誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「『ヨックモック』のシガールはなぜあの形なの?」。手土産の大定番「シガール」は、クルクルと巻かれた不思議なクッキー。名前のとおり葉巻のような形だけど……なぜあの形になったの?ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

バターたっぷり、だからあの形なんです!

Q.「シガール」はなぜあの形なの?

A.生地を補強するためにロール状に巻かれています。
設立時、「バターをたくさん使ったクッキーの量産や量販は難しい」と言われる中、百貨店を中心に膨大なギフト市場が形成されていることに目をつけ、あえてそれを逆手にとることに。バターをふんだんに使ったラングドシャークッキーを、高級感のあるギフト商品にできないかと考えました。

目指したのは、今までにないおいしさの創造。しかし、バターを多く使った生地は壊れやすく、試作は難航しました。そんなときに偶然目に留まったのが、フランス人画家リュバン・ボージャンの『巻菓子のある静物』の絵。そこに描写されていた薄く焼き上げられたロール状の菓子をヒントに、生地を補強するためにロール状に巻く発想が生まれ、それにより独特の食感がつくり出されました。なめらかな口当たりと口どけ、コクと風味、ユニークな形状、どれをとっても従来のイメージを打ち破るクッキーが完成しました。

教えてくれたのは……ヨックモック

バターをふんだんに使ったロール状クッキー「シガール」を代表商品とする東京・青山のクッキーブランド『ヨックモック』。
1969年の誕生以来、「菓子は人間の生活に欠くことのできないものである」という想いを胸に、まごころを込めたお菓子づくりを続けています。人と人とをつなぐ贈答品や手土産として、贈られた方も、受け取った方もおいしさと笑顔が共にある世界を創ることを目指しています。社名の由来はスウェーデンの北部、森と湖に囲まれた小さな町「JOKKMOKK」。その町の温かな家庭の食卓を飾るまごころがこもった、手づくりのおいしさが私たちの原点です。半世紀以上の時を経ても、愛され続ける美味しさを提供し続けます。

■『ヨックモック』公式サイト
https://www.yokumoku.co.jp/

■問い合わせ先:0120-033-340(11:00〜16:00 土日祝日・年末年始を除く)

「シガール」のおやつをチェック!

ヨックモックのシガール
シガール 14本入 ¥972〜
バターをふんだんに使って焼き上げたロール型のクッキー。豊かな風味と、サクッとした口当たり。そして繊細なくちどけが楽しめます。
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取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。