1980年、今から約40年前。女性の「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」が誕生。2017年までに延べ1万2千人を超える女性たちの「性」を見つめてきました。そして、MeToo運動やフェムテックの進化、コロナ禍の今——。最新版「モア・リポート」をお届けします!
※全国の20〜34歳女性500名(平均27.3歳)に、インターネットによるアンケート調査、またはオンラインでの直接取材を実施。性に関する意識や実際の性体験など、択一式および記述式で回答
「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」

Q.現在、誰と性的関係を持っている?

交際相手 33.5%
性的関係を持つ相手がいない 28.5%
配偶者 25.3%
交際相手はいないが性的関係を持つ相手がいる 6.4%
オープンリレーションシップをとっている 3.4%
配偶者以外に性的関係を持つ相手がいる 2.3%
その他 0.6%
既婚・未婚合わせて、特定のパートナーがいる人が6割。「セックスレスに悩んでいたが、オープンリレーションシップ(パートナー以外との性的関係を認める)をとることで破局を免れた」(30歳・会社員)という新しい関係性も見られた。

Q.パートナーでない相手とのセックス経験は?(複数回答)

パートナーでない相手とのセックス経験がある人は約6割
パートナーでない相手とのセックス経験を持つ人のうち、約3割は「友達」との経験。また、SNSやマッチングアプリなどネットでの出会いが近年急上昇。「その他」の回答として「会社の同僚」など職場関係、「元カレ」や「学生時代の同級生」という過去のつながりも。

Q.恋愛中と結婚後で変化は?(既婚者への質問)

恋愛中と結婚後で変化があった人は約半数
結婚後にセックスの頻度が「減った」と半数以上が回答。最も変化がなかったのは、自身で頻度をコントロールしやすいマスターベーション。一緒に住むなどの環境の変化はもちろん、結婚後のパートナーシップのあり方がセックスライフに及ぼす影響は少なくない。
撮影/久々江 満(製品) 取材・原文/毒島サチコ 構成・企画/高戸映里奈(MORE)