お話をうかがったのは……

『ホワイトホワイト』院長 歯科医師 口もと美容スペシャリスト
石井さとこ先生
歯のホワイトニングを日本に広めた第一人者。歯と体を美しく保つための食事法や、歯が美しく見える口もとメイクなども指南。著書『美しい口もと』(ワニブックス)も人気

『聖母歯科医院』歯科衛生士
豊山とえ子先生
歯科医の夫とともに、削らない歯科クリニックを経営。行きたくなる歯医者さんづくりのコンサルティングも行う。『かしこい子が育つ正しい歯のみがき方』(ジービー)など著書多数

今日から実践しよう! 正しい歯の磨き方

美しい歯は正しい磨き方から! 「ゴシゴシ磨くと、歯ぐきが下がり、そこから虫歯になる人も」(豊山先生)。「忙しくても朝晩2回はしっかり。歯ブラシの持ち方や動かし方、歯に当てる角度を意識して磨き残しのないように!」(さとこ先生)

1)20㎖ほどのぬるま湯で30秒くらい口をゆすぐ

【正しい歯の磨き方】フロスや歯間ブラシ、の画像_1
「朝起きてすぐ、寝ている間に繁殖した雑菌をゆすぎます。夜も、大きな汚れや食べかすを取るため、歯磨きの前にぬるま湯でゆすぐことを実践してみて」(さとこ先生)

2)歯ブラシはペンを持つように優しく握る

【正しい歯の磨き方】フロスや歯間ブラシ、の画像_2
ゴシゴシ磨かずに、毛先を揺らすくらいのタッチで磨きます。「それにはペングリップがおすすめ。一本一本丁寧に」(豊山先生)

3)歯ブラシは磨く部位に応じて角度を変える

【正しい歯の磨き方】フロスや歯間ブラシ、の画像_3
歯の表面に対して歯ブラシの毛先は垂直に、歯ぐきには45度の角度に当てる。「磨きにくい利き手側の奥歯から磨いて」(さとこ先生)

★朝はここまででOK。約3分、歯ブラシで歯磨きケアを。

4)歯と歯の間の汚れはデンタルフロスでオフ

【正しい歯の磨き方】フロスや歯間ブラシ、の画像_4
「歯と歯の間は歯ブラシだけでは落とせません。歯同士の接触面の掃除を。“1日1回、夜のフロス使い”を習慣に」(さとこ先生)

5)歯間ブラシは歯肉の際に1回通す

【正しい歯の磨き方】フロスや歯間ブラシ、の画像_5
歯と歯の間の歯肉に近い三角部分は、食べかす汚れが滞留しやすい場所。「歯間ブラシを1回入れて抜くだけで完了」(さとこ先生)

6)口臭の原因にもなる舌。定期的に洗って清潔に

【正しい歯の磨き方】フロスや歯間ブラシ、の画像_6
舌が白っぽい(舌苔)、口が乾く、と感じる人は、舌ケアも習慣に。「舌の表面と側面に専用ブラシをスライドさせて」(豊山先生)

★夜は5~6分、できれば10分かけてケア。フロスや歯間ブラシも使って、隅々までキレイに!
イラスト/miya 取材・原文/猪原美奈 小内衣子(2人ともPRIMADONNA) 構成・企画/加藤朋子(MORE) ※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。