人材派遣会社に越境転職した砂田理子さんのポートレイト

コロナ禍で転職を考える人が増加中。しかもキャリアチェンジした人は7割以上に!!

ステイホームや商業施設の時短営業など、コロナ禍でのさまざまな状況や体験を経て、働き方や生き方を見つめ直す人が増えています。そして、それをきっかけに、現職とは異なる業種や職種に転職する“キャリアチェンジ”を思い立つ人も多いのだそう。
転職時にキャリアチェンジはしましたか?
調査結果では最近転職した20〜40代女性の7割以上がキャリアチェンジをし、さらにその約半数は“異業種かつ異職種”を選んでいることが判明

出典:リクルートスタッフィング


人材派遣サービスを展開する『リクルートスタッフィング』が2021年9月に行った調査によると、最近転職した20〜40代女性の7割以上がキャリアチェンジをし、さらにその約半数は“異業種かつ異職種”への転職=越境転職をしていることが判明しました。

コロナ禍だからこそ、これまでの生活を見つめ直し、より自分らしい働き方にチェンジしたいと考えるのが、“今どきの転職事情”と言えそうです。

とはいえ、経験のない業種・職種に挑戦するのって不安もありますよね。そこで今回は、先輩の越境転職の体験談を聞いてみました。

越境転職を成功させ、充実した日々を送る『リクルートスタッフィング』の営業職社員・砂田さんにインタビュー。転職活動で重視したことや、今の会社を選んだ決め手、ワークライフバランスについて、裏話までがっつりおうかがいしました!

アパレル販売から人材派遣営業に越境転職

お話をうかがったのは:砂田理子さん

アパレル店員から人材派遣会社に越境転職した砂田理子さん(31歳)

――砂田さんは、2018年3月に『リクルートスタッフィング』に転職されたそうですね。転職前はどのようなお仕事を?

砂田 当時は20代でしたが、日本全国に展開している某アパレルショップで販売員として働いていました。やりがいのある仕事でしたし、お客様と接するのも大好きでしたね。一緒に働くメンバーも素敵な人ばかりで、毎日楽しかったです。

――大好きな仕事をやめて、転職しようと思ったのはなぜ?

砂田 名古屋の店舗に転勤になった時に、ふと自分の人生について考えたのがきっかけです。全国転勤があるのは承知の上だったのですが、実際に住み慣れた場所を離れて、友人や知り合いがまったくいない土地での生活を考えると不安で……。それに、いつかは結婚や出産もしたいと考えていたので、将来的にずっと働くのは難しい気がしたんです。

――それで転職活動を開始したんですね!

砂田 はい。転職活動では、転勤がなく土日休みでメリハリのある働き方ができる職場を探そうと思いました。ただ、初めての転職だったので右も左も分からなくて(汗)。とりあえず、大手就職エージェントに登録してみたんです。そこでいくつか紹介された中にあったのが、今働いている『リクルートスタッフィング』の営業職の仕事でした。

人材派遣会社に越境転職した砂田理子さんのお仕事の様子

――今の職場を選んだ決め手はなんでしたか? 営業職も忙しそうなイメージですが……。

砂田 
私も最初はそう思いました(笑)。しかも異業種からの転職なので、よけいにハードルが高くて。

でも説明会でお話しした人事の方がすごくいい方で、かつ、転職経験もあったので親身に話を聞いてくださり好印象だったんです。

『リクルートスタッフィング』の営業職は、いわゆる「モノを売る営業職」とは違い、“求職者と会社をつなげる仕事”。異業種・異職種から転職する人も多いと聞き、私にもチャレンジできそうだと思いました。それに「3年間の契約社員としての採用だけれど、正社員に挑戦できる制度もあるし、成長できる職場だから3年やり切ったら今後のキャリアにも経験を生かせる」という言葉を聞いて、さらに心ひかれたんです。

もうひとつの決め手は、面接でお話をした営業部のリーダーの方が女性だったこと。育児休暇から復帰される方も多いと聞き、女性が活躍している会社なんだということが伝わってきました。また、話しやすい雰囲気を作ってくださったおかげで素の自分を出せました。

――仕事内容が魅力的なだけでなく、女性が活躍している職場というのもいいですね! 実際に働いてみて、印象はどうですか?

砂田 とにかく職場の人間関係がいいです!  面接で話した時から「いい人が多そう」と感じていたのですが、予感は的中。意外と面接時のカンは当たるんだなと思いました。
社員同士があだ名で呼び合う文化があって、私も「キャリー」と呼ばれているのですが(笑)、年齢や役職に関係なくフラットに声をかけあえる、フレンドリーな雰囲気です。

転職後、ワークライフバランスも整ってきた

人材派遣会社に越境転職した砂田理子さんのお仕事風景_2
――現在はどのような仕事をしていますか?

砂田 『リクルートスタッフィング』に登録している派遣スタッフの方とクライアントである企業をつなぐ仕事です。派遣スタッフの方が派遣先で気持ちよく働けるようにサポートしたり、企業に求人状況や人材課題のヒアリングをしたりして、課題解決につながる人材活用の提案も行っています。

入社当初は、新規営業をしつつ、ベンチャー企業などを数十社担当していました。現在は大手企業を担当し、サポートする派遣スタッフの数は100名以上。

入社して1年後には成果を認めていただき正社員に登用され、スキルアップも実感しています。

――どんな時に“やりがい”を感じますか?

砂田 自分が担当した派遣スタッフの方から、感謝のお手紙をいただいた時は「この仕事を選んで本当によかった!」と感動しました。さらに、派遣先の担当者から「就業中の派遣スタッフの方のおかげでとても助かっている」なんて話を聞くと、感慨もひとしおです。そこから直接雇用につながった時は、自分のことのようにうれしく思います。

――素敵なお仕事ですね(しみじみ)。

営業職女子のリモートワークデーのスケジュールを拝見!

人材派遣会社に越境転職した砂田理子さんの1日のスケジュール
砂田 勤務形態はコアタイムなしのフレックス制なので、自分でスケジュールを組むことができ、オンとオフのメリハリもつけやすいです。

職種柄、打ち合わせは多いですが、オンラインがほとんどなので週の半分くらいは在宅勤務をしています。集中して仕事を終え、その後はごはんを作ったり、ゆったりお風呂に入ったり。最近はおうち筋トレにハマって、ボディメイクに勤しんでいます(笑)。
「リクルートスタッフィング」に転職した砂田さんがお休みの日に作ったケーキ
――土日は休めるんですか?

砂田 しっかり休みが取れるので、新しい趣味にもチャレンジしています!
最近はじめたのはお菓子作り。米粉のガトーショコラやシフォンケーキを焼いて、テレワーク中のおやつにしています♡ スパイスなどを買いそろえ、クラフトコーラを作ったりもしました。

少し前には「いつか両親と一緒にゴルフがしたい」と思い立ち、ゴルフレッスンにも通い始めました。

アパレルで働いていた時は立ち仕事だったので疲れがたまりやすく、休日は寝てばかりだったのですが、今は時間と体力に余裕があるので、アクティブに楽しめています。
――これから先、どんなふうに働いていきたいですか?

砂田 引き続き、求職者と企業をつなげるお手伝いをしていきたいです。自分自身の転職経験も生かして、サポートをしていけたらと思っています。

また今の仕事を通じて「人」に大きく関わる“人事の仕事”にも興味がわいてきたので、社内にある「キャリチャレ」という部署留学のような制度や公募制度などを使って、新しいことにも挑戦したいと考えています。

育休制度も充実しているので、ライフステージが変わっても、長く働けそうだなと思っています。

――異業種・異職種への転職を通じて、より自分らしく働ける職場と出会えたんですね。お話ありがとうございました!
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撮影/千葉タイチ 取材・文/衛藤理絵 企画/西脇素子(MORE)