『無印良品』の超ロングセラーなトラベル名品! 全世界対応型プラグアダプターが超便利!
トラベル用 変換プラグアダプターってどういうアイテム?
このトラベル用 変換プラグアダプターは3つのパーツ(ブロックA・ブロックB・カバー)からなり、ブロックAとB、2つのパーツの組み合わせ方を変えることで、約8タイプあるといわれている全世界のコンセントに対応する超便利ガジェットです。
2008年に発足し、当時販売されていた7000以上の『無印良品』の商品群の中から、移動や旅で活用できるモノを編集したプロジェクト「MUJI to GO」から生まれたアイテムです。機能的に便利なのはもちろん、凹凸が少ないスマートなシルエットと、バッグやスーツケースの中でもかさばらない軽量コンパクトサイズが話題となり、2009年度のグッドデザイン商品に選定されて以降、多くの海外トラベラーに愛用されてきたロングセラーなトラベルギアです。
スマートフォン・タブレット・デジタルカメラ・シェーバー・モバイルバッテリー・モバイルWi-Fiルーターなど、30Wまでの端末の充電が可能(※)。変圧器の機能はありませんが、100~240V対応のACアダプターと併用すれば、ノートPCにも使えます。
※消費電力が大きいものやACアダプターのついていないものには使用できません。特にドライヤーやヘアアイロンは要注意! グローバル対応モデルを選ぶか、変圧器を併用しましょう
【ご注意】この商品は電圧の変換はできません。また、経済産業省の例外承認を受けており、日本国内では使用できません。添付の取扱説明書をよく読んで使いましょう
どこの国で、どうやって使うの?
『無印良品』のトラベル用 変換プラグアダプターは、上から、カバー・ブロックA・ブロックBの3パーツから構成されており、使用する時は分解し、使用する海外現地のコンセント形状に合わせ、単体または合体させて使います。
ブロックA・Bともに、お尻にあたる部分が日本のプラグ形状に対応したプラグ受けになっているので、日本から持っていく電化製品のプラグはこちらにさしてください。
海外現地で使いたいコンセントの形状に合わせて、ブロックAまたはBの差し込みプラグを現地仕様にアレンジし、コンセント(プラグ受け口)に差して使います。ブロックAまたはBを介して、自分の持つガジェットに電力をゲットするイメージです。
では続けて、コンセント形状別に、主な国や使い方を説明します。なお、このトラベル用 変換プラグアダプターが使える国(州)・コンセント別早見表・使用方法については、『無印良品』公式ネットストアに取扱説明書のPDFが掲載されており、とてもわかりやすいので、ぜひ併せてご覧ください。
B・C・SEタイプ→ブロックA
丸ピン形状が特徴のB・C・SEタイプは、ヨーロッパ各国・韓国・インドネシアなどでよくみられます。電圧が日本より高い(120V~220V)場合があるため、渡航先によっては変圧器が必要となります。
B・C・SEタイプのコンセントには、ブロックAを単体で使用します。左右の差し込み幅調整ボタンを押し、差し込みピンの間隔を調整しながらコンセントに差し込みます。
画像(↑)は韓国・ソウルのホテルのコンセント(SEタイプ)で使用した例。SEタイプはCよりもピンがやや太いのですが、日本から持っていったマルチタップ(3口)に、ノートPC・iPhone14 Pro・モバイルバッテリーの各アダプターをさし、問題なく充電できました(ただし、コンセント形状や環境によっては電流が安定しない場合もあるそうです。気をつけて使いましょう)。
BF・B3タイプ→ブロックA + ブロックB
BFタイプは、長方形の穴が横に2つ、縦に1つ並んでいるのが特徴。イギリス・シンガポール・香港などで多くみられます。
B3タイプは丸い穴が3つ開いている形状で、中国・モンゴル・インド・アフリカの一部の国などで多くみられます。電圧が220V~240Vと日本より高いため、変圧器が必要です。
BF・B3タイプのコンセントには、ブロックAとBをガシャンと合体させて使用します。
ブロックBは、左右どちら向きでもブロックAと合体できるようになっています。シャッター開放ピン(※)が、角型(↑画像だと上部)と丸型(↑下部)の2種類ついているので、使いたいコンセント口のシャッター開放口の形に合う方がプラグと同じ向きになるよう、BをAの差し込み受け部にスライドさせてセットします。
※BFタイプのコンセントは、安全のため、コンセント内にシャッターがあり、アース穴にピンを差し込まないとシャッターが開かない構造になっています
画像(↑)は、ブロックBのシャッターピンを長方形にセットし、BFタイプのコンセントに使用する場合の形状。2つ並行に並んでいるほうの差し込み口はともに長方形ですが、丸型プラグでも入ります◎。B3タイプの場合は、ブロックBを逆にして丸いシャッターピンが前にくるようセットすればOK。ブロックAの差し込み口調整ボタンを押さないように気をつけて(※)。
※シャッター構造が異なるため、ボタンを押すと差し込めないコンセントがあります
A・O・O2タイプ→ブロックB
Aタイプは、主に日本やアメリカのコンセント形状。
Oタイプは、2本のフラットなピンが“ハ”の字型に並んでいるのが特徴。オーストラリア・ニュージーランド・フィジー・サモア・トンガなどで使用されています。
O2タイプは、Oととてもよく似ていますが、“ハ”の字型ピン穴の上または下に縦長の穴が追加されています。オーストラリアと中国でみられます。電圧が240Vなので、使用する場合は別途変圧器が必要です。
A・O・O2タイプのコンセントには、ブロックBを単体で使用します。差し込みプラグは回転式なので、使用したいコンセント口のプラグ形状に合わせて傾けたり、まっすぐにしたりします。なお、差し込む際は、必ず左右のシャッター開放ピンをパカッと開いてくださいね。
使い方ガイドをプリントした巾着ポーチつき!
『無印良品』のトラベル用 変換プラグアダプターが大ヒットしている理由のひとつに、付属の布製巾着ポーチがあります。なんと、コンセント形状と組み立て方をイラスト化した使い方ガイドがプリントされているんです! 取扱説明書も一緒に収納できますし、万が一なくしてもポーチがあれば使えます。公式ネットストアのレビューでは「ポーチに入れておくことで置き忘れ防止になる」というコメントも。
以上、『無印良品』のロングセラーな旅行必携品・トラベル用 変換プラグアダプターの使い方をご紹介しました。海外旅行や出張の頼れる相棒としてぜひご活用ください。
協力/良品計画 取材・文/沖島麻美
※掲載されている情報は2024年11月時点でのもので、筆者がさまざまな調査をもとに独自に作成したものであり、内容の安全性を保証するものではありません。詳しくはメーカー公式サイトや滞在先の情報をご優先ください
※同一国内でも、エリアや建物・施設など環境によりコンセント(プラグ)形状が異なる場合があります
※ほとんどの国では、日本(100V)以上に高い電圧の電気が使用されています。日本国内用の電気製品をそのまま海外で使用すると、火災や漏電といった事故や故障の原因となる場合があります。グローバル対応製品のご使用や変圧器の併用をおすすめいたします