予算の目安や買い方のコツを知るだけで、チリツモな支出のムダが見えてくる!ファイナンシャルプランナー・溝井さんによるレクチャーで、生活費を今すぐ見直し‼

選択と行動で改善の余地あり! 食費のデトックス

毎月の生活費の中でも大きなウエイトを占める食費。買い方の見直しやサービスの上手な活用で、意外と削れる部分があるからチェックしてみて!
毎月の食費にかける目安

外食、デリバリー、カフェの回数を正しく把握

「1カ月の外食、デリバリー、カフェで使っている金額、利用回数をパッと言えますか? 特に、カフェなどは気軽な価格なので無意識に回数がかさみがち。やみくもに我慢するとストレスになるので、外食で使える予算をあらかじめ設定したり、カフェならタンブラーを持参したりして“意識的に”利用することが大事です。また、予算も月単位ではなく週単位で設定しておくのがベター。帳尻合わせもラクで予算管理がしやすいですよ」

都度買いorまとめ買いするなら作りおきを

「忙しいひとり暮らしのモア世代は、急な外食や予定の変更で自炊ができなくなることも。そのため、まとめ買いして食材をムダにするよりは、フードロスを生まないためにも『都度買い』が比較的おすすめです。その際も、外食同様、週単位で予算を設定しておくと買いすぎを防げます。もし、まとめ買いをするなら作りおきまでしておくとロスを防げます。冷凍でも保存期間が長めなキャロットラペや、電子レンジで加熱するだけのレンコンの甘辛煮、小腹がすいた時にもいいピクルスなどをストックしておいてはいかがでしょうか」
キッチンで料理をする女性

食材選びは「地産地消」を意識

「自炊する時、スーパーなどでの食材選びのコツは、『旬の素材』や『地産地消』のものを選ぶこと。メニューを決める際にこのふたつのコツを生かした料理を選べば、流通が豊富で価格が安い&新鮮で栄養価が高い食事がとれるので一石二鳥! 家計にも体にもいいことずくめです」

食品宅配サービスを活用

「働くモア世代は、平日は特に忙しくてスーパーへの買い出しや自炊の時間が取れない人もいるでしょう。近年、注目が高まっている食品宅配サービスは、そんな買物に行く手間や料理時間の短縮、さらには買いすぎの防止ができることも含めるとコストパフォーマンスがよく、食費のデトックスに活用することができます。サービスの種類は大きく分けて3つあり、一から調理する『食材タイプ』、下ごしらえはすんでいてあとは調理するだけの『半調理タイプ』、調理が完了していて温めるだけの『完成タイプ』です。自分のライフスタイルに合ったタイプを選択すれば、無理なく自炊を続けられます。まずは、気になる会社のお試しセットを注文してみて、続けられるか精査して本契約を」

食品宅配サービス

食材を厳選するなら!『Oisix』

食品宅配サービス『Oisix』 のロゴ
有機栽培の農産物や添加物をできるだけ使わない加工食品など、安心安全な食材が届く。管理栄養士が監修し、必要量の食材とレシピがセットになったミールキット『Kit Oisix』が人気。

時短を狙うなら!『ヨシケイ』

食品宅配サービス『ヨシケイ』のロゴ
管理栄養士監修のミールキットを提供。調理時間10分で完成するコースや、旬の食材を生かしたコース、1食約350円の冷凍弁当など、あらゆるライフスタイルに対応した商品が豊富にそろう。

ダイエット中なら!『ナッシュ』

食品宅配サービス『ナッシュ』のロゴ
糖質90%オフの食事とスイーツをライフスタイルに合わせて、必要な個数だけ届けてくれる。管理栄養士と一流シェフ監修のレシピで調理。届いた商品は、電子レンジで温めて食べるだけという手軽さが◎。
溝井英子さん

教えてくれたのは

ファイナンシャルプランナー 溝井英子さん

アメリカの大学卒業後、外資系金融や大手求人広告会社を経て現職に。顧客のライフスタイルに寄り添ったマネープランの提案で、幅広い世代から支持を受けている。

取材・原文/海渡理恵 構成・企画/高戸映里奈 渡辺真衣(2人ともMORE) ※情報は2020年12月時点のものです。紹介している制度やサービス、特典、キャンペーンなどは予告なく変更・中止となる場合があります。