5カ月先まで予約がいっぱい！代々木上原の隠れ家レストラン【セララバアド】の世界観に惚れる創造感あふれるディナー

念願の『Celarabird(セララバアド)』の世界へ

去年の11月から行きたいと話していた代々木上原にある隠れ家レストラン、その名もセララバアド。電話しても予約でいっぱい、いつも予約が取れず…もう行くのを半分あきらめているときでした。奇跡的に！！！！行くことができましたので、しっかりレポさせていただきます。

ひっそりと佇む『隠れ家』

代々木上原から少し歩いた住宅街に佇む１軒のレストランがここにひっそりと現れます。

緑あふれる外観に中はコンクリートの壁に木のぬくもりを感じる家具が並べられ、カフェのようなお洒落で暖かみのあるお店です。

ディナースタートをより楽しむために・・

コースディナーのスタートは19時からですが、コースの前に気分が盛り上がるおつまみが登場します！

切り株の上に盛り付けてあるのは、『味噌漬けした鴨の生ハム』『うどのピクルス』『プチパン（中にオリーブオイルが入っています）』の３種。鴨の生ハムは臭みもなく、柔らかく甘みもありました。スパークリングと一緒に飲みながら・・・ディナー前を堪能しながら会話も弾みます。

Dinner START！！！！

19時になったら…いよいよ、橋本シェフが作る«最高の物語»がスタートします

ドリンクはアルコールかノンアルコールのペアリングを♪

アルコールとノンアルコールの２パターンから好みの方を選びます。それぞれ料理に合わせたドリンクが出てくるのでお料理だけでなく、飲み物も楽しめるんですよ～!!!２人以上で行くならどちらの種類も頼むのがオススメです。

一口でパクッと広がる世界観たち

コースのスタートは・・・右上のしずくのようなカタチのお料理から。このお料理は中にポップコーンの粉、外はキャラメルコーティングされていて一口でぱくっといただくもの。しずくの上をそぉ～っと持つだけで溶けていくような柔らかくて繊細なものをお口の中に入れた瞬間。ポップコーンの味が広がるとともに楽しいディナータイムのスタートです！！！左下のは【朝露】というもので、大きな蓮の葉の中にぜんまい、それを囲むように梅昆布茶のゼリーが丸～くちょこんとあります。蓮の葉を持ってこの雫をすするようにいただきます。

あの小さいころの思い出を懐かしがってみる

自家製パンとともにいただのは・・見た目は華やか‼でもどこか懐かしいこの感じ。。そう、「小さい頃にお花の密を吸ったことはありますか？」こちらにあるのはナスタチュウムの花です。お花の密を吸うと自然の甘さと懐かしさを感じます。真ん中にあるのは小さいトマトにソルト。右側はトマトのゼリーです。トマトなのに透明！トマトの味をクリアに抽出しているんですよ～‼このゼリーの上にお塩をのせても良いし、お花の花びらを散らして食べるのも◎ 色んな楽しみ方があり、食べることを存分に楽しませてくれます。

草原の香りに自然を感じながら

～夏の高原～ヤギのミルクを使ったチーズ。レモングラスやラベンダーの香りをかぎながら‥夏が近づくあの懐かしいような草原を思わせるような自然を感じられます。

この発想は初めて!!!「まるで冒険している気分に」

～渚～え？«こんなボックスに飾られたお料理みたことない！！！≫ お皿ではなく、ガラスの箱に瓶が入ったお料理が出てきました。箱の上にはムール貝のクリーム煮に白く流れる波のようなデザインは蛤のエキスが詰まったソース。これを食べ終えたら、そっとふたを開けて瓶を取り出します。この瓶の中に入った紙にメニュー表が入っているんです。これには衝撃すぎてびっくりしました！初めて見るパフォーマンスにココロもお腹も満たされますね。

海の香りを感じながら

渚のあとは深い海、【深海】へ。イカスミのスープです。お口の中でプチっとはじけて溶け合うイカ墨風味がまた落ち着く味で、イカも柔らかくて美味しいんです。下のお料理は【穴子・雑穀・クレソン】コーンと雑穀を一緒に炊き込んでいて、穴子の揚げ物が上にのっています。緑のソースはクレソン、茶色は黒酢でした。私は全体のお料理の中でこちらが一番好みで、シンプルなのにしっかりした歯ごたえを感じられ、穴子のぷりっとした食感。とうもろこしの新鮮な噛みごたえ、それぞれに魅力を感じました。

ぎゅぎゅっと真空された贅沢〝燻製料理”！

こちらは【鮎の燻製】です。燻製された鮎は瓶の中に密閉されており、蓋を開けると瞬間密閉した燻製の香りがふわぁ～と香ります。お隣は鮎を揚げた煎餅とみょうが。シンプルな味ですが、新鮮なお魚じゃないと美味しさが分からないと実感した瞬間でした。

贅沢な短角牛はやわらかい！

メインは【短角牛】です。部位は２種類でした、柔らかみのあるお肉と歯ごたえのある噛むほど旨味がある味でした。（部位はももとどこかだったような...?）添え付けはごぼうの素揚げとそらまめにしょうゆの粉がかかったもの。お肉に合わせながらいただきました。

お口直しに・・・

【ピニャコラーダ】です。橋本シェフがその場でパインを絞って瞬間冷凍して作ってくださったデザート第一弾！！！フルーツの甘さがさっぱりしてとっても美味しかったです。

夏の夕日を感じながら

黄桃は夕日をイメージされていて、この魔法の粉をかけて混ぜると色が変わる！という仕組みです。自分の手で加えて、お料理が変化するってとっても楽しいですよね。

カーニバルの世界に入った「季節の小菓子」がここに。

可愛い缶が登場！！！まさに【カーニバル】ですね。メリーゴーランドをイメージされた缶の中にはよもぎのマカロン、コーンやトマトの小菓子が入っていました。お腹いっぱいなのにぱくっぱくっとお口の中に入っていきます。コーヒー飲んで最後のデザートを待ちます。

夏らしさを感じる「線香花火」でしっとりまとめあげる

最後は【線香花火】が登場してこちらのコースが終了となります。え？これ食べれるの？？と思ったら１つは本物。もう１つはお口に入れたらパチパチとなるまさに花火のようでした。本物の線香花火は後日、お家に帰ってゆっくり楽しませていただきました。

5か月先まで予約がいっぱい・・・

１つ１つが小さく、それぞれに物語が入り込む。まさにエンターテイメントのようなコース料理をこの数時間で存分に楽しむことができました。お料理は実際に橋本シェフが毎回手を加えて作ってくださっているので、本当に手を抜かない・・・愛のこもったお料理でした。橋本シェフのつくるすべてが«お洒落で新しい！≫魅力あるお料理たちでした。