“グルメ×音声コンテンツ”という新しいスタイルのドラマ

テレビ東京がオーディオストリーミングサービス「Spotify」と組み、ポッドキャスト番組と連動させたドラマ『お耳に合いましたら。』(テレビ東京・深夜0時30分~)がスタートします。 
ストーリーは、大好きなチェーン店グルメ・通称“チェンメシ”について語るポッドキャスト番組を始めた主人公の、パーソナリティ成長記です。さらに、ドラマ内で主人公が配信する音声は、実際にポッドキャスト番組として「Spotify」で配信予定。ポッドキャスト番組とグルメを掛け合わせた新鮮なこのドラマで主人公・高村美園を演じる伊藤万理華さんのインタビューをお届けします。
伊藤万理華の画像

PROFILE

いとう・まりか●1996年2月20日生まれ。大阪府出身。乃木坂46の元メンバーで、俳優として活躍中。最近の主な出演作に映画『映画 賭ケグルイ』(2019年)、テレビドラマ「潤一」、舞台『月刊「根本宗子」第17号「今、出来る、精一杯。」』『月刊「根本宗子」第18号「もっと大いなる愛へ」』、LINE VISION「私たちも伊藤万理華ですが。」(アベラヒデノブ監督)など。また、初の主演映画『サマーフィルムにのって』が8月6日(金)に公開予定。

伊藤さんへ、5つの質問

Q.地上波連続ドラマ初主演となる今作。お話を聞いた時どう思われましたか?

伊藤さん:ドラマとか、テレビの地上波の主演には無縁だと思っていました。なので、うれしいというのはもちろんありましたが、“本当にやるのかなぁ?”って(笑)。実際にインタビューを受けたり、撮影に入って、あらためてすごいことなんだなっていうのを実感しています。
台本を読ませていただいて「わぁ、こんなにしゃべるんだ」というのが最初の感想でした(笑)。でも(主人公が)なかなか外に出せないもやっとした想いを、ポッドキャストを通して表現し、それを聞いている人たちによって自分自身が変り成長していくというストーリーがすごく魅力的だと思いました。
美園は“上手にしゃべる”とかではなく、“チェンメシ”が好きで、その思いを友達に向かって話しかけている感じで、ポッドキャストでしゃべっているんだと思うんです。私も普段そういう風にしゃべるし、そこは美園と似ているなって思うんですけど、実際は1人であんなにしゃべれないです。ましてやマイクに向かってなんて……(笑)。だからそういう意味で美園が“発散している気持ち”がすごくうらやましいなって思います。
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Q.「ポッドキャスト」に触れた感想は?

伊藤さん:私自身も「Spotify」を使っていて、ポッドキャストを利用しています。タレントじゃなくても誰でも発信できる時代なので、このドラマはすごく時代に合ってるというか。自分の好きなことを1人で抱えるんじゃなくて、共有できるからいいなって思います。あと、顔を出さなくていいのはめっちゃいいですよね(笑)。どんな格好をしていても好きな時にしゃべることができて、声だけで表現に挑戦することが手軽で良いですね。ラジオもそうですが、やっぱりリスナーとの距離が近いイメージがあって。みんなが主役になってる感じがするし、聴いている人を巻き込んで一緒に作っていくっていうのが魅力的だなって思います。
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Q.実際に撮影が始まっていかがですか?

伊藤さん:ごはんを撮るシーンがすごく難しいんですよ! 「(ごはんを)すくうスピードをもうちょっと速く」など(指示があって)、何回も撮ることはあります。みんなで協力するチームとして、自分も参加している感じです。あと、今まであまり“チェンメシ”を食べる機会がなかったんですが、どこのご飯もおいしくて。“だからこんなに人気なんだ! ”っていうのを実感してハマっちゃいそうです。
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Q.共演者の方の雰囲気はいかがですか?

(美園のポッドキャスト番組制作に協力する会社の同僚・須藤亜里沙役をモアモデルでもある井桁弘恵が、そして、佐々木涼平役をメンズノンノモデルでもある鈴木仁さんが演じます)

伊藤さん:めちゃめちゃいいです! 3人でいるときの空気感が最初の段階からできあがっていて、3人のバランスもおもしろいです。井桁さんも鈴木くんも背が高いから、2人にはさまれると私はとらわれた宇宙人みたいになっています(笑)。2人ともけっこう役と素が似ているんです。井桁さんはサバサバしていて割とラフな感じで、鈴木くんはぼーっとしているのがめっちゃ似合うんですよ。声の感じとかもピッタリで、そのまんまなんじゃないかなって錯覚するくらい本人と役が合ってるのですごい。私も自分の好きなものの話になったら止まらなくなる性格は美園と似ていると思います。あと私、あんまりしゃべらないように見えるみたいで、「こんなにしゃべるんですね」「めっちゃ笑うんですね」ってよく言われます(笑)。あとは、美園と同じように茶目っ気があるところはみなさんのおかげで出せていると思います。
冷静で的確なツッコミをいれる亜里沙。ぼーっとしてるけど実は音オタクで語り出すと止まらない……という意味で美園と合うところがある佐々木。でも美園と佐々木だけでは不思議すぎて会話が成り立たない時があるから(笑)、亜里沙が必要で。この3人のかけあいは楽しみにしていてほしいです。
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Q.最後に視聴者の方にメッセージをいただけますか

伊藤さん:みなさんがお仕事から帰って、ちょっと疲れたな~って思いながらテレビをつける。すると、このドラマで美園が食べている姿が。それを観ているうちに「明日もう1回仕事がんばって、帰り“チェンメシ”買って食べて、土日を楽しもう!」みたいな気持ちに……。そんな、ゆるいけど、“明日の活力”になるようなドラマになっていると思います。美園がドラマ中で話した内容が実際に「Spotify」でも配信され、ドラマと同時進行で楽しめるので、ぜひ両方楽しんでほしいです!
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▶▶伊藤万理華オフィシャルサイトはこちら

木ドラ24『お耳に合いましたら。』

放送:7/8スタート 毎週(木)深夜0時30分~ テレビ東京系
出演:伊藤万理華、井桁弘恵、鈴木仁ほか
監督:松本壮史、杉山弘樹、松浦健志
脚本:家城啓之、大歳倫弘、灯敦生、松本壮史
原案・企画・プロデュース:畑中翔太(博報堂ケトル)
チーフプロデューサー:森田昇(テレビ東京)
プロデューサー:寺原洋平(テレビ東京)漆間宏一(テレビ東京)山科翔太郎(テレビ東京)山田久人(BABEL LABEL)
制作: テレビ東京 BABEL LABEL
制作協力:Spotify
▶▶『お耳に合いましたら。』公式サイトはこちら
トップス¥44000・パンツ¥55000/TELOPLAN その他/スタイリスト私物 撮影/細谷悠美 文/的埜里菜