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誰が誰をだましたのか!? 女性同士のエロティックな愛と復讐劇を描いた映画『お嬢さん』

『オールド・ボーイ』や『渇き』が日本でも話題になり、『イノセント・ガーデン』でハリウッド進出も果たした韓国のパク・チャヌク監督。彼が7年ぶりに韓国で手掛けたのが、サラ・ウォーターズの傑作ミステリー「荊の城」をもとにした本作です。舞台を19世紀半ばのロンドンから日本統治下の朝鮮半島に大胆に移し、抑圧された世界で生きる女性たちが男たちに復讐し、アイデンティティを解放していく姿を官能的で美しい映像と共に描いています。

舞台は1939年の朝鮮半島。盗賊団の一味に育てられた孤児の少女スッキは、藤原伯爵を名乗る詐欺師からある仕事を依頼される。ターゲットは、莫大な資産を相続する家族の令嬢の秀子。その計画とは、メイドとして屋敷に入り込んで世間知らずな秀子を操り、伯爵の結婚詐欺の計画を手助けすることだった。スッキは珠子と名乗って屋敷に入り込むことに成功するものの、次第に美しく純真な秀子に魅了されていく。さらには伯爵との初夜のため、秀子に夜の秘め事も教え込み、いつしか身も心も結ばれてしまう……。

物語はスッキ目線の第1部、秀子目線の第2部、そして衝撃の真相が明かされる第3部の3部構成になっていて、登場人物たちがダマし、ダマされ、二転三転していく展開がスリリングです。そして最大の見どころは、女性同士の美しくもエロティックなベッドシーン。演技派女優で恋多き女としても知られる『泣く男』のキム・ミニが秀子を妖艶に演じ、オーディションにより1500人の候補の中から選ばれた新人女優のキム・テリがスッキ役を熱演。舌足らずな韓国なまりの日本語台詞や、細部まで作り込まれた贅を尽くした美術も含め、女性の目から見てもうっとりするほどのシーンになっています。パク・チャヌク監督らしい、妖しく官能的な世界観に浸ってみてください。

(文/松山梢)

●公開中

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映画『お嬢さん』公式サイト


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