【キスシーンが印象的な韓国ドラマ5選】最高の韓国式キスシーンにキュンキュンが止まらない♡
韓国の恋愛ドラマで印象なのが、やはりキスシーン。情熱的なキス、幻想的なキスなど、胸キュン必至のキスシーンが印象的な韓国ドラマを集めました♡
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韓ドラマニアのライターがおすすめ!
Kカルチャー・旅・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。
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- “アイドル×一般人”の夢のような恋に浸ろう!『イ・ドゥナ!』
- “身代わりのお見合い”から始まるオフィスラブコメディ♡『社内お見合い』
- 高校時代の元カップルが大人になって再会する、繊細なラブロマンス『その年、私たちは』
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青春は永遠? 夢を奪われた若者たちの成長と初恋を描く『二十五、二十一』
『二十五、二十一』
全16話
出演:キム・テリ、ナム・ジュヒョクほか
Netflixシリーズ「二十五、二十一」独占配信中
あらすじ
アジア通貨危機で韓国が深刻な経済不況に陥っていた1998年。予算を減らされたことでフェンシング部が廃部になってしまったナ・ヒド(キム・テリ)は、フェンシングを続けるために憧れの選手コ・ユリムが通う高校に転校する。同じ頃、ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)は、裕福な家庭に育つも不況の影響で父の会社が倒産し、大学を中退してアルバイトを掛け持ちしながら生計を立てていた。時代に夢を奪われた2人は、18歳と22歳で初めて名前を呼び合い、お互いを励ましながら支え合う関係になっていく。
ここが見どころ!
皆さんは、放送終了から時間が経っても忘れられないドラマやキャラクターはいますか?
韓国ではロスのことを「후유증(読み:フユチュン、意味:後遺症)」のほかに「앓이(読み:アリ、意味:患う)」と言います。「후유증」は作品そのものをさす時に使われる一方で、「앓이」には特定の人物を意味するニュアンスが含まれ、主に登場人物や俳優の名前につけて「〇〇앓이」と表現します。
私にとっては、今回ご紹介する『二十五、二十一』のペク・イジン(ナム・ジュヒョク)がまさにその一人。今でも振り返るたびに胸がギュッとなるほど“患っている”キャラクターです。前述の通り表現するなら、“ペク・イジン앓이”というわけです。
1997年、韓国はアジア通貨危機や財閥の倒産などの煽りを受けて経済危機に陥り、「国際通貨基金(IMF)」の救済を受けることになります。本作で登場する「IMF」とはこのことです。1998年には2万社あまりの企業が倒産したと言い、物語はこの時代を舞台に描かれます。
イジンは名門大学に真っ赤なオープンカーで通うお坊ちゃまでしたが、父親の会社が倒産してしまい、22歳で小さな部屋を借りて一人暮らしすることに。
若くして夢も希望も失くしてしまったイジンが引っ越した町で出会うのが、夢に向かって突き進む18歳のナ・ヒド。IMFのせいでフェンシング部が潰れちゃったけど、最年少金メダリストのコ・ユリム(宇宙少女・ボナ)がいる高校に転校しちゃえばいいじゃん!と逆境を逆手に取るポジティブで明るい女の子です。
2人はイジンがアルバイトでヒドの家に新聞を配達した時に出会い、偶然の再会が重なって仲を深めていきます。
父の破産で多くの人が苦しんでいることから「どんな瞬間も僕は絶対に幸せにならない」と十字架を背負っていたイジンの心を「これから私と遊ぶ時だけこっそり幸せになるの」とヒドが溶かし、イジンは母親と折り合いが悪く孤独を抱えるヒドの癒しの存在となって絆を育む過程がこの上なくピュア。4歳差だけど年上男子×年下女子ではなく、対等な目線でお互いを高め合っていく2人が美しくて、どこかはかなくて、胸が熱くなります。
オッパだけどオッパ扱いされないペク・イジンですが、めちゃめちゃオッパなんですよ!!
フェンシングに打ち込むヒドを「誰よりも負けた経験で階段を積み上げてきた。ほしいものを手に入れろ」「ヒドには一瞬でも無駄な経験はさせたくない。幸せな経験だけしてほしい」と全肯定して応援してくれる頼もしさ。しかも、ヒドを見つめる眼差しが穏やかで優しくて、めちゃめちゃ甘い。この眼差し、(ときめきすぎて)有罪です。
クリーンな魅力と超絶ハンサムなのに素朴さも兼ね備えるリアコ感から、“現実彼氏”の異名を持つナム・ジュヒョクの演技力とのシナジーが最高で、あなたもきっと「あれ、私の初恋ってペク・イジンだったかな?」と記憶操作されてしまうはず。
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ヒドの顔についたチョコアイスを拭いてあげるイジン。
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この甘い笑顔は患うしかないです。
実は、実年齢ではキム・テリが年上。1990年生まれのキム・テリは、当時31歳で高校生役を演じたわけですが、本当に18歳にしか見えません。自分の感情に素直で、純粋無垢ゆえに怖いもの知らずなところ、あどけないかわいさまで、本作のキム・テリは完全に10代そのもの。「あなたがどこにいても私が応援を届ける」とイジンを明るく照らし続けるヒドを見ていて、“キム・テリが演じるナ・ヒド”ではなく“ナ・ヒド”という一人の女の子として心を掴まれました。
未来を向いて高め合ってきた2人ですが、大人になるとその関係は少しずつ変わっていきます。イジンはTV局の記者、ヒドは国家代表選手となり、それぞれ多忙を極める中で、相手に負担をかけたくないイジンと喜びも苦しみもすべて分かち合いたいヒドはすれ違うようになり……。リスペクトし支え合う気持ちはあの時のままでも、人生のチャプターが変わってしまった。そのことに2人は気づいてしまった。青春が終わってしまったんですね。
お互いに思い合っているのにうまくいかない。頑張るほど遠くなっていく。そんな変化が切なくて切なくて……。2人が結ばれるまでが丁寧に描かれるおかげでどっぷり感情移入できちゃうので、まるで自分が経験したかのように胸が張り裂けそうになります。
夢に恋に友情に全力だったキラキラと眩しい時期は一瞬で過ぎ去ってしまうからこそ青春なのであり、永遠に続かなくてもその一瞬があったことは永遠に変わらない。そして、それは人生の宝物になる。本作は、そんなメッセージを伝えてくれているのだと思います。
青春の終わりを迎えたイジンとヒドがどのような道を選ぶのか。青春真っただ中の人も、青春が過ぎ去った人も、自分の思い出と重ねながら一緒にときめき、苦しみ、共感できる『二十五、二十一』。書いていたらまたペク・イジン앓이を発症しちゃいました。N回目の視聴、いってきます。
配信サイト
『二十五、二十一』
全16話
Netflixシリーズ「二十五、二十一」独占配信中
ウィ・ハジュンが強気な年下男子を演じるラブロマンス『卒業』
『卒業』
全16話
出演:チョン・リョウォン、ウィ・ハジュンほか
U-NEXT独占配信中
© STUDIO DRAGON CORPORATION
あらすじ
ソ・ヘジン(チョン・リョウォン)は勤続14年目の塾講師。競争の激しい業界の中でもスター級の人気を誇り、休みなく働いていた。ある日、10年前に成績下位から名門大学に送り出した教え子のイ・ジュノ(ウィ・ハジュン)がヘジンの務める塾の新人講師となって現れる。“恩師と教え子”から“同僚”になった2人は、少しずつ惹かれあっていく。
ここが見どころ!
本作は、韓国で最も塾が多い街と言われる大峙洞(テチドン)を舞台に、トップクラスの人気を誇る塾のベテラン女性講師と、新人講師になった彼女の教え子が織りなす大人のラブストーリー。2018年に韓国で放送され、年下男子ブームを巻き起こしたソン・イェジン×チョン・ヘイン主演の『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』を手掛けたアン・パンソク監督の最新作です。
主演を務めるのは、『油っこいロマンス』のチョン・リョウォンと『イカゲーム』のウィ・ハジュン。なんと、ウィ・ハジュンは本作が恋愛ドラマ初主演! これまで『最高の離婚』、『ロマンスは別冊付録』、『18アゲイン』などで二番手男子を演じてきた彼が、デビューから9年でついに一番手男子になりました! ウィ・ハジュンは、『よくおごってくれる……』にソン・イェジンの弟役として出演していましたので、アン・パンソク監督作品に主演として堂々カムバックしたのもアツいポイント。『卒業』では、恋愛ドラマの一番手男子のウィ・ハジュンが炸裂しています!
ウィ・ハジュンが演じるジュノは、成績下位から難関大学合格を果たした、ヘジンの”奇跡の教え子”。大学を卒業し大企業に就職したものの、実家があるソウルの一等地・江南に自力で家を買うのは難しいと悟り、早くお金を稼ごうとカリスマ塾講師を目指して、恩師ヘジンがいる「大峙チェイス」に転職します。
成績不振の崖っぷちから驚異的な追い上げで難関大学に入り、誰もが羨む大企業に就職したというだけあって、ジュノは自信家で頭がキレる“しごできボーイ”。安定した道を捨てて塾講師になるなんて……と必至に止めようとするヘジンに「先生、一線を越えてますよ」とズバッと言い返すストレートな性格の持ち主で、かわいくて守ってあげたくなる年下男子というよりも、野心のあるたくましい肉食系年下男子です。キリっとした目もとに大きな口、韓国で“恐竜顔”と呼ばれるウィ・ハジュンの凛々しいイメージともよく似合っていて、現実でウィ・ハジュンが年下だったらこんな感じなのかも? なんて思っちゃう妙なリアルさをまとっています。
チョン・リョウォンが演じるヘジンは、「大峙チェイス」の宣伝ポスターを飾るほどのカリスマ講師。塾生と保護者からの信頼も厚く、学校の試験問題に不備があれば学校に乗り込んで直談判する熱血ぶり。最初の教え子であり、彼女の塾講師人生の誇りであるジュノが後輩の新人講師となって現れたことで、10年以上守り続けてきた日常が少しずつ変化していきます。
受験競争が厳しい韓国でスター級の人気を維持するのは容易ではないはず。ヘジンはかなりのやり手のはずですが、チョン・リョウォン特有のリラックスしたムードがいい味を出していて、刺々しさゼロの大人の余裕を纏ったヒロイン像に仕上がっているところがさすが。しっとりと落ち着いた雰囲気の中でそれぞれの苦悩や葛藤を描くアン・パンソク監督ならではの世界観ともぴったりハマっていました。
チョン・リョウォンと言えば、ファッションも見どころ。韓国芸能界きってのファッショニスタとして知られる彼女がドラマで着こなすファッションは毎回話題になるのですが、今回は塾講師役ということで落ち着いたトーンやオフィスカジュアル寄りの着こなしが多く、コーディネートの参考にできそうなポイントがたくさん! 第一話から、ラベンダー色のスタンドカラーブラウスに黒のペンシルスカート、足もとは黒のソックス×スニーカーでカジュアルダウンさせる着こなしに惚れ惚れしちゃいました。シャツとベストの重ね着やジャケットを使ったコーデなど、秋冬が楽しみになるヘジンのファッションにも注目です。(@yoanaloves ←チョン・リョウォンの私服も素敵なので、ぜひインスタもご覧ください)
そんなジュノとヘジンの恋愛模様はというと、ジュノがぐいぐいリードします!
初めて出会った高校生の頃からヘジンのことが好きだったジュノ。一緒に働くうちに好きだった気持ちが抑えられなくなり、「僕の初恋がソ・ヘジンだって気づいてたでしょ?」「僕には先生が必要です」と正面から告白するジュノに、見ているこちらもドキドキさせられっぱなしでした。
しかし、師弟関係であった2人の恋愛は大きな試練を迎えることに。常に強気でちょっと生意気なところもあったジュノが、ヘジンとの関係や仕事を守っていく中で、より頼もしい男性に成長していきます。
キスシーンも色々と登場するのですが、大人のロマンスということでキスシーンも大人っぽいので心の準備を(笑)。これまで演じてきた二番手男子も魅力たっぷりでしたが、ウィ・ハジュンって本気のロマンスも最高に似合うんだなと再認識。“キス職人”のタイトルがつく日もそう遠くなさそうです。
配信サイト
『卒業』
全16話
U-NEXT独占配信中
© STUDIO DRAGON CORPORATION
“アイドル×一般人”の夢のような恋に浸ろう!『イ・ドゥナ!』
『イ・ドゥナ!』
全9話
主演:スジ、ヤン・セジョン
Netflixシリーズ「イ・ドゥナ!」独占配信中
あらすじ
アイドルとして人気絶頂だったイ・ドゥナ(スジ)は、突然引退を選択。大学に復学したドゥナはシェアハウスで暮らし始める。同じ大学に通うイ・ウォンジュン(ヤン・セジョン)も、ドゥナと同じシェアハウスに引っ越すことに。最初は勘違いやすれ違いでウォンジュンに不信感を持っていたドゥナも、彼の純粋さに気付き、次第に心惹かれていく。
数々の困難に立ち向かいながらも、想いを深めていく2人の恋を、切なくも美しく描く。
ここが見どころ!
『イ・ドゥナ!』は、韓国の人気ウェブトゥーン(Web漫画)が原作。
まるで原作から飛び出てきたようなルックスに加え、確かな演技力で“国民の初恋”と呼ばれている元miss Aメンバーでトップ女優のスジ。そして、2016年のデビュー時から抜きんでた高い演技力で"怪物新人"と呼ばれた実力派俳優ヤン・セジョン。このふたりが主演を務めているのですが……、期待以上の純愛ロマンスでした!
人気ガールズグループ「ドリームスウィート」のセンターだったイ・ドゥナは突然引退を宣言し、大学生として復学。その後、とあるシェアハウスに一人引きこもるように暮らしているところ、平凡で真面目な大学生ウォンジュンが、同ハウスの2階に引っ越してくる。たまたま、友人からのプレゼントである、“ドリームスウィート”グッズを着たウォンジュンを見かけたドゥナは、彼をサセンペン(芸能人を執拗に追いかける迷惑ファン)だと誤解して……。
物語は“アイドル×一般人の夢のロマンス”という、とってもシンプルなストーリー。無駄な要素は一切入れ込まず、2人の心情を200%盛り込んだ“映像ファースト”なシーンの数々に、根こそぎハートを持っていかれます。(特に“キス職人”、ヤン・セジョンによるキスシーンは尊すぎます!)
感情の揺れ、気持ちの高まり、心の共鳴、押し寄せる不安……。互いを求めてやまない愛が彼らにもたらした心情は切なくも美しく、そしてどこか懐かしい。それは、2人の姿が、誰しもが一度は経験し、成長とともに忘れてしまった感情を呼び覚ますからなのかもしれません。
また、ドゥナの魔性の眼差しにも、ご注目を。
平凡な学生ウォンジュンは、はじめは彼女の素性を一切知らないうえ、多くのファンを虜にしてきた魅力にもなびかない。そんな彼だからこそ、ドゥナは興味を持ち始めるのですが、そこからの彼女が繰り出すツンデレ攻撃が、猫もびっくりの“魔性”っぷりなんです!
近づけば離れる。裏切ったかと思えば、急に甘えてくる。さらにウォンジュンの部屋に来て、そのまま無邪気にスヤスヤ(子猫みたい!)。またある日は、手を繋ぎ、膝まくらでうたた寝……、と、朴訥青年のウォンジュン(と視聴者)は大混乱!
しかも、普段のドゥナは流行りの“姫カット”で、煙草の煙をけだるげにくゆらせるというアンニュイな雰囲気を纏いつつ、上から目線で“ツン”な態度なのに……。そうかと思えば、今にも泣き出しそうな瞳で相手の目を射つつ、肩を震わせて……。ドゥナの饒舌すぎる眼差しに心揺さぶられない人はいないはず。
それまで生きてきた世界がまったく異なるふたりが出会ったことで生まれた、愛と青春の日々。
この物語には、焦らし・焦らされ、嫉妬と不安という恋愛のスパイスに翻弄されながらも成長するカップルの、ヒリヒリするような恋のリアルが詰まっていました。
アイドルと平凡な学生のふたりは、一体、どんな未来を選ぶのか。その結末はご自身でチェックしてみてください。
配信サイト
『イ・ドゥナ!』
全9話
Netflixシリーズ「イ・ドゥナ!」独占配信中
“身代わりのお見合い”から始まるオフィスラブコメディ♡『社内お見合い』
『社内お見合い』
全12話
出演:アン・ヒョソプ、キム・セジョンほか
Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中
あらすじ
「GOフード」の若きCEOのカン・テム(アン・ヒョソプ)は、創業者である祖父から結婚をせかされ、仕方なくお見合いをすることに。一方、平凡な会社員シン・ハリ(キム・セジョン)は、親友の財閥令嬢から自分の代わりに縁談を壊してほしいと頼まれる。ド派手な格好に生意気な性格の女性を演じて破談を試みるハリだったが、お見合い相手に現れたのは会社の社長・テムだった。
ここが見どころ!
原作は、総視聴回数3億回以上の大ヒット同名ウェブ小説&ウェブ漫画。容姿端麗で完璧なスペックを持つテムは、ワーカーホリックで恋愛への興味ゼロ。次々とお見合いを設定する祖父を止めるために、破天荒な財閥令嬢(を装っている)ハリに偽装カップルの契約を持ち掛けます。
偽装恋愛から始まるイケメン御曹司&部下の恋という、まさに韓国ラブコメの鉄板!!!近年は“かっこいい韓国ドラマ”が盛り上がっていたこともあり、久しぶりに“慣れ親しんだ韓国ドラマ”と再会した気分になりました。(どちらもそれぞれ魅力があって最高)
ラブコメの定番シーンがこれでもかと登場するのですが、コメディタッチな表現で笑いの要素たっぷりに仕上げているのが本作の魅力。脱げたスリッパがテムに当たってしまい顔を見られないように逃げるハリをテムがダッシュで追いかけたり(会社の中なのに(笑))、キム・ミンギュ&ソル・イナが演じるサブカップルが出会うシーンはハートが弾けるCGで一目ぼれを表現したりと、全体的な雰囲気がとにかくポップ。恋愛ドラマは甘すぎるという人もライトに楽しめると思います。
もう一つ新鮮なのが、展開の速さ。もう爆速です! 漫画を一気読みするような感覚で話が進んでいくから、もどかしさにモヤモヤする暇もありません(笑)。誤解からのすれ違いや三角関係といったラブコメの醍醐味はそのままに、間延びしない軽快なテンポのおかげで1時間があっという間! 面白さ&スピード感が韓国の若い視聴者に刺さり、初回4.9%でスタートした視聴率は最高11.6%を記録する大ヒット作となりました。
そして、なんといっても主演の2人のケミが抜群♡。テム役を演じたアン・ヒョソプは、『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズ、最新作『いつかの君に』といった話題作に立て続けに出演している若手トップ俳優。ハリ役を『悪霊狩猟団:カウンターズ』シリーズ、日本のドラマ『重版出来!』の韓国リメイク版『今日のウェブトゥーン』などに出演し、ソロ歌手兼俳優として活躍するI.O.I出身のキム・セジョンが演じています。
原作漫画から飛び出してきたかのような2人のビジュアルはもちろんのこと、ハリの正体を知ってわざと意地悪をするテムと、正体がバレていないと思って会社員と偽装恋人の二重生活をするハリのやりとりが愉快。アン・ヒョソプもキム・セジョンも本作がラブコメ初挑戦でしたが、振り切った演技でときめきと笑いを届けてくれます。
理性的なテムがハリに惹かれていくツンデレっぷりは沼落ち必至。テムに似ているという始祖鳥(恐竜)のCGもいいスパイスになっているのでご注目ください(笑)。
配信サイト
『社内お見合い』
全12話
Netflixシリーズ「社内お見合い」独占配信中
高校時代の元カップルが大人になって再会する、繊細なラブロマンス『その年、私たちは』
『その年、私たちは』
全16話
出演:チェ・ウシク、キム・ダミほか
Netflixシリーズ「その年、私たちは」独占配信中
あらすじ
高校時代、成績トップの生徒とビリの生徒が一緒に学校生活を過ごすドキュメンタリーに出演したことがきっかけでカップルになったクク・ヨンス(キム・ダミ)とチェ・ウン(チェ・ウシク)。10年後、ヨンスは広告代理店のチーム長としてバリバリ働き、ウンは正体を明かさない覆面画家として活躍していた。そんな折、当時の映像がSNSで話題となり、29歳になった現在の生活を撮影することに。5年前に別れてから一度も会っていなかった2人は、気まずい再会を果たす。
ここが見どころ!
元恋人同士が再会するラブストーリー。一見よくある設定に思えますが、本作はそこに“ドキュメンタリーの撮影”というエッセンスが加わり、ヨンスとウンの初々しい高校生時代、そして大人になった現在の姿が平行に描かれているところが新鮮! 双方の視点から「あの頃」を振り返り、ナレーションによって語られる主人公たちの“相手には言えない本当の気持ち”は、どれもリアルで胸に刺さるものばかり。主人公たちと一緒に思い出の映像を見ているような気持ちになりながら物語に没入することができるドラマです。
主演を務めるチェ・ウシクとキム・ダミは映画『THE WITCH/魔女』以来、3年ぶりの共演。『THE WITCH…』ではアサシンとして対立する関係だった2人が、本作では素直になれない元カップルを等身大で演じ、新たなケミを見せてくれています。
『THE WITCH…』以降も親交が続いていたそうで、ジャンルが180度異なる甘酸っぱくて切ないラブロマンスの演技も息がぴったり。本人たちも「最初からとても気楽だった」(キム・ダミ)、「お互いを信じて撮影することができた」(チェ・ウシク)とインタビューで語っています。
ウンは、両親の愛情をたっぷり受けて育ち、争いごとを嫌うマイペースな性格。自分を捨てたヨンスと再会したら水をかけて塩を撒くんだ!とずっと練習していた(そして実践する)という少し不思議ちゃんな部分や、ふわふわのパーマヘアがよく似合う柔らかい雰囲気などが、バラエティ番組で垣間見えるチェ・ウシクのいたずらっ子で人懐っこい素顔と重なります。
チェ・ウシクの出演作は『パラサイト…』しかり、『狩りの時間』(2020)、配信がスタートしたばかりの『殺人者のパラドックス』(2024)などがっつり&どっしり系が多いので、かわいいチェ・ウシクを堪能したいならぜひ本作を! また、“ウガウガファミリー”として親交の深いBTS・Vが歌うOST「Christmas Tree」にも注目です。
人に弱みを見せられない不器用なヨンスは、ウンへの当たりがまあまあ強め。“ツン”が多いからこそ時折見せる“デレ”な姿がかわいくてキュンときちゃいます。いつもはシャキッとしているけれど、酒に酔って感情がダダ漏れになってしまったり、大好きなおばあちゃんの肩でわんわん泣いたりと、人間味溢れる演技で『梨泰院クラス』のイソとはまた違ったキム・ダミの魅力に魅了されました。
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かわいいとかっこいいのギャップに沼落ちする視聴者続出!
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素直になれない2人の関係がムズキュンすぎる!
高校生から29歳までの10年間を描くため、チェ・ウシクもキム・ダミも高校生役に挑戦しているのですが、制服姿がとっても似合う! 違和感ゼロ! ちょっかいを出して追いかけっこしたり、手洗い場で水をかけ合ったりする姿がとってもキュートです♡
一方で、現在のヨンスとウンのシーンでは、それなりに社会人としてキャリアを積んだ20代後半の落ち着きを漂わせていて、しっかり大人になっているんです。撮影当時チェ・ウシクは31歳、キム・ダミは26歳でしたが、10代から20代までの10年という時間のギャップを自然に演じ分ける表現力は、さすがの一言。
ヨンソとウンが別れた理由、そして大人になって再会してからも素直になれない2人が迎える結末とは? それぞれが抱える心の傷、将来への不安、挫折など、恋と共に人生の成長痛を経験していく主人公の姿は、誰しもがどこかで共感できることでしょう。
配信サイト
『その年、私たちは』
全16話
Netflixシリーズ「その年、私たちは」独占配信中
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