【獅子座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<6/28~7/11> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「淀みや停滞を吹き流せ!」

いよいよ梅雨が明け、本格的な夏の到来に向け日に日に太陽がパワーを増していく二十四節気の「小暑(しょうしょ)」に入るのが7月7日。そして今回はその直前にあたる7月5日にやぎ座で満月を迎えていきます。テーマは「禊ぎと祓い」。

 すなわち、すでに時代遅れで何の支えにもなっていない空っぽの言説や価値観に絡まったままもがき続けるのか、それともまやかしやごまかしを切り捨てたところに今後の活動の土台や、大切にすべき礎(いしずえ)を見出していけるか。いずれかに分かれていくことになりそうです。

 かつて7月は、涼しい風が吹くのを待つことから「風待月」とも言われたそうですが、今回の満月前後にかけては、自分の内部や周囲に漂うよどみや停滞、行き詰まり感をどれだけ爽やかに吹き流していけるかが問われていくでしょう。

獅子座(しし座)

今期のしし座のキーワードは、「註釈」。

獅子座のイラスト
幕末から維新にかけての激動期を舞台に、剣の道ひとつに賭けた武士の人生の哀歓と誇りを描いた中山義秀の時代小説『碑(いしぶみ)』において、中山は「後半生は、彼のむちゃな前半生に対する一種の註解みたいなもの」と書きました。

一人の生涯を二つに分けて、両者の関連を「註解(=註釈)」という作業になぞらえてみせた訳です。当時、武士は激動の時代の変化にうまく適応できた者と適応できなかったものの二極化が強まった時代でもありましたが、ここでいう「註釈」とは、信念を貫く勇気というより、信念を曲げる勇気とセットでついて回り続けるもののように思えます。

そして、時代の変化の激しさという意味では、現代の私たちもそうそう負けてはいないでしょう。昭和の時代には当たり前だった終身雇用制度はもはや砂上の楼閣のごとき頼りないものとなり、数年ごとに転職を重ねたり、フリーランスに転身したりするのも当たり前のこととなりつつあります。

しかし、一方で過去のキャリアの振り返りや総括がおろそかなまま、次へ次へ先へ先へとついつい生き急いでしまっている人も多いのではないでしょうか。

その意味で、これまでの転身や転職の意味や本質について、ここで改めて掘り下げ、「註釈」を加えていくこと。あるいは、まだ前半生を生きているのであれば、自分がどんな世代や時代を生きているのかということを改めて俯瞰してみること。

それが今期のしし座のテーマなのだと言えるでしょう。


出典:中山義秀『碑・テニヤンの末日』(新潮社)
<プロフィール>
慶大哲学科卒。学生時代にユング心理学、新プラトン主義思想に出会い、2009年より占星術家として活動。現在はサビアンなど詩的占星術に関心がある。

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