セックスの本音。満足している人は3割程度【モア・リポート2021】
1980年、今から約40年前。女性の「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」が誕生。2017年までに延べ1万2千人を超える女性たちの「性」を見つめてきました。そして、MeToo運動やフェムテックの進化、コロナ禍の今——。最新版「モア・リポート」をお届けします!
※全国の20〜34歳女性500名(平均27.3歳)に、インターネットによるアンケート調査、またはオンラインでの直接取材を実施。性に関する意識や実際の性体験など、択一式および記述式で回答
Q.パートナーとのセックスに満足している?
5割弱はパートナーとのセックスに満足しているが、「どちらとも言えない」と「やや不満」というもやもやした回答が2位と3位という結果。不満の原因は「したいタイミングが合わない」や前戯を省くなど「愛情を感じられない」など頻度から内容までさまざま。
Q.理想のセックスの頻度は?
Q.実際、現在のセックスの頻度は?
約6割の人は、週に1回以上のセックスが理想と積極的な印象。ところが、その頻度を実現できている人は3割強にとどまり、理想の頻度に対してリアルが伴っていない実態が浮彫りに。セックスの満足度に見られた“もやもや”の一因は頻度も関係が深そう。
Q.セックスに関してパートナーとどれくらいコミュニケーションをとっている?
話す内容
話さない理由
セックスに関して「かなり話す」と「ときどき話す」を合わせると、53.1%がパートナーとコミュニケーションをとっているという結果に。「セックスのあと、必ず『今日どうだった?』と聞く」(24歳・会社員)など、積極的なフィードバックを意識している人も。一方で、5割弱の「話さない」回答の理由としては、「気まずくなりそう」(26歳・無職)、「過去に話した際、あまり快く思われなかったから」(27歳・公務員)など慎重な意見も目立つ。
撮影/久々江 満(製品) 取材・原文/毒島サチコ 構成・企画/高戸映里奈(MORE)