【芥川賞受賞の衝撃作!】「破局」と“ハム色”ワンピース
みなさん、こんばんは!
MOREインフルエンサーズの乾ひかりです。
今日は遠野遥さんの「破局」を紹介させていただきます*
2020年の芥川賞受賞作です!
MOREインフルエンサーズの乾ひかりです。
今日は遠野遥さんの「破局」を紹介させていただきます*
2020年の芥川賞受賞作です!
「破局」のあらすじ
公務員を目指す大学4年生の陽介。同級生の麻衣子と付き合っていたが、別れることに。その後、3学年下の灯と交際を始める。しかし、灯を思う気持ちが残酷な結果を招く。
「破局」を読んだ今日のコーデ
物語のなかで麻衣子が着ていた“ハムのような色”のワンピースを再現してみました!
ボリュームスリーブミニワンピース/Lily Brown 11440円
「破局」を読んだ感想
了承を得た上での行為は問題なく、そうでなければ犯罪。これらに何の違いがあるのだろうという問い。
理由は分からないけれど、陽介が灯を想って流した涙。
論理的な陽介の思考によって展開されるからこそ、数々の「答えの出ない疑問」に共感できました。
ある日、全ての人の幸せを願った陽介と、日々テレビで報道される犯罪者たちには、さほど差はないのではないか。
私たち人間はそれぞれまったく違う考え方を持ち、同じ景色をまったくの別物として捉える。しかしその間に境界線はないのではないかなど、とても考えさせられる物語でした。
理由は分からないけれど、陽介が灯を想って流した涙。
論理的な陽介の思考によって展開されるからこそ、数々の「答えの出ない疑問」に共感できました。
ある日、全ての人の幸せを願った陽介と、日々テレビで報道される犯罪者たちには、さほど差はないのではないか。
私たち人間はそれぞれまったく違う考え方を持ち、同じ景色をまったくの別物として捉える。しかしその間に境界線はないのではないかなど、とても考えさせられる物語でした。
「破局」を読んだ人と語らいたい!
個人的にもっとも気持ちが昂ったシーンで、どうなるんだ、どうなるんだと読み進めていくと結末は明かされておらず、読了後はなぜ!? という気持ちに。
だけど今、結果的にその情景がもっとも色濃く残っていて、これこそが「破局」の一番のメッセージだったのでは? なんて考えに至りました。
その他にも、このシーンについてはこう思ったけど、他の人はどう感じているのだろう……? と気になるところが多く、読んだ人と語り合いたくなること必至です!
だけど今、結果的にその情景がもっとも色濃く残っていて、これこそが「破局」の一番のメッセージだったのでは? なんて考えに至りました。
その他にも、このシーンについてはこう思ったけど、他の人はどう感じているのだろう……? と気になるところが多く、読んだ人と語り合いたくなること必至です!