【韓国・聖水(ソンス)】ミシュラン出身シェフが運営するベーカリーカフェ『Mils』【韓国カルチャー通信 #316】
アンニョンハセヨ! 韓流や韓国ビューティをメインにライター、取材コーディネーターをしている私YUKIが、注目の韓国情報をお届けしていきます。
今回は、ミシュラン3つ星レストランで修業を積んだシェフが運営するベーカリーカフェ『Mils』(ミルス)をご紹介します。
『Mils』(ミルス)
「聖水」と「ソウルの森」の中間あたり、ポップアップで賑わうメイン通りから少し離れた静かな住宅街に、2023年12月にオープン。このお店は、ミシュラン3つ星レストラン『MOSU』(モス)出身のチョン・ヨンフンシェフが運営しています。
『MOSU』は、オーナーシェフであるアン・ソンジェシェフがNetflixシリーズ『白と黒のスプーン 〜料理階級戦争〜』(2024)に審査員として出演し、2024年時点で韓国唯一の3つ星を獲得したレストランとして大きな話題に。『Mils』を筆頭に、『MOSU』で修業を積んだシェフたちのお店も、軒並みホットスポットとなりました。
チョン・ヨンフンシェフは、デンマークのミシュラン星付きレストラン『108』でも修業をした経験があり、ベーカリーパートを担当していたそう。店名は、その経験を活かして食で幸せを伝えたいという思いを込めて、英語で製粉所を意味する「mill」から名付けられました。
スタッフもスペシャリストばかり!
米・サンフランシスコ発祥でソウルにも店舗がある『タルティーンベーカリー&カフェ』出身のパン職人、肉加工品専門店『セスクメンスル』出身のシャルキュトリ専門家に加え、ドリンクメニューは人気カフェ『oats coffee』出身者が担当するなど、各分野のスペシャリストがスタッフとして集結。
王道のオープンサンドから、創造性に富んだユニークな惣菜パンまで、何度も通って全種類食べたくなる魅力があります。
パンは約5.000KRW~
いろいろな味を食べたい! ということで、友人と2個ずつオーダーしてシェア。
左上のパンは、タレにつけた豚から揚げを挟んだロングヒット商品「Fried pork bun」(7,000KRW)と、ナポリタンを挟んだ「Napolitan bun」(5,000KRW)。日本には焼きそばパンがありますが、韓国でこうしたパンは珍しいかも。人気が出るのも納得です。
看板メニューは「Banh mils bun」
写真右、6,500KRW
「Banh mils bun」は、ベトナムのサンドイッチであるバインミーからインスピレーションを受け、自家製のサワードウブレッドにソーセージを合わせて『Mils』式に再解釈した一品。人気TOP3に入る看板メニューです。
プリッとした食感とジューシーな肉汁が食欲をそそるソーセージは、毎日お店で炭火で焼いているのだそう。下にはパクチー、ニンジンと大根のピクルスが敷かれていて、爽やかな風味とソーセージがもたらす満足感を楽しむことができます。
各分野の実力派たちのケミが光るパンを、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
【INFO】
Mils
ソウル特別市城東区トゥッソム路4キル21
10:30~19:00
無休
水仁・盆唐線「ソウルの森駅」から徒歩12分
※2025年5月18日時点の情報です。
韓国系ライター。K-POPアイドル、俳優にインタビューを行い、現在はソウルと東京を行き来して活動中。美容/コスメ好きで、美容雑誌やWEBマガジンでは韓国美容のコラムを担当。私生活でも3日に1度はポーチに新入りコスメが増える。韓国人ビューティユーチューバーのメイク動画を見るのが癒し。