自分×後輩 コミュニケーション新時代! 使えるキメ技集

後輩への指導は、自分の「先輩力」を上げるチャンス! 仕事の一環だと思って、自分から働きかけるのが大切。非対面でもうまくいくコツをレクチャー!

scene 1 意欲的に業務に臨んでくれません

役割の重要性を伝えてモチベをアップ

「リモートワークではお互いの勤務状況が把握しにくいので、モチベーションに個人差が生じやすいのも事実。意欲的でないと感じる後輩を一方的に責める前に、『○○さんがリモートで進めてくれた仕事が、△△という結果につながっているよ』など後輩の役割の重要性とともに励まして」(ライフスタイリスト・北條久美子さん、以下同)

scene 2 オンライン会議でひと言もしゃべってくれません

質問を投げかけて、発言を促してみて

「その後輩は“発言しない”のではなく、“発言できない理由”があるのかも。やる気がないと決めつける前に『今までの流れを聞いてどう思った?』と話を振ったり、『ここまでで疑問点は?』など理解度を確認してあげるのが◎。ほかにも『○○さんの意見、楽しみにしてるね!』と発言をしやすくすることも有効です」
後輩にオンライン会議で発言を促す方法や、の画像_1

scene 3 スタンプで返信が。なんて指導したらいい?

失敗談を装って、優しくたしなめる

「不快に思った自分の感情は置いておき、あくまで一般論として後輩に伝える方法がおすすめです。『スタンプでの返信は“軽々しい”と思う人もいるかも。せっかく頑張っているのに、印象で損するのはもったいないよ』とフォローをしつつ伝えれば、後輩も改めてくれるはず。また、『私も昔注意されたことがあって……』と、自分の失敗談風に伝えるのもよいでしょう」
後輩にオンライン会議で発言を促す方法や、の画像_2

scene 4 顔が見えないメールや電話で注意するって難しい……

ジャブ&ストレートの二段構えで指導

お互いの表情が見えない中で徹底的に注意されると、後輩は対面時以上にショックを受けることも。1度目は、“叱る”よりも“諭す”イメージで後輩のミスと改善点の要点を指摘しましょう。そのうえで、もしまた同じような失敗を繰り返したら『この前伝えたこと覚えてる?』と不手際を指摘し、改善策を定着させると効果的」
取材・原文/国分美由紀 イラスト/千野工一 構成・企画/高戸映里奈 松本一葉(2人ともMORE)