誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「ホワイトデーにマシュマロを贈るイメージがあるのはなぜ?」。ホワイトデーといえばバレンタインデーにもらったチョコレートへのお返しをする日ですが、なんとなく“ホワイトデー=マシュマロ” のイメージがありませんか? そもそも、なんでホワイトデーという名前なの? 調査結果を報告します!

ふわふわのマシュマロはやさしさの表れ!?

Q.ホワイトデーにマシュマロのイメージがあるのはなぜ?

A.もともとマシュマロデーだったんです
昭和53年当時、『石村萬盛堂』が「レインボーマシュマロ」というカラフルでいろんな味のマシュマロを販売していました。もっとマシュマロが売れないかな、と思っていた矢先に、「バレンタインデーのお返しがほしい、せめてマシュマロでも」 という雑誌のコピーを当時の社長・石村僐悟が見つけ、「マシュマロデー」として展開をスタートしました。

1980年代に入ると、百貨店から「マシュマロだけでなくもっと幅広く“お返しの日”として展開できないか?」という提案が。そこで、マシュマロの“白”のイメージから「ホワイトデー」へと名称を変更し、規模が拡大していきました。

マシュマロデースタートから2、3年目に、当時の社長・石村僐悟が「バレンタインデーに君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」というコンセプトを考え、マシュマロにチョコを入れた「チョコマシュマロ」をホワイトデーに売り出しました。それが今も定番商品として人気を誇っています。

石村萬盛堂のいちごマシュマロ

ましゅまろ いちご 6個入 ¥540/石村萬盛堂

苺のフリーズドライを練りこんだマシュマロでチョコクリームを包みました。空気を抱き込みながら丁寧につくるマシュマロ生地は、生地のきめ細やかさと弾力が特徴です。

教えてくれたのは……石村萬盛堂

明治38年12月25日創業。無邪気な喜びにあふれる博多の風景をお菓子を通して伝え続けたい想いで、銘菓「鶴乃子」や「祝うてサンド」などの菓子をつくっています。本店は、博多祇園山笠のゴール地点である「廻り止(まわりどめ)」の横に位置し、毎年7月15日にはたくさんの人で賑わい、博多を象徴する場所の一つになっています。この博多の風景を心のよりどころとして、日々お菓子づくりに励んでいます。

■『石村萬盛堂』公式サイト
https://www.ishimura.co.jp/

■『石村萬盛堂』公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ishimuramanseido/

■問い合わせ℡:0120-222-541(9:00~17:30 日祝定休)

ライター
堀越 美香子

MORE WEB立ち上げからライターとして活動。主にファッション記事を担当。プチプラファッションと100円ショップと靴下をこよなく愛する。身長170cmでもつんつるてんにならないブランドや着こなしを日々模索中。

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