さくら餅が関東と関西で違うって本当⁉︎【ご当地グルメ探偵M】
ライター
堀越 美香子
誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!
今回は「さくら餅が関東と関西で違うって本当⁉︎」。関東生まれ関東育ちの私、薄い平らなピンク色のものが「さくら餅」の生地だと思っていたのですが……関西出身の友人と話したところ、なんだか話が噛み合わない⁉︎ どうやら関西では「さくら餅」は違うものを指す模様。一体何が違うのか、調査結果を報告します!
江戸から関西へ伝わる時に変化した⁉︎
さくら餅は関東と関西で、そもそも粉が違った!
さくら餅について、関東風の生地は練った小麦粉を薄く焼いたもの、関西風の生地はもち米を乾燥させて砕いた道明寺粉を蒸したものを指すことが多いそう。道明寺粉を使った関西風のさくら餅を、関東では和菓子の名称として「道明寺」と呼ぶこともあるようです。関東と関西で違いがあるのは、江戸から関西へ伝わる際に現在の形に変わっていったのではないかと言われています。
本日のグルメは『たねや』の「春の餅」
季節菓子「春の餅」では2種類の味が楽しめます。さくら餅は、薄紅色に染めた白あずきあんを道明寺で包み、桜の花を添えました。塩漬けした桜の葉がほんのり香るさくら餅です。草もちは、よもぎをふんだんにつき入れた餅でつぶあんを包み香り高く仕上げました。天面に焼き目をつけたことで、香ばしさが加わっています。きな粉は別添えなので、食べる直前にふりかけてることで、きな粉の香ばしさも楽しめます。
『たねや』の歴史
明治五年創業、近江商人発祥の地に深い歴史を育んできた和菓子舗。創業から150余年、この歴史と伝統の味を今に伝えながら、この風土の中に感性を磨き、めぐる思いを託した『たねや』ならではの和菓子の世界を創り上げ、四季折々の和菓子をお届けしています。
■『たねや』公式サイト
https://shop.taneya.co.jp/
MORE WEB立ち上げからライターとして活動。主にファッション記事を担当。プチプラファッションと100円ショップと靴下をこよなく愛する。身長170cmでもつんつるてんにならないブランドや着こなしを日々模索中。