大好きな人も、久々の人も、これからの人も。今『ONE PIECE』の波にのる方法

ルフィ ©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
連載開始から25年がたった今もなお話題が絶えない『ONE PIECE』。映画の公開に合わせ“なぜ今さらにアツいのか”、『ONE PIECE』好きのふたりにその理由をひもといてもらいました!
©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

自他ともに認める『ONE PIECE』マニア山田裕貴に『ONE PIECE FILM RED』を全力ナビゲートしてもらう

山田裕貴さん
Tシャツ¥33000/にしのや(へリル) パンツ¥46200/do-si(イレニサ) その他/スタイリスト私物

Yuki Yamada

1990年9月18日生まれ。愛知県出身。2011年俳優デビュー。現在はNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』などに出演。2023年大河ドラマ『どうする家康』への出演も予定。ラジオ『山田裕貴のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送・月曜深夜0:00〜)も放送中。今作にはクラゲ海賊団船長・エボシの声優として出演

そこのモア読者さん、『ONE PIECE』の“ライブ”、観にいこうよ! 映画館でやってるらしーよ!!!

山田裕貴さん
「僕、好きな理由がひとつに絞れないくらい『ONE PIECE』のすべてが好きで。挙げるとするなら『人生で悩んだり考えたりすることの答えがここにあるから』。たとえば、ルフィはただ単にてっぺんを目指しているわけではなく“本当はオレもみんなもそうしたいんだよな”という本質を、自然と思い出させてくれる。そんなふうにルフィの生き方って自己中なようでいて“誰かのために”が原動力になっているんですよね。そういう当たり前のようでとても大切なことを明るく教えてくれる、大好きな『ONE PIECE』に声優として出演させてもらえると聞いた時は“夢は叶うんだ”と強く感じました。短い出演シーンの中でも、“覇気(※1)を使いてェ”と思って『見聞色(※2)!』とか言ってたらやんわり監督に注意されました。浮かれすぎました(笑)。といっても、しっかり『ONE PIECE』を読んだことがない……というモア読者さんは“見聞色って何?”って思いますよね。そういう方でもこの映画、大丈夫です! 今まで『ONE PIECE』を読んでいなくても、楽しめます。ぐっときます。この映画は、現代を映し出している作品。SNSの普及で受け取れるものが多くなった今、自分が信じているものだけが正しいと思い込んでしまいがち。それを信じていない人は悪だって思い込んでしまうこともある。そういう現代の問題にも通じる作品なんです。そしてさらに、この映画はある種の“ライブ”なんですよ。一本の映画の中で、たくさんの曲が聴けます。しかもAdoさんの声で! 深く考えずに、“ちょっとライブ観にいってみようかな”くらいの気持ちで観にきていただいても大丈夫です。観て、聴いて、感動して、この映画から『ONE PIECE』を好きになってください!」
※1 誰しもに秘められたパワー。鍛錬でより強力に引き出せるようになる
※2 “覇気”の一種で、相手の気配や心の声などを強く感じ取れる能力
山田裕貴さん

『ONE PIECE FILM RED』

映画『ONE PIECE FILM RED』
音楽の島・エレジアで行われる世界的歌姫ウタの初ライブ。そのライブに麦わらの一味も参加、しかもウタはルフィの幼なじみで、なんとシャンクスの娘!? ウタは“みんなを幸せにしたい”という気持ちで行動するが……。8月6日(土)全国ロードショー

『ONE PIECE FILM RED』公開記念! 付録 MORE特製ノート&ステッカー!

『ONE PIECE FILM RED』公開記念付録  MORE特製ノート&ステッカー!
※付録は通常版と「『ONE PIECE FILM RED』表紙」版のみにつきます
MORE9月号特別描き下ろし版表紙
特別描き下ろし版表紙も!

©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

関連リンク

>>Adoが語る!『ONE PIECE』が大人に響く理由。「ウタの抱える感情は、私の歌に対する信念と近いのかも」
>>『MORE』9月号増刊は映画『ONE PIECE FILM RED』描き下ろしビジュアル! 7/28(木)発売です
撮影/KOBA ヘア&メイク/小林純子 スタイリスト/森田晃嘉 取材・原文/東 美希 ※掲載内容については変更等の可能性があります。公式HP等で最新情報をご確認ください。