就活のリアルがみえる?【「何者」朝井リョウ著】

私の本棚からお気に入りの本を紹介します!
今回は就職活動に役にたつリアルな大学生が描かれている小説です。この本と出会ったきっかけから、お話しします。
この本は大学院の授業で大学生のリアルな話し方を研究したいと思い、教授に相談したところこの本を熟読するように!と勧められました。本当にリアルすぎて友人の話を聞いているような作品で、そわそわします。←読めばこの気持ちは絶対にわかるはずです笑

今回も詳しい内容やネタバレをせずに魅力をご紹介します★彡

この小説を読んで感じたこと

就活とSNS、大学生の日常を垣間見ながら、最初は爽やかな青春モノかと穏やかな気持ちで読み進めました。後半はほんの少し裏切られたような、刺されたような罪悪感…。
就活では短時間で自分を売り込み、SNSでは心の声を世界中に曝け出します。どちらも日常の自分とは乖離していて、もう自分が何者なのかも分からなくなってくる。等身大に生きていくにはどうしたらいいんだろう。と深く考えるきっかけとなるようなリアル感。
そして、出版から10年以上経っていますが、今の就活の現状はどのように変化しているのか、どういう就活を自分は望んでいるんだろうかと大学生の時に読むとまた感じることが違うと思います。逆に、就活を終えて社会人として毎日働いてる方が見ても、数年前にこんなことしたな〜と懐かしむこともできると思います。

読んだ人にしかわらかない、就活のリアルを是非この作品を通して感じ取ってみてくださいね💚(私自身、就活中に読んでも病んでしまうようなことにはならなそうだと思ったので、大学生や現在就活中の人にもおすすめします!!)

【私の本棚からお気に入りの一冊をご紹介】の画像_1

本を読みはじめてから様々な感情や情景をより強く感じられるようになった気がします。
これからも私の本棚をご紹介しながら、おすすめの本屋さんやbook cafeなどもご紹介していきますね★彡

素敵な読書ライフを楽しんでください📚