プロのカメラマン直伝 スマホのノーマルカメラで最高の一枚を撮る方法

いつも持ち歩いているiPhoneで、素敵な写真を撮りたい! 今回は一般の方を対象に写真講座を開講しているプロのカメラマンさんにiPhoneを使った簡単撮影テクを教えてもらいました!

教えてくれたのは……

カメラマン
神戸健太郎さん

女性誌を中心に活躍中。一般の方向けに、結婚式の前撮り、家族写真、プロフィール写真撮影、個人や企業向け写真講習なども行う。お問い合わせはInstagramのDMから。

インスタグラマーみたいにおしゃれな小物の撮り方

BEFORE

スマホの撮り方 before アクセサリーの写真

背景の分量が多すぎて、何を撮っているか伝わらない……

AFTER

スマホの撮り方 after アクセサリーの写真

iPhoneのカメラは通常時でも広角の仕様。そのまま撮影すると、写る範囲がかなり広く、被写体が小さく見えてしまいます。そのため、1.3〜2倍程度までズームをし、寄ってから撮れば、被写体の質感まで伝わる素敵な一枚に!

Point:1 配置は“S”の字をイメージして

アクセサリーの写真OK例

小物を撮る時は、“S”の字を描くように配置するときれいに見えやすい。配置を調整する時は、カメラの位置を動かさずに、画面を見ながら手もとだけを動かすのがコツです。

Point:2 「AE/AFロック」で明るさを固定

アクセサリーの写真OK例

画面を1回タップして、「☀」マークを出す。そこで、自分の好みの明るさに設定し、再度「☀」を長押し。すると、「AE/AFロック」モードになり、スマホを動かしても好みの明るさをキープできる!

※「AE/AFロック」とは明るさとピントを固定するモードのこと

Point:3 ひとつだけ強調したい時はカメラを逆さに

アクセサリーの写真OK例

複数の小物のうち、ひとつだけ目立たせたい場合、スマホを逆さに持って、レンズが被写体に近づくようにしてみて。そのままシャッターを切れば、奥行きが感じられるショットに。

Point:4 暗めで撮ると高級感が出る

アクセサリーの写真OK例

小物は明るさ次第で写真の雰囲気が変わる。置く場所の色味を気にするのも上手に撮るポイントのひとつ。特にアクセサリーは、暗めだと高級感が強く表現できるので推奨します。

撮影/神戸健太郎 スタイリスト/小林優奈 ※MORE2023年8月号掲載