どおり再発するよねとかね。病気に対しても構えがおおらかであるということ自体がとてもたいせつなんです。」 
 
直接口には出さなくても、治療者や支援者の側の「病気はよくないもの」という態度自体が、病んでしまった人たちの生きづらさを余計に生み出す。無理に病気をなくそうとするのではなく、「ひとがそれぞれに抱え込んでいる生きづらさをいっしょに担うこと、いっしょに考えること」こそが大切なのだということを、二人は痛いほど分かっているのでしょう。 
 
今期のふたご座もまた、そんな「ホモ・パティエンス(病むひと)」としての人間の本質についてそっと寄り添い、語りかけるところから、「いい風が吹いている」という状態について考え動いてみるといいかも知れません。 


参考:鷲田清一『<弱さ>の力』(講談社学術文庫) 
<プロフィール>
應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。

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