マンガをこよなく愛しマンガと共に生きてきた内田理央が、テーマにそったお気に入り作品を紹介する連載「#ウチダマンガ店」。今回は、女のコ大好きなだーりおがハマった2作品。どちらもテーマが「女子」ながら、全然違う!!

ちょっと変わった女のコマンガ

内田理央がおすすめのマンガを紹介するMOREの連載【#ウチダマンガ店】ビジュアル
「女のコをテーマにしたマンガが大好き♡ といっても、いろいろ種類があるんだけど、作者が女性か男性かで違いが出ますよね。女性が描くとリアルで“なんかわかる”という作品、男性が描くとその人の妄想上の女子が出てくる……っていう傾向がある気がします。そのギャップを楽しんでみてほしい2作を紹介しますね。まずは『彼女のカーブ』。この本のキャッチフレーズにもなっている“女の子はワンダーランド”という言葉が大好き。私が“女のコマンガ”にハマる理由はこれだ! って感じ。こちらは女性が作者で、女のコの細部を観察して描かれた感じがして好き。絵が軽いタッチで気軽に読める短編集で、誰かの人生をぼーっと見ている気分になれます。『へんなねえさん』は男性が作者。エロありなので、ご注意です。いわゆるサブカル系で、エロ&ぶっ飛んだマンガにハマってた時期に出合ったんですけど、いろいろ衝撃的で印象深くて。この作品は作者の脳みその中身大爆発! って感じで、初めて読んだ時は“人間は誰しも変態性を持っているし、それが面白い!”って感想を抱いた記憶があります。内容にびっくりする人も多いかもしれないけれど、ハマる人はハマると思うので、独特な世界観のマンガが好きなら読んでみてほしい!」(内田理央)

(左)『へんなねえさん』 (右)『彼女のカーブ』

内田理央がおすすめのマンガを紹介するMOREの連載【#ウチダマンガ店】で紹介されたマンガ。(左)『へんなねえさん』(右)『彼女のカーブ』
(右)女のコの体のパーツをテーマにした短編を10作品収録。ロマンティックでちょっぴりせつないストーリーも。『彼女のカーブ』ウラモトユウコ(太田出版 全1巻¥1047)

(左)SF×美少女の物語。快楽を得る装置を開発する美少女博士や未来の自分と触れあう自分大好き少女などが登場する奇想天外ストーリー。『へんなねえさん』吉富昭仁(太田出版 全1巻¥715)
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撮影/tAiki ヘア&メイク/中村未幸 モデル/内田理央 スタイリスト/辻村真理 取材・原文/東 美希 構成・企画/青山玲子(MORE)