『ジブリパーク』第1期エリアの遊び方を徹底攻略!
2022年11月1日(火)のオープン以降、愛知県を代表するレジャースポットとして大人気の『ジブリパーク』に関する記事・最新情報を一挙まとめてご紹介! (2023年7月更新)
1. 『ジブリパーク』とは?
『ジブリパーク』は、JR・名鉄名古屋駅から電車で約1時間の距離にある、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内にオープン。日本を代表するような重要観光拠点にすべく、愛知県とスタジオジブリがタッグを組んで精力的に開発・整備している渾身のテーマパークプロジェクトです。
1.『ジブリパーク』はどこにあるの?
『ジブリパーク』は、
愛・地球博記念公園(愛称:モリコロパーク/愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1)の敷地内にあります。愛・地球博記念公園は、121カ国・4国際機関が参加し、のべ2200万人が訪れた愛・地球博(2005年日本国際博覧会)の会場跡地に設けられた、約194haにも及ぶ広大な公園。そのうち『ジブリパーク』第1期3エリアは合計約3.4haを占めます。
2.『ジブリパーク』概要
開園日/2022年11月1日(第1期)
所在地/愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
営業時間/平日:10時〜17時・土日祝:9時〜17時(入場時間は日時指定の予約制)
休園日/火曜日(他、年末年始やメンテナンスなどの指定日。火曜日が祝日の場合は翌平日)
3.『ジブリパーク』の魅力とは?
2022年11月1日現在、『ジブリパーク』には、「ジブリの大倉庫」・「青春の丘」・「どんどこ森」の3つのエリアがあります。
ほかのテーマパークのような大きなアトラクションや乗り物はありませんが、モリコロパークが擁する豊かな自然をそのまま生かしてスタジオジブリの世界観を表現しているのが『ジブリパーク』最大の魅力であり特長。森や草花や道はそのままに、風や匂いを感じながらジブリワールドをじっくり探検して遊ぶような空間をイメージしてください。
画像(↑)は、宮崎吾朗『ジブリパーク』監督自らが執筆・公開した
オフィシャルガイド“大さんぽのしおり”。『ジブリパーク』園内マップ、おすすめの服装、園内の移動の仕方、アクセス方法などが分かりやすく明記されています。くみとなまえを明記できるほか、A4サイズでプリントアウトして4つ折りにして持ち歩けるしおりです。現地に赴かれる方はぜひ活用してみてくださいね。
4.『ジブリパーク』は拡張中! 第2期のオープン予定は?
ジブリパーク第2期『魔女の谷』エリア内に建設中の「ハウルの城」公開イメージ/©️Studio Ghibli
今後は第2期の開園を控えており、2023年度中に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」の2エリアを順次オープン予定です。
「もののけの里」は、『もののけ姫』をメインテーマに、里山的な風景をイメージして造成。劇中に登場する古代の製鉄所「タタラ場」を、のべ293平方メートル・2階建てで建設中。
「魔女の谷」は、『魔女の宅急便』の主人公・キキが住むパン屋「グーチョキパン店」をのべ210平方メートル・2階建てで、『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが働く「ハッター帽子店」をのべ299平方メートル・2階建てでそれぞれ建設中。続報を楽しみにお待ちくださいね。
2.『ジブリパーク』チケット入手方法
『ジブリパーク』のチケットは、エリア・日時指定の完全予約制です。
毎月10日に、3カ月先の入場チケットが、公式オンラインチケット販売サービス
「Boo-Woo(ブーウー)チケット」及びローソンやミニストップ店頭の端末「Loppi(ロッピー)」にて
先着順販売(※)されます。
※開園時の混乱を避けるため、2022年11月〜2023年1月入場分は抽選制・各エリアごとの販売でしたが、2023年2月入場分(2022年11月10日発売スタート)から変更されました。
1.『ジブリパーク』チケット種類・料金・入場時間枠について
『ジブリパーク』チケットには3種類(※1)あり、それぞれ指定された時間に従って入場(※2)する必要があります。料金表と入場指定時間は画像のとおりです。
●「青春の丘」「ジブリの大倉庫」セット券(※3)
●「ジブリの大倉庫」券
●「どんどこ森」券(※4)
「ジブリの大倉庫」は1時間おき、「青春の丘」・「どんどこ森」は30分おきに入場時間が指定されている(※5)ので、予約した指定時刻からそれぞれ1時間以内、30分以内に入場してくださいね。
モリコロパークのオープン時間内であれば退場時間の制限はありませんが、再入場不可なので、一度入ったら心ゆくまで堪能したいもの。
→この情報を詳しく見る
※1: 2023年7月現在、3エリアまとめて入場できる共通チケットはありません
※2: チケットと異なる入場時間枠での入場はできません。また、混雑状況などにより入場時間を予告なく変更する場合があるので、詳しくは現地での案内をチェックしてください
※3: 「青春の丘」単独チケットは、2023年2月入場分より廃止されています
※4:「どんどこ森」の散策路は、当日に限り入場時間の指定はありません
※5:セット券の場合のみ、「ジブリの大倉庫」への入場指定時間はありません
2.『ジブリパーク』のチケットはどこで買えるの?
『ジブリパーク』のチケットが買えるのは2カ所です。
●オンライン公式チケット販売サイト「Boo-Woo(ブーウー)チケット」
●ローソン・ミニストップ店頭の「Loppi(ロッピー)」
申し込みの際には、事前に「Boo-Wooチケット」への会員登録(無料)が必要です。チケットの発売日である毎月10日はサイトへのアクセスがとても混み合うので、余裕を持って事前登録しておくのがおすすめ。
3.『ジブリパーク』のチケット発売日はいつ?
●一般枠
毎月10日14時に、3カ月先の入場チケットが先着順で販売スタートします。
例えば、2023年2月のチケットの発売日は2022年11月10日(木)14時、23年3月のチケットの発売日は22年12月10日(土)14時でした。
●愛知県民枠
愛知県民であれば、毎月27日に、4カ月先の入場チケットの優先予約購入(抽選制)が可能です。愛知県在住であることがわかる身分証明書(運転免許証、各種保険証、パスポート、マイナンバーカードのいずれか)を携えてぜひ活用してみて。
4.スマホ・身分証明書必携の電子チケット
各エリアに入場するためには、
電子チケット(二次元バーコード)の提示が必要。バーコード表示が取得可能なスマートフォンやタブレットなどのガジェットを持って出かけましょう。また、各エリアの入場口ではランダムで予約者の本人確認が行われるので、写真つき身分証明書
(運転免許証、各種保険証、パスポート、マイナンバーカード、学生証のいずれか)も絶対にお忘れなく!
3.『ジブリパーク』の遊び方
『ジブリパーク』第1期エリアとしてオープンした3つのエリア、「ジブリの大倉庫」・「青春の丘」・「どんどこ森」をそれぞれ解説します。より詳しい情報は各エリアの特集記事をチェックして♪
1.「ジブリの大倉庫」には何がある?(所要時間:約2〜3時間)
「ジブリの大倉庫」は『ジブリパーク』のメインエリア。1つの巨大な施設の中に、3つの企画展示・映像展示室・ショップやカフェなど、ジブリの世界観をリアルに体験できる展示がさまざまなスタイルでギュギュッと詰め込まれています。3エリアの中で入園料がいちばん高く(大人は平日¥2000・土日祝¥2500。詳しくは別記事参照)、展示内容が最も充実しており、物販や飲食までしっかり楽しめるのが特徴です。
写真撮影が可能な「ジブリのなりきり名場面展」は、タイトル通り、ジブリ作品の登場人物になりきり、あの名シーンの中に入り込んだような気分が味わえる体験型の展示です。『千と千尋の神隠し』『天空の城ラピュタ』『平成狸合戦ぽんぽこ』など13作品14コーナーがあります。
『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟となった庭園を再現した「天空の庭」(画像左)や、全長7mの「空飛ぶ巨大な船」が空中に浮かぶ中央階段(画像右上)、デスクワークに勤しむ湯婆婆の仕事っぷりをのぞける「にせの館長室」(画像右下)など、写真撮影可能なスポットがいっぱい。どこを切り取っても写真映えするパラダイス!
企画展示のひとつ、「食べるを描く。」増補改訂版ルームでは、『三鷹の森ジブリ美術館』で2017〜18年に開催された伝説の企画展示「食べるを描く。」を大幅アップデートした充実の展示が堪能できます。『天空の城ラピュタ』に登場するタイガーモスの厨房、『となりのトトロ』のサツキとメイの家の台所、『千と千尋の神隠し』の不思議の街の屋台など、食にまつわるジブリ作品の名場面を3Dで忠実に再現!
※一般のお客さまは撮影できないエリアです
本物の映画館のようなしつらえの「映像展示室オリヲン座」では、「三鷹の森ジブリ美術館」だけで上映されている、スタジオジブリ制作の短編アニメーション全10作品を順番に上映していきます。 上映時間のスケジュールや今後の上映作品予定については現地でご確認ください。
※一般のお客さまは撮影できないエリアです
12歳(小学校6年生)以下の子どもたちと、付き添いの大人だけが入って遊べる限定エリア「子どもの街」と「ネコバスルーム」もあります。スタジオジブリがある東京・東小金井市周辺のかつての街並みや電車やバスなどがモチーフ。『ジブリパーク』仕様に超おめかししたネコバスや、グースカと昼寝をキメている大トトロが、お子さまたちを待っていますよ!
※一般のお客さまは撮影できないエリアです
2.「青春の丘」には何がある?(所要時間:約1時間)
『耳をすませば』と『猫の恩返し』をメインモチーフにした「青春の丘」。愛・地球博記念公園の北口正門と「ジブリの大倉庫」に近いことから、2023年2月入場分から、「ジブリの大倉庫」とセットで見学できることになりました。公園に遊びに来たすべてのゲストを出迎える高さ約30mの「エレベーター塔」は、既存のエレベーター施設をジブリ仕様に改装したもの。
「青春の丘」メインの建物である「地球屋」は『耳をすませば』の主人公・月島雫が猫のムーンに導かれ、偶然たどりついたお店。前には、劇中と同じようにロータリー広場があり、ベンチのあるバス停や公衆電話ボックス、郵便ポスト、掲示板などが設置されています。「鈴木」という表札が掲げられた門扉もありますよ。
「地球屋」は、木造一部鉄筋コンクリート造の3階建て。2階の入口から入ると、猫の人形バロンがゲストをお出迎え。店内には、劇中に登場するからくり時計(30分ごとに動くのでお見逃しなく!)のほか、家具、ボンボン時計、食器やカトラリー、玩具、ガラス製のランプなど、数々の調度品が所狭しと並べられています。
1階に降りると、天沢聖司が見習いとしてバイオリン製作を学んでいた工房が広がっています。室内には、作りかけのバイオリンや図面、製作に必要な道具がズラリと並んでいて圧倒されます。
ロータリー右手にたたずむ瀟洒な木造平屋は、『猫の恩返し』に登場する
「猫の事務所」です。猫サイズのお家と侮ることなかれ、建物の基礎から木材を組んで仕上げるところまで、本物の建築物と同様のプロセスで造られた本格派。後ろの窓からかろうじて家の中をのぞくと、応接間でくつろぐ猫のムタとバロンがいます。
3.「どんどこ森」には何がある?(所要時間:約1時間半)
『となりのトトロ』をメインモチーフにした「どんどこ森」は、主人公のサツキ&メイ姉妹が住む一軒家と昭和の田園風景を再現した「サツキとメイの家」と、大トトロの巨大な木製遊具が鎮座する「どんどこ堂」の2スポットを中心に構成されたエリア。『ジブリパーク』第1期エリアの中でいちばん奥にあり、公園北口正門からの所要時間は徒歩約20分です。
「サツキとメイの家」は、2005年に開催された愛・地球博(愛知万博)のパビリオンとして建てられたものをリニューアルして公開。ランドスケープアーキテクトとしても活動する宮崎吾朗『ジブリパーク』監督が自ら制作総指揮を取り、『となりのトトロ』の設定に合わせて、昭和10年代や昭和30年代の建築様式を取り入れ、約1年半をかけて作り上げた“本物の家”です。
玄関から靴を脱いでお邪魔し、廊下を右に曲がってすぐ、右手(洋風建築部分)に、考古学者で大学講師であるサツキとメイのお父さん・草壁タツオの書斎である洋室があります。本棚も床も資料や関連書籍でビッチビチに埋め尽くされています。
タイル張りの流し台やかまど、木製の作業台などが並ぶ台所。煤で真っ黒になったかまどのふたの間から、ススワタリ(まっくろくろすけ)がコロコロ出てきそうです。建てつけてある家具や押入れ・戸棚・たんすなどの扉や引き出しなどを自由に開け閉めできるので、ぜひ中をのぞいてみましょう。
「サツキとメイの家」を出てすぐ右手に、家の裏山の頂上へと続く階段があるので登ってみましょう。“ど・ん・ど・こ・森”と書かれた木製のアーチをくぐった先に、大トトロの木製遊具が鎮座する広場
「どんどこ堂」が広がっています。
また、「どんどこ森」周辺は散策路が整備されており、入園チケットを持っていなくても公園の豊かな自然を満喫できる絶好のお散歩ルートになっています。ぜひ訪れてみてくださいね。
4.『ジブリパーク』で楽しめる限定グッズ&グルメ情報
『ジブリパーク』の物販・飲食施設は、メインエリアである「ジブリの大倉庫」に集中しています。人気のお土産やメニューを一部ご紹介!
1.「ジブリの大倉庫」内「冒険飛行団」で買えるオリジナルグッズ
いわゆる“お土産処”として物販が大充実しているのが、「ジブリの大倉庫」内にあるショップ「冒険飛行団」。スタジオジブリ作品に関連するグッズ約1250種類に加え、ここでしか買えない『ジブリパーク』オリジナルアイテムを多数取りそろえています。
「『ジブリパーク』に行ってきた!」という記念的なお菓子のお土産が欲しいなら、木の実のラングドシャ(¥1404)一択。アーモンドとヘーゼルナッツ、2種類のナッツを生地に練り込んだクッキーで、ヘーゼルナッツクリームとホワイトチョコをサンドイッチした5層仕立てのラングドシャ。8枚入りです。
開園日には午前中で売り切れたと噂の、耳をすませば ビジュー缶(¥1404)。洞窟にある光る石をイメージした、宝石のようなレインボーカラーの琥珀糖が7粒入っています。猫の人形バロンやバイオリン、アンティークの調度品など、作品に登場するキーアイテムをあしらった缶ケースは、お菓子を食べ終わった後もずっとキープしておきたいほど、とっておきの美しさ!
ファスナーを開けると、カオナシに飲まれたカエルが顔をのぞかせるカオナシモチーフのドリンクボトルホルダー カオナシ(¥3850)。500mLサイズのペットボトルカバーとして使えるほか、マルチポーチとしても活躍しそう! もうひと回り小さいサイズのペンケース(¥3300)も人気。
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の指を飾る色とりどりの大ぶりビジューリングがそのままリアルな商品になった湯婆婆の指輪(各¥1320)。 「おもちゃっぽさが普通におしゃれで今っぽい♡」と、2個、3個と大人買いする20〜30代と思しき女性取材陣を多数見かけたうえ、SNSでもバズっています。
オリジナルグッズには、他ブランドやメーカーとのコラボ商品も多数あります。創業200年を迎える老舗ガラスメーカー・石塚硝子株式会社の食器ブランド・アデリアとコラボした
アデリア×ジブリパーク グラスコップ(各¥1320)は、かつて昭和の家庭で親しまれたアデリアグラスに、ジブリ作品のモチーフをデザインした6種類があります。
2.『ジブリパーク』内でランチやお茶をするなら?
『ジブリパーク』内で飲食可能な施設は、「ジブリの大倉庫」内にある「カフェ 大陸横断飛行」(画像↑)、「ミルクスタンド シベリ・あん」、「駄菓子 猫かぶり姫」の3つです。
「カフェ 大陸横断飛行」は、「ジブリの大倉庫」を探検したゲストが羽を休めるイメージがコンセプトのカフェ。ジブリ作品に登場するたくさんの長距離飛行パイロットたちにあやかり、彼らが操縦しながら片手で食べられるようなワンハンドフードをイメージした、サンドイッチやピザ・スイーツなどが味わえます。画像(↑)は、しかくいピザ 味噌カツ(¥900)と、赤ワイン「紅の豚」(¥980)。ピザに刺さっているフラッグのイラストは、宮崎 駿監督が描いたオリジナル柄。なんと全12種類あり、ランダムで出てきます(選べないので、どの旗になるかは現地でのお楽しみ!)。
「ミルクスタンド シベリ・あん」では、『風立ちぬ』の劇中で、主人公の堀越二郎が食べていた、ようかんをカステラではさんだ三角形のお菓子・シベリアが食べられるキオスクスタイルのお店。シベリア(各¥380)は、つぶあんとこしあんの2種類から選べます。
喉が渇いたら、「南街」沿いの「駄菓子 猫かぶり姫」で買える
極ふつうのラムネ(¥200)をご賞味あれ。ガラス瓶に貼られた人魚のラベルは、宮崎吾朗『ジブリパーク』監督がデザインしたもの。店の前に並べられた丸椅子に腰掛けながら飲むのもよし、栓を開けずに持ち帰ってお土産にするのもよし。
5.『ジブリパーク』へのアクセス・周辺情報
1.公式おすすめは電車(地下鉄&リニモ)で行く!
愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ)の愛・地球博記念公園駅を下車してすぐ目の前がエントランスです。
地下鉄名古屋駅から行く場合は、地下鉄東山線で名鉄名古屋駅〜藤が丘駅(約28分)、リニモで藤が丘駅〜愛・地球博記念公園駅(約13分)。混雑していなければ、乗り換え時間を兼ねて1時間ほど見ておくといいかも。
2.直行または経由バスによるアクセス
2022年11月1日より、名鉄バスセンター(名古屋駅)・中部国際空港・瀬戸駅前(名鉄尾張瀬戸駅)の3カ所から、名鉄バスによる『ジブリパーク(愛・地球博記念公園)』直行・経由バスの運行がスタートしました。詳しい時刻表・所要時間・料金・バス乗り場などは名鉄バス公式ホームページをご確認ください。
3.もちろん、自家用車やレンタカーでも行けるけれど……?
東名高速道路・日進JCTから、名古屋瀬戸道路に分岐し「長久手IC」から東へ約5分、または東名高速道路「名古屋IC」から東へ約20分……なのですが、
『ジブリパーク』には専用駐車場がないため、愛・地球博記念公園の駐車場を利用する必要があります。
愛・地球博記念公園の公式ウェブサイトで、駐車場の混雑予想やリアルタイムの満空情報を発信しているので、ぜひチェックしてからお出かけください。
6.内覧会参戦エディターによる『ジブリパーク』お役立ち情報あれこれ
以上、『ジブリパーク』の遊び方完全ガイドをお届けいたしましたが、第1期3エリア開園に先立って開催されたマスコミ内覧会に参戦し、その後も現地に足を運んで最新情報を追いかけているエディター・オキシマガジンがお役立ち情報をナビゲート!(2023年7月更新)。
1.まず行くべきは「ジブリの大倉庫」
2023年7月現在、第1期3エリアを1日でいっぺんに回ることのできる共通チケットはありません。また、1日で3エリアを一気に周ろうと同日にチケットを申し込もうとしても、愛・地球博記念公園はとっても広く、かつそれぞれが混雑しているので、うまく時間を調整してチケットを工面するのは至難の技かと思われます。
そこで、『ジブリパーク』に行きたいと思ったら、まず最初に「ジブリの大倉庫」のチケットを申し込んでみるとよいでしょう。展示・物販・飲食施設が充実しており、さまざまなジブリ作品の世界観に加え、ショッピングもグルメもバランスよく楽しめるからです。
もちろん、『となりのトトロ』ガチ勢は迷わず「どんとこ森」を訪ねてくださいね。
2.お土産は入場直後に買い、「ジブリのなりきり名場面展」は15時半以降に行く
『ジブリパーク』では、1日あたりの来園者数は、3エリアで合計5000人になるよう調整されているそう。展示・物販・飲食施設が集中しており、特に混雑が予想される「ジブリの大倉庫」を予約するなら、時間帯はなるべく早め、できれば午前中の時間帯を指定するのがコツ(「青春の丘」とのセット券を購入する場合も同様です)。
また、入場後の歩き方にも工夫が必要です。入場したらまず『ジブリパーク』内で唯一ともいえる“お土産処”であるショップ「冒険飛行団」で、どうしても欲しい商品のみ先に買っておくことを全力でおすすめします。理由は、閉園時間の17時に近づくほど店内やレジの大混雑が予想されるからです。ただし、退場まで買った物は持ち歩く必要がある(※)ので、買う量は必要最小限にするのがポイント。
※2023年7月現在、「ジブリの大倉庫」内には、荷物一時預かりサービス・購入商品を自宅などに配送するサービス・コインロッカーなどはありません
また、企画展示の中でもいちばん人気のスポットである
「ジブリのなりきり名場面展」は15時半以降に行くのがよいのでは、と個人的に思っています。なぜならここは、「ジブリの大倉庫」エントランスをくぐって階段を下り、まず最初に目にする建物内にあるので、入園したばかりのゲストで常に行列が発生しているためです。最終入場時間が15時のため、15時入場組がひととおり落ち着きそうな終盤に行けば、混んではいますが比較的空いた状態で楽しめるのでは?
3.『ジブリパーク』で可能な決済方法
『ジブリパーク』内でのショッピングは、現金・クレジットカード各種だけでなく、さまざまなキャッシュレス決済に対応しています。iD・楽天Edy・WAON・nanaco・PiTaPaや交通系ICカードなどの電子マネー各種、LINE Pay・楽天ペイ・PayPay・メルペイ・au PAY・ゆうちょPay・Bank Pay・WeChat Pay(微信支付)・Alipay・UnionPay(銀聯)などのQRコード決済各種、Apple PayやGoogle Payにも対応。
入場にも電子チケットが必要なので、電子決済派はスマホに加えて充電器やケーブルの携行もお忘れなく!
4.宿泊は、地下鉄東山線の名古屋・伏見・栄各駅周辺がおすすめ
『ジブリパーク』目的で愛知県に滞在するなら、所要時間を考えると最低でも1泊以上するのがおすすめなのですが、ホテルや旅館を予約する場合は、電車でのアクセスを考慮し、地下鉄東山線の名古屋・伏見・栄各駅周辺がよいと思います。宿泊施設はもちろん、夜遅くまで開いている飲食店やショップが充実しており、食事やショッピングに困りません。
5.実際に行ってみて:『ジブリパーク』は断じてしょぼくない!
『ジブリパーク』は、モリコロパークがもともと擁する緑豊かな環境をフルに活かした“自然共生型”のテーマパーク。ほかの大型テーマパークに多く見られるようなライド型のアトラクションや、大勢のキャストが出演するショー・パレードは今のところ予定されていません。また、第2期までの総工費が約340億円と、大規模な事業計画の割に低コスト型ともいえるプロジェクトのため、ネット上などでは「もしかして微妙……?」という意見もあります。
しかし、いざ現地に足を運んでみると、細部に至るまで徹底的に造り込まれたスタジオジブリの世界観に圧倒されっぱなしに。画像(↑)の「サツキとメイの家」の縁側の下にメイのままごと道具がひっそりと隠れているように、「ココ、のぞいてみていいのかな? 開けてみていいのかな?」と思うような場所にこそ、新たな発見やサプライズが隠れているので、ジブリの世界観に自らドンドン入り込むイメージで遊びに行くとより楽しめるでしょう。本記事が、『ジブリパーク』を訪れるみなさんの“大さんぽ”のお役に立てますように。
関連リンク
写真協力/©️Studio Ghibli 取材・文/沖島麻美 ※掲載されている情報は2023年7月時点でのもので、個人の見解も含まれます。最新の情報は公式サイト及び現地にてご確認ください。