1980年、今から約40年前。女性の「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」が誕生。2017年までに延べ1万2千人を超える女性たちの「性」を見つめてきました。そして、MeToo運動やフェムテックの進化、コロナ禍の今——。最新版「モア・リポート」をお届けします!
※全国の20〜34歳女性500名(平均27.3歳)に、インターネットによるアンケート調査、またはオンラインでの直接取材を実施。性に関する意識や実際の性体験など、択一式および記述式で回答
「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」

Q.セックスは好きですか?

セックスが好きだという回答は7割

Q.セックスに求めることはなんですか?

「相互理解」(32歳・公務員)
「刺激、快楽、求められている感覚」(34歳・主婦)
「愛情」(28歳・会社員)
「痛くないこと」(28歳・会社員)
セックスに対しては、7割以上が「好き」と回答! セックスに求めるものとしては「愛されていると感じられるかどうか」(24歳・会社員)といった精神的な充足感を挙げる人が最も多かった。次いで、「気持ちよさ」、「痛くないこと」といった身体的快感や「非日常感」、「ストレス発散」といった、刺激を求める声も挙がった。

Q.あなたにとって、セックスとは?

「性欲と承認欲求を満たすもの」(28歳・会社員)
「すごくハードルの高いこと」(24歳・会社員)
「儀式」(26歳・会社員)
「好きだー! を体で表現すること」(21歳・無職)
「コミュニケーション」(26歳・公務員)
「考えたことない、相手によって意義が変わる」(26歳・アルバイト)
セックスに対し「体と心を満たす行為」という声が大多数。そのほか、「子供をつくるための行為」(21歳・パート)、「スポーツみたいなもの」(23歳・会社員)といった割り切った考えがある一方で、「わからない」、「考えたことがない」という意見も見られた。

Q.セックスレスに対してネガティブなイメージがある?

セックスレスに対してネガティブなイメージがある人は4割弱

ネガティブ

「自己肯定感が下がるから」(21歳・大学生)
「気持ちが離れていく気がする」(32歳・会社員)
「浮気を疑ってしまう」(26歳・主婦)
「お互いの体温を感じて安心したい」(23歳・自営業)

ネガティブでない

「異常なことではなく、自然なこと」(29歳・看護師)
「セックス以外の愛情表現で満足できていればセックスレスでもいい」(25歳・会社員)
「するもしないも自由。愛の形はそれぞれだから」(28歳・公務員)
セックスレスを「ネガティブに思う」人が僅差で多いがほぼ同数という結果に。「自分たちがよければそれでよい」(26歳・会社員)など、レスでもお互いがストレスを感じなければ問題ないという意見が多く、パートナーとのコミュニケーションが重要になってきそう。
撮影/久々江 満(製品) 取材・原文/毒島サチコ 構成・企画/高戸映里奈(MORE)