モアガールのためのビジネス書

やりがい、人間関係、将来……働く女性の悩みは尽きない! それなら、ビジネス書を新しい味方にしてみては?

気になる美女の愛読書2冊

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モアモデルとして活躍中の松本愛さんに、働く女子にぴったりの2冊を紹介してもらいました!

モデル 松本愛さん
まつもと・あい●1994年4月5日生まれ、埼玉県出身。本誌のモデルとしてはもちろん、ドラマやバラエティ番組でも活躍中。コスメからゴルフまで興味の幅が広く、探求心旺盛

『世界のニュースを日本人は何も知らない』谷本真由美

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「『アフリカはなぜ貧しいのか』という解説があるのですが、それまでアフリカ=貧しい国というイメージだけで、その理由を考えることはありませんでした。表面的にしか見ていなかった物ごとの裏側や奥を見る重要性を知りました」(松本さん)。
(ワニブックス ¥830)

『相手もよろこぶ 私もうれしいオトナ女子の気くばり帳』気くばり調査委員会

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「年齢を重ねてきて、気配りができているかどうか、気にするようになりました。たとえばコーヒーをすすめられて『嫌い』と言うのと、『得意じゃない』と言うのとでは印象が変わるはず。実践的なアドバイスがうれしい一冊です」(松本さん)。
(サンクチュアリ出版 ¥1100)

自分を高めるために“必要だった”2冊

「もともと、本より漫画が好きで、ビジネス書を手に取るようになったのは最近なんです」と楽しそうに語り始めた松本さん。

「書店に行くと、まずは店内を一周して、目に飛び込んできたものを手に取ってみるんですが、たまたまそれがビジネス書だったということが増えてきて。悩んでいる時や知識を得たい時に“解決策”として本を買うので、仕事に関係するものを必要としているんだなあと実感します」

最近では、解決策を探るためにまずはインターネットを活用する、という人も多いはず。そんななか、松本さんは「ネットでアウトプット、本でインプット」と使い分けているそう。

「ネットは誰でも発信できる分、その情報の信憑性を見極めるのが難しい。その点、本で得る情報は知らないことが多いし、信頼度も高いと思います」

彼女が「情報を自分で見極められるようになりたい」と思ったきっかけは、今回すすめてくれた『世界のニュースを日本人は何も知らない』を読んだこと。

「撮影現場などで先輩方が話している内容を聞いて、疑問を持つことが増えたんです。だから知らないことをもっと知りたくて、この本を手に取りました。なかでも印象的だったのは、日本と海外の雇用制度の違いについての話。日本はまだ終身雇用が当たり前だけど、海外ではほとんどあり得ない。だからみんな、転職のたびにキャリアアップして、資格を取って、どんどん自分を磨いていくんです。『今の仕事がイヤだから転職したい』とネガティブに考えず、自分を磨いてキャリアアップのために動いていかなきゃな……と、衿を正すきっかけにもなるのではないかと思います。モア世代はある程度生活にも余裕が出てくる頃だと思うので、自分への投資はちゃんとしたいですよね」

そして、そんなモア世代ならではの悩みを解決してくれたのが、2冊目の『オトナ女子の気くばり帳』だそう。

「今まではずっと年齢が下のことが多かったので、目上の人たちに対して失礼がないかを考えるだけでした。でも後輩たちが増えてきたら、そちらにも気を使うようになって。『こういう言い方をしたら上から目線かな?』とか、『でも私のほうがお姉さんなんだからしっかりしなきゃ』とか、人間関係に悩むようになったんです。先輩たちにしてもらってうれしかった経験があるので、私も自然と気遣いができるようになりたい。この本は、そういうさりげない配慮の方法を教えてくれます」

本を積極的に読むようになったもうひとつの理由に、「寝る前のスマホの光は美容に悪いと聞いて、それなら本を読もうと思った」ことを挙げた松本さん。

「最近コーヒーが飲めるようになったので、カフェにもよく行くんです。でも、カフェでスマホって味気ない(笑)。本を読みながらのほうがゆっくりできるので、そのひとときも気に入っています。きっかけや理由はなんでもいいと思うんです。まずは書店に足を運んでみると、自分が何を必要としているのかわかるかもしれませんね」
取材・原文/千吉良美樹 撮影/露木聡子 ヘア&メイク/野口由佳(ROI)