中島健人「今は『好き』だけじゃもの足りなくなっている自分がいる」

「恋って、愛って、なんですか？」われらがケンティが説く、恋愛の新定理

主演映画『桜のような僕の恋人』で壮大な恋愛を経験。「自分自身の恋愛観も大きく変化した」と語るケンティこと中島健人さんの“恋”と“愛”の新定理。20代女子たちから寄せられた恋愛相談の答えから見えてきた、27歳のジャストナウ。

2022年MORE3月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。

中島健人PROFILE

なかじま・けんと●1994年3月13日生まれ、東京都出身。アイドルグループSexy Zoneのメンバーとして人気を博し、バラエティ番組のほか、ドラマ、映画などでは俳優としても活動。マルチに活躍する、まさに国民的王子様

恋におちる瞬間

中島「好きなもの、価値観、考え方が自分と似ている……。共通点が多いほど相手が気になり始め、そんな女性が自分にはないものを持っているのを見つけた時、僕は恋におちるのかもしれない。“人としての奥行き”を持っている女性は『もっと知りたい』と思わせてくれる。そして、その気持ちは自分自身も成長させてくれる。昔は『ただ好き』でよかった、でも今は『好き』だけじゃもの足りなくなっている自分がいる。それが、27歳の中島健人の恋の始まり」

Q.ずっと意識していなかった男友達。彼に恋人ができてから取られたくない、と思うようになってしまいました。これって、恋？

A.それは……恋だね。透明な独占欲に、色がついたんだね

中島「別れたあとに恋人の存在の大きさに気づくことがあるように、失って初めて真実が見えてくるのが恋愛の残酷なところ。でも、恋はいつだって戦場であり椅子取りゲーム。相手との関係にあぐらをかいたり、ひるんだり、ボンヤリしているとあっという間に“彼の隣”は違う誰かに奪われてしまう。だからこそ、自分の気持ちを“透明”にしない、気づかないふりをしない。いつでも敏感に、正直に色づけることのできる自分でありたいよね」

Q.人を好きになるのが怖い、恋で傷つくのが怖い、でももう一度誰かを好きになりたいです……

A.恋は見つけようとしたら見つからない。大事なのは心を動かし続けること

中島「欲しい気持ちが強いほどよけいなフィルターがかかり真実が見えなくなる。恋がしたいと思って見つける恋愛って、まやかしであることが多い気がするんです。恋は“見つける”のではなく“気づいたらおちている”もの。体も心も傷を完治するには時間が必要なはず。心のカサブタがまだはがれていないなら、焦らず待っていいと思う。今できることはその“いつか”を待ち心を動かし続けること。仕事や趣味、夢中になれるものを持つこと。心がちゃんと動いていれば、飛び込んできた恋に心が反応するはず」

Q.気になる人が私に好意があるのか気になります。相手の気持ちを確かめるのに、いい方法はありますか？

A.共感、されてる？

中島「その人が『大丈夫？』、『大変だったね』などあなたの話に共感を示し、しっかり聞く態勢に入ったらそれは好意の可能性が大。仕事のグチに『じゃあ、こうしなよ』と解決策を提案したり、下手したら『甘いよ‼』と説教を始めたりしたら……それは友達として話を聞いている気がする（笑）。中島健人調べによると、男性は悩み相談やグチに時間を割くのが苦手。だから、自分の時間を捧げてくれたなら、そこにはきっと何かいい意味があると思うんだけどなぁ」