【柏木由紀】ゆきりんが闘病生活で見つけた、自分にとって本当に大切なもの

AKB48のメンバーとして活躍する、ゆきりんこと柏木由紀さん。30歳を迎える直前の今年6月、難病である「脊髄空洞症」の治療のために活動を一時休止することを発表。そして見事に復帰を果たした彼女が、病気を知った時、そして闘病中、復帰後に思ったこととは? 苦しい体験をしたからこそ見えたもの、気づいたことについてじっくりと語ってくれました。
難病から復活した柏木由紀さん

発覚後の心境。「早く仕事に復帰したい」の気持ちだけで難病手術から急速回復

「病気がわかったきっかけは、とある番組収録で受診した人間ドック。そこで『脊髄空洞症』と診断されました。元気だったので自分ごととは思えなくて、その時は病気のことよりもとにかく仕事を1カ月休むことのほうが不安でした。AKB48に入ってから14年間、一度も長い休みを取ったことがなかったし、仕事の予定もいろいろと入っていたから。最初は年内に手術できればいいなと考えていたのですが、病気の進行が思ったよりも早く、診断の翌月、6月にはもう手術することに。手術が決まってからは病気や手術について色々調べて不安になった夜もありましたけど、予定が早まってあれよあれよという間に進んでいったのは、思い悩む時間がないという意味では精神的にはよかったなと思います。」
インタビューに答えるゆきりん

「手術後の数日は体がとても重くて、これはしばらく復帰は無理だと悟ったんですけど、病室でテレビに映るメンバーを見て“早く戻りたい”ってすぐに思ったんです。その時はじめて気づきました、あぁ私って仕事好きなんだな……って。活動休止してすぐの頃は、正直仕事のことを考えなくていいから楽だと思ったし、過去には忙しくて働くのがつらいと思ってた時期も確かにあって。でもいざ休んでみると仕事が恋しくて、唯一できるSNS投稿をいつしようかばっかり考えちゃってたんですよね。そんな自分を思い知ってからは、もういてもたってもいられず、退院する日を勝手に決めて、病院にも『私すぐに退院します』と宣言して(笑)。そうしたらリハビリでの成果も劇的に上がり、どんどん体力が戻ったんです。医師からも『戻りたい場所がある人は早く治るんだよね』と言われたくらいには、周りが驚くほどの回復力。一カ月の入院予定が一週間で済んだので、病院でも『もう退院!?』と噂になったみたいです(笑)。仕事に戻りたいと思えなければ頑張れなかった。だから、今は改めて仕事に感謝しているし、すごく楽しいです。」
AKB48の柏木由紀
「復帰後、メンバーと一緒に活動したりファンの方を前にしたりして、あぁ私は手術を乗り越えたんだなと思わせてもらえたのも嬉しかったです。そして最近はこうやって雑誌やwebなどのメディアに出させていただくことも増えて、自分より服やメイクを優先して見せることが新鮮。今の環境に感謝できて、新しいお仕事に挑戦できるって幸せですよね。私いつまでアイドルやり続けるんでしょうね(笑)。誰かに止められるまで永遠にやり続けちゃうと思いますけど、楽しいうちはずっと続けていきたいんです。」

生活習慣の改善とともに出合った、新しい自分のスタイル

「活動休止してから手術を受けるまでは、母とのんびり過ごしていました。好きなことをして、食べたいものを毎日食べて。実はそれまですごく不摂生で、基本的に食事は外食、コンビニ、お仕事現場の食事。生活スタイルもめちゃくちゃで、お風呂は明日でいっかとか、メイクを落とさず寝るとか、翌朝早いのに夜な夜なスマホをいじって出発時間のギリギリまで寝てるとか。でも病気を経て改善を余儀なくされ、いざ規則正しい生活をはじめてみたら、今では驚くほどにハマっちゃったんです。だって、毎日が気持ちいいし、精神的にも健康! スマホにしばられず、たっぷり寝て、時間に焦らずゆっくり行動できるって、こんなに気持ちのいいことなんだなって改めて感じてるんです。自炊もスタートしたら楽しくて、食べたいものを自分で作れるっていいなーって思って継続できてます。最近はナスのハンバーグを作りました……しっかり焦がしましたが(笑)。」
【柏木由紀】ゆきりんが闘病生活で見つけた、自分にとって本当に大切なもの_4

当たり前のことを褒められると嬉しい。みんなもっと自分を褒めていい

「手術を受けた後、両親が『頑張ったね、えらいね』と褒めてくれたんです。病気になったら手術するって何も特別なことじゃないと思っていて。治すことを褒めてくれる人なんていないんですよ。でも『たしかに頑張った』って思えて、嬉しかった。なかなか周りは『頑張ってね』とも『頑張ったね』とも言いにくいんですよね。でも健康な人より大変な思いをしたわけだから、もし今闘病中の人や何かに悩んでいる人がこれを読んでくれていたら、自分で自分を褒めてあげてほしいです。例えば同じ病気にかかっていたとしてもまったく同じ症状の人はいないから、わかったように話をすることなんてできない。だからこそ、自分だけは自分の味方でいてほしいです。頑張ったね、って。」
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