八嶋智人さんが、“一人前になったら結婚”と言う年下カレをもつ女子にアドバイス!【お悩み相談室『俺の人生論』】PhotoGallery 2020.02.01 「一人前」を語る男にプライドなんてない「結婚は自分が一人前になってからかな」とか言ってる男には、プライドなんてない。僕がそうだったからわかります。昔はおつきあいするたびに相手のご両親に挨拶して「もう少し役者としていっぱしになったら……」なんてことを言いながら、結局別れるわけです。じゃあ、何をもって一人前なんだと。まずは、彼の考える“一人前”の条件を具体的に書き出してもらえばいいんじゃないですかね。「月収いくら欲しい」とか「部長になりたい」って出てきたら、「それが叶うように、ふたりで頑張ろう」って。目標期間も決めたらいいと思う。僕自身、結婚してすごくよかったと思っています。独身時代は自分のことだけ考えて生きていればよかったから、男は一瞬“めんどくせえな”と思ったりするんですよね。でも、家族の生活とか育児とか、自分以外のことも受け入れながら進まざるを得ないからすごく強くなりますよ、男として。底力も出るし……って、僕を例に説明なさったらいかがでしょうか(笑)。それでも「いやいや、俺はさ」、「男としてさ」なんて言い出したら、「アタシが成し遂げさせてあげる」と言えばいいんです。「アタシについてこい!」じゃなくて、「一人前になるのは、あなただからね。私はそのサポートをするよ」と。男からしてみれば一石二鳥じゃないですか。一人前になれるうえ、結婚もできるんだから。同じことを言い続ける男なら、お別れなさいひどい言い方かもしれないけど、真剣に向きあっても同じことを言い続けるような男なら、お別れなさい。口調がおばちゃんみたいでごめんなさいね。いつもこんな感じだから、近所の子どもに「八嶋のおばちゃま」って呼ばれてるんです(笑)。ちなみに、僕は自分からプロポーズしました。クリスマスに部屋を電飾で飾り、ツリーの上に指輪をのせて、足もとには婚姻届を入れた箱。仕事のフリをして「先に家に入ってて」と伝えた後、外で隠れて彼女が入るのを見届けてから行くわけです。「わぁ〜♡」ってなると思うじゃないですか。ところが、うちの場合は、振り向きざまに「うん、よく頑張った」とおほめの言葉が(笑)。僕は自発的にプロポーズしたつもりだけど、孫悟空みたいに手のひらで転がされていたのかもしれない。おそらくこの彼女は、男のちっちゃなプライドを守ってあげようと思うがゆえに、自分から言い出せないんでしょうね。もう少し策略家になるのはどう? 表面上は控えめに振る舞いつつ、彼の行動をうまく誘導して「私の思いどおりに動いてるわ〜」って心の中で高笑いするの。面白いと思うけどなあ。たぶん、彼は決断できないだけなんですよ。何かしら彼女に保険をかけておきたいんだろうし、「一人前になってから」なんて言うのも、結局はまだ遊びたいからなんです。女性からのプロポーズ、いいと思いますよ。結婚は“ご縁”と“タイミング”だから、彼女からそのタイミングをつくってあげたらいいんじゃないですか。それでも乗ってこないようなら……お別れなさい(2度目)。残念だけど、ご縁とタイミング、どちらもなかったわけだからね。