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記録に残る暑さだった平成最後の夏。恋の季節の解放感に誘われ、いつもと違う自分になって、いつもと違う恋の味に酔いしれた人もいるはず。清々しくピュアな純愛、まさかのワンナイト、イケナイ経験……。忘れられない思い出を胸に秘めているのは、もしかしてこれを読んでいるあなたも?

今回は、たとえ平成最後の夏が終わったとしても忘れられない「とっておきの恋のエピソード」を、モア世代女子に取材しました。濃厚で、ときにゲスくて、今となっては笑える。そんなみんなの体験談をのぞいてみて♡

【短編集】海で、フェスで、ビアガーデンで!? あの夏の日のsweet memoris……♡

【夏だもの。こんなことも ありますよ】
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●海の家で消防士にナンパされ、むきむきのカラダに大興奮。夜、海の家が閉店するまで飲んで、“このまま朝まで一緒にいてもいいかも~”なんて思ったんだけど、ホテルの前でなぜか急に冷静になり、「私、泳がないといけないんで!」と言って逃げた。

――どんな事情があって泳ぐんですか(爆笑)!! 取り残された消防士の姿を想像しただけで切ない……。ちなみに夜の海はキケンなので泳いではいけませんヨ。

●28歳の時。女子2人でプールに行ったとある暑い日。「そろそろ帰ろうか」と帰り支度を始めたタイミングで、同い年の男子にナンパされました。アルコールが入っていた私たちはすでに気分がよく、おまけに夕陽が超きれいに輝いていて、”なんか素敵な出会いかも~❤“と舞い上がりました。男子から最寄りの駅前で飲みなおそうと提案があり、着替えて合流することに。大急ぎで着替えてメイクも整え、集合場所に向かった私たち。でも……。私服に着替えた男子の姿が遠くに見えてきた瞬間、 いっきに酔いが覚めるほどの、悪趣味なファッションセンスが判明して。「ごめんね、どうしても行かなきゃ行けないところができたの」とLINEでお断りし、その場をそそくさと後にしました。水着姿はスーパー素敵だったのにぃーーー!

――プールの上裸マジックが、陸(おか)では解けちゃった、残念!
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●野外フェスで出会った人と意気投合。夜中、誰もいない山の中で"盛り上がった"のはいいものの。素肌を虫に刺されまくり、次の日いろんなところがかゆくて大変だった(苦笑)。

――盛り上がったならよかった♡ ヘビに出くわしたり、やっかいな虫に刺されなくてラッキー!

●付き合いたての彼氏と行った伊豆の花火大会。人があまりにも多くて彼とはぐれてしまい、探しだせぬ間に花火の打ち上げが始まっちゃって……。迷子になっていると、地元のお兄さんが心配して声をかけてくれ、「せっかくだからちゃんと花火を見る?」と穴場に連れて行ってくれました(感動)。一緒に見ながら近所のおいしいお店や、観光スポットも教えてくれて。最後は、「じゃ、彼氏と仲良くな!」って爽やかな笑顔を残し、彼氏の視界に入る前に去っていった……。顔、話し方、行動、何もかもがイケメンすぎて、、、お兄さんの後遺症から抜け出すのが大変すぎました(涙)。

――そのお兄さんは何者なの!!! 少女漫画みたい♡♡♡
【ほんとうに!? 夢じゃないよね!? この現実】
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●夏、普段行かないクラブに行ったら、なんと好きな有名人がお忍びできていて!!! まさかの、運よく、一緒に飲める展開に……。彼の隣に座って乾杯。え? これ夢? 深夜3時、カレはどこかへ去っていったけど、体が触るほど近くで一緒にお酒を飲めて、話せて、幸せでした……(泣)。忘れられない夏の思い出をありがとう。

――たま~にあるらしいですよね、こういう大幸運。うらやまし~♪

●大学時代、ラグビー部のマネージャーをしていました。その当時、他大にかっこいいなと憧れていた先輩選手がいたんですが、なんと飲み会で4年ぶりに再会! こんなチャンス二度とこないと自分を奮い立たせ、持てる限りの色気を全開にして接近。まんまとお持ち帰りされ(笑)、夢のようなワンナイトになると思ったんですが、なんとまさかの、その先輩が今は旦那です♡

―― 憧れ男子とゴールイン、おめでとうございます。そのがんばり、見習いたい~!
【墓場まで もってかないと 大変です】
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●会社の何人かでビアガーデンに行った帰り、送り狼にあいました。そのカレは上司で、ひとまわりも歳の違う人。まさかこんなことになるなんて思ってなかったけど、大人の男性のテクにびっくり……♡ 今まで経験したことのない感覚にハマってしまいそうだったけど、彼は既婚者なのでそれきりに。私史上一番燃えた一夜でした。

――その上司、ぜったい前から狙ってたはず!! ……でも、泥沼にハマらなくてよかったね。 


●不倫相手と夏、ビルの間で(笑)、バレそうになりながら汗だくでしちゃったのが忘れられない。

――おつかれさまっした!

●大学の時、サークルの夏合宿で先輩の彼氏と寝テシマッタ! それに気づいていない先輩は次の日、私に彼のノロケ話をしてきて。ノロケ話を聞きながらずっと“でも昨日私とシテましたよ~あなたの彼~”って、優越感にひたっちゃいました(性格悪め?)

――その後こじれなかったことを祈ります……(遠い目)。
【あの夏に 戻れるのなら 戻りたい】
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●2年前、25歳のとき。会社を辞め、1年間ロサンゼルスに留学をしていました。夏になると、大学生何人かが日本から短期留学にやってきたのですが、その中の年下メンズに夢中に。毎日彼と一緒にいて、とにかく楽しい時間を過ごしました。“日本に帰ってきたらまた会おう”とバイバイして。残りの留学期間は「会いたくなるから彼に連絡するのは我慢しておこう」と自分に言い聞かせてがんばりました。そして半年後……♡ 帰国した日に期待に胸をふくらませて彼に連絡をしたのですが! LINEも電話も繋がらず。変だなと思ってフェイスブックを見てみたら、なんと彼、結婚してました。しかも学生結婚(笑)。これがひと夏の恋ってやつですね……。

――こういう思い出って、時が経てば経つほど美化されてしまいますよね……(遠い目)。

【長編エピソード1】カレのこと もうそういう目でしか 見られません

カレと私(以下Y)は、中学の同級生。部活が一緒で、卒業して9年経った今でも、部活仲間15人で集まるほどの仲の良さ。男女が集まるグループだけど、これまで恋愛関係はまるでなし。“男女の友情は成り立つ”なーんて、2年前までは本気で思っていたんですけど……。
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毎年夏になると、地元の川沿いで花火をするのが恒例の私たち。あの夏もいつも通り集まって、花火をし、お酒を飲み、くだらない話で盛り上がっていました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、そろそろ終電の時間……。あまりの楽しさに別れが惜しくなり、 “今夜はオールだ!”と、みんなそろって近くのカラオケ店へ向かうことになりました。

そのお店は前会計で、おのおの支払いを済ませようとすると、『やべぇ、俺、川に財布置いてきたっぽい。探してくるから先入ってて。あ、Yは俺と一緒に来て探して(笑)』と、なぜか強制的に財布探しを手伝わされるコトに。『なんで私があんたの財布探しを手伝わなきゃいけないの!?』と言いながら、川へと向かいました。

自転車に乗って大急ぎで元の場所に戻ったのですが財布はなく、『ないね。てか、そもそも持ってきてなかったんじゃないの!?』と言うと、『……ありえる。家かな?』ということで、今度は一人暮らしをしているカレの家についていくことに……。

社会人になるタイミングでひとり暮らしをはじめたカレ。これまでも家には何度か来たことがあったけど、最後に訪れた時とは印象が異なり、落ち着いた”大人の男性の部屋”になっていました。なんだか変に緊張してきたのを隠すために冗談で、『ねえ、抱かないでね(笑)』と言うと、『はっ(笑)!? いきなりどうしたwww  ないない、つか、財布もない』と。

部屋で財布を探し続けること30分。『あった!!! 洗濯したズボンのポケットにあった。俺の諭吉が三人もふやふやに(泣)』『(笑)。かわいそうに。とりあえずよかったね。じゃあみんなのところ戻ろ!』と提案すると。『あぁ。てか、これやばくない!?』と言う彼の手には、中学の卒業アルバムが。『えーー!! ヤバ! 幼っ!!!』と、カラオケ店に帰る前に、彼の横に座って夢中でページをめくりはじめました。
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爆笑しながら見ていたのですが、なんとな~く2人の間にさっきまでとは違うムードが……。部屋に2人きりになったり、ふざけている時の距離が近いことなんて今まで数えきれないほどあったのに。その時だけは何かが違っていました。

ドキドキしているのがバレないよう、ムダにハイテンションで喋っていたその時!! 頭の後ろをふいに掴まれたと思ったら、いきなりのキス! 一瞬の出来事に頭がついていかず、キョトンとしていると、なんともう一度キス。ようやく状況を理解して、彼の胸を叩いて突き放し、『え、ちょっと待ってどうしたの!? 本気?』『……うん。だめ?』『いやいやいやいやおかしい! だめだよ! 早く戻らないと!!』『……やだ』『……っつ! ちょ!!』
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“みんなが待っているのにこんなことになって。しかも、付き合いの長い男友達と今さら?”。でも、私には彼氏もいなかったし、正直カレの顔超タイプだし、ご無沙汰だったし、完全に流されてしまいました。

『Y、やばすぎ。いつもと全然違うじゃん。こんなんなるんだな』って言われたときには恥ずかしすぎて、顔から火が出ました。昔から知っている人と……。たまりませんでした。でも後悔はしてません、だって、 “こんなに気持ちいいのははじめて”っていうくらい、カレとの相性が良かったから……。

その最中、友達からの電話が何度もかかってきていたけど、電話に出るという選択肢はありませんでした。お互い身支度を整えて。『……いつからムラムラしてたわけ(笑)?』『……抱かないでね? って言われたとき(笑)。そういうの考えたりするんだなって思って。そのあとアルバム見るのに横に並んだら急激にキタ』『そんな!? 最初からじゃん(笑) 』

とくに気まずくなることもなく、家を出るとき『また来る?』なんて言われて『きません(笑)!!!』と、変わらずふざけ合って。前よりも仲が深まったように思える心地よい距離感にちょっと喜びながら。でも、何事もなかったようにカラオケへと戻りました。仲間は誰も何も疑うことなく“財布見つからなくて大変だったね”と心配してくれ。みんなに申し訳なさを感じつつも、さっきまでのことを思い出して体が熱くなったり、カラオケしている間も目が合ってお互いニヤニヤしてしまったり。

カレとはあの日からいわゆるセフレで、割り切った関係を続けているんです。みんなで会うときは2人とも今まで通りに振舞っているのに、2人きりになると全く違う。そのギャップにハマってしまって……♡ やめないとイケないかなとは思うんですけど。男女の友情を信じていた私だったのに。彼のことはもう、そういう目でしか見られなんです。しばらくはやめられそうにありません」

【長編エピソード2】:すごい人! あとから知った その事実。

「確かあれは社会人2年目の夏。大学時代の女子友に誘われて行った、”メーカー勤務男子"との3対3の合コン。盛り上がったけど、女子の中ではなんとなく二次会は行かなくていっかという雰囲気で。『今日はありがとうございました! またみんなで飲みましょう♪』と言い、みんなで連絡先を交換して解散。時間はまだ22時くらいだったので、女子だけで飲みなおそうと2軒目へ向かい始めた時。<解散しちゃったけど、今から2人だけで飲めないかな?>と、私の元へ1通のLINEが……。
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“今日の中ならこの人がいいな~”と思っていた人からのLINEだったので、悪い気もせずうきうきに♪ 友達に、『ねえ、●●さんから"これから2人で飲もう"って連絡が来たんだけど(笑)』というと、『え―――!!!!! まじか! ヤバ! どうすんの!? 行くの!? アリなら行ってきなよ!! てか行け!w 報告求む(爆笑)』と、完全に背中を押されまして。まさかの展開にニヤつきながら、指定されたバーへ向かいました。

お店に入ると、薄暗い店内にカウンター席のみというなんともまあソレっぽい空間(笑)。“コレ完全に……”と思いながらも、『とりあえずモスコミュールで』と一杯目をオーダー。お酒がきた途端、腰に手を回され(さっきと全然態度違うんですけど!?笑)若干とまどいながらも、そのまま飲んだり話したり。

トークもなかなかおもしろく、口説かれ口調ですっかり気分がよくなっていた私。3杯目を飲み終わるタイミングで、『このあとまだ時間ある?』と聞かれ、(これってそういう流れですよね? そうですよね? ムダ毛処理してきて良かった!と思いながら)『……はい。大丈夫です』と答えると。無言で手を引かれあっという間にホテルに到着。自分の軽さに自分でとまどいながらも、もう戻れない。
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部屋に入ると、息をする間もないくらいの勢いでキス・キス・キスのキスの嵐。『ちょっと待って』と言っても聞き入れてもらえず、あまりの強引さにキュンキュンしまくり……。そして驚いたのは、腹筋バキバキの引き締まったカラダ。細身ながらスタミナたっぷりで、勢いが衰えることなく2時間で3回もシテしまうほど盛り上がり……。夢のような時を過ごしてホテルを後にしました。

時計の針は深夜2時。さすがに友達は帰っただろうと思い、LINEを開くと、150件もの通知が(笑)。<まだ飲んでるから、泊りじゃないなら戻って話を聞かせなさい>とのこと。

友達のもとへ戻ると、あれやこれやと徹底的に事細かく事情聴取され(笑)。すべてを話し終わると、幹事の子が『実は秘密にしてたんだけど、今日飲んだ人たち、すごい人たちでね。本当はスポーツ選手なんだ。しかも、あなたがホテルで時間を共にしたそのカレは、オリンピックにも出てるんだ。人気のある選手なんだけど、自分を狙って近づいてくる人が苦手みたいで。今日の合コンも"スポーツに疎い子を連れてきて”って頼まれてたの』とまさかの激白!
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名前で検索してみると、スポーツに疎い私でも、どれだけすごい人なのかヒシヒシと伝わってくる膨大な記事量。 “めちゃくちゃ有名人じゃん……。すごい人だったんだ。どうりであの素晴らしいカラダと体力……”と納得。
その後、彼が出ている試合やニュースを見るたびに、今でもあの夜を思い出してドキドキしてしまいます。素敵な思い出です」

失敗や苦い思い出は平成に残して。燃えるような恋の思い出は、来年以降も持ち越して、夏になるたび思い出して♡

みなさんはこの夏、どんな思い出ができましたか? 夏が持つ恋の魔力に酔いしれたなら。新しい季節、新しい恋に進みましょ♥