【長澤まさみさんインタビュー】映画『MOTHER マザー』で新境地。「人生はあっという間! 30代は職場や生活の変化を楽しんで」

悪いことの後には、きっといいことがある。そう思えるのは母のおかげです。

【長澤まさみさんインタビュー】映画『MOTHER マザー』で新境地。「人生はあっという間! 30代は職場や生活の変化を楽しんで」_1
信用詐欺師を演じる『コンフィデンスマンJP』シリーズでコメディエンヌとしての才能を発揮し、バラエティ番組では自ら企画をプロデュース。「自分がおもしろいと思ったものをたくさんの人に観てもらいたい」という思いで新境地を切り開いてきた長澤さんが映画『MOTHER マザー』で挑んだのは、息子との間にゆがんだ共存関係を築きながら社会の闇へ落ちていくシングルマザーの秋子。スクリーンに映し出される姿は、今まで見せてきたどんな表情やしぐさともまったく別ものだ。

「わが子にひどい言葉を浴びせる秋子を演じながら、撮影中は〝これでいいのかな?〟って自問自答を繰り返す日々だったんです。でも、そんな私を引っぱってくれたのが、子どもたちのお芝居。息子や娘としてまっすぐ対峙してくれる彼らのおかげで、私も真正面から向きあうことができました。みんな本当にしっかりしていて、撮影の合間はこっちのほうが遊んでもらっていたくらい(笑)。私が『ひどいことをたくさん言っちゃってごめんね』と謝ると、必ず『大丈夫。だって本当は思ってないでしょ?』って言ってくれて、そういうやりとりにも救われました」

親子の間に生まれたいびつな絆は、いつしか息子を殺害事件へと向かわせる。最初に台本を読んだ時、長澤さんが「親が子を育てる責任について考えさせられた」のは、自分自身も母親という大きな存在に生かされていると感じていたから。

「私の母はとてもパワフルではつらつとしていて、いつ会っても前向きなオーラしか感じないパワースポットみたいな存在。私はわりと考え込みやすいタイプなんですけど、母に悩みを打ち明けると、いつもステキな言葉をくれるんです。いいことも悪いことも循環するもの。だから、悪いことがあっても〝次はきっといいことがある!〟って思えるようになったのは、そんな母のおかげです」

6月に33歳の誕生日を迎え、「仲よしの演出家さんから『人生はあっという間だから、やりたいと思ったことはなんでもチャレンジしておいたほうがいいよ』って言われて、実践しているところ」だそう。そんな長澤さんに、モア読者へ向けて30代の楽しみ方を聞いてみると……。

「30代に突入すると、職場で責任が伴う立場になる人も多いはず。でも、責任がある=選択できるということなので、働く楽しさは増すんじゃないかと思います。自由に使えるお金も増えることで、生活の中のちょっとした贅沢だって増やせるかも。そういう変化を楽しんでほしいです」


ながさわ・まさみ●1987年6月3日生まれ、静岡県出身。多数の話題作に出演し、映画『キングダム』では第43回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。公開待機作に『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(近日公開予定)、『シン・ウルトラマン』(2021年)がある

『MOTHER マザー』

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男たちとゆきずりの関係を持ち、奔放に生きてきた秋子(長澤まさみ)。そんな母のゆがんだ愛しか知らないまま17歳になった周平(奥平大兼)は、ある殺害事件を起こす。実話をもとに描いた衝撃作。●TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中
©2020「MOTHER」製作委員会

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