阿佐ヶ谷姉妹のエッセイで心に布団を
こんにちは。
先日、久しぶりに読書をしました。
選んだ本は
『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』
この本の感想を一言で言うと、
そうですね
ぬくぬくとした温かな布団に潜り込み、
朝からずっと履いていた靴下をぽいぽいと
脱ぎ捨てたあの解放感と安心感に似ています
といったところでしょうか。
よくあるようでどこにもない
似ているようで正反対
穏やかだけれど破天荒
そんなお二人の、
まったくもって
奇妙奇天烈な二人暮らしに
お邪魔することができます。
不思議なことに
このエッセイをぱらぱらとめくっていると
二人だけの空間であるはずの六条一間に
突如自分の席が設けられていて
「どうもどうもこんにちは、すみませんね」
と少し照れくさい気分で鎮座して談話していたり
えりさんとみほこさんの
二人だけの“あちゃー”な秘密を覗き見して、
「ごめんなさーい!」とそそくさと部屋を後にしたりと
一冊の本の中で、
お二人と“掛け合い”を楽しんでいる自分がいます。
読み終わる頃にはもう
“似ている”が最大の特徴であるようなお二人の
“似ていない”にすっかり魅了され
文章を読んだだけで
今回はえりこさんが書いているのか
はたまたみほさんが書いているのか
誰でもすぐに
頭に浮かべることができるようになっているはずです。
あ〜
ぬくぬく