パク・ソジュン好き必見! 新機軸を打ち出したクリーチャースリラー

韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する不定期連載コラムです。

今回はドラマ『梨泰院クラス』(2020年)や映画『ミッドナイト・ランナー』(2017年)など、多くの作品で世界を魅了しているパク・ソジュン主演のクリーチャースリラー・ドラマ『京城クリーチャー』のあらすじや見どころを紹介します。

京城クリーチャー 主演パク・ソジュンの乾杯シーン

『京城クリーチャー』シーズン1
全10話
主演:パク・ソジュン、ハン・ソヒ
Netflixシリーズ『京城クリーチャー』独占配信中


あらすじ

ときは1945年の春。京城(読み:キョンソン/植民地時代のソウルの呼称)にある謎めいた病院を舞台に、質屋を営むチャン・テサンパク・ソジュン)と探偵ユン・チェオクハン・ソヒ)が手を組み、人間の欲望によって生みだされた怪物や、怪物より貪欲な人間に立ち向かう姿を描いたクリーチャースリラー。

ここが見どころ!

今回紹介するのは、人気俳優パク・ソジュンの最新作『京城クリーチャー』です。
『梨泰院クラス』以来、3年ぶりの主演作というだけでも注目度が高かったのに、人気女優ハン・ソヒとの共演、『ストーブリーグ』(2019年)のチョン・ドンユン監督と、『浪漫ドクター キム・サブ』(2016年)シリーズの脚本家カン・ウンギョンがタッグを組んだということで、話題になった本作。

京城クリーチャー 見つめ合うパク・ソジュンとハン・ソヒ

傷だらけのテサンを見つめるチェオク

時代の闇が最も色濃い時代――終戦間際の1945年の春、“生きる”ことがすべてだった2人の若者が、とある理由によって生み出された怪物(クリーチャー)と、怪物よりも怪物のごとき人間の様々な姿を描き出し、話題を呼んでいるドラマです。実際、Netflix全世界ランキングでは非英語作品の中で第3位を記録。パク・ソジュンとクリーチャー人気の高さを見せつけてくれたのでした。

本作は、時代劇とクリーチャーものを掛け合わせた新機軸の注目作。ただ、「パク・ソジュンは好きだけど、ゾンビとかクリーチャーものや、歴史ものは苦手」と言う方も、意外に多いのでは? もちろん、クリーチャーとの戦いや軍との熾烈な攻防シーンは避けられませんが、それ以外の見どころもたっぷり♪

  • 京城クリーチャー にらみ合うパク・ソジュンとハン・ソヒ

    銃口を向け合う、テサンとチェオク。恋も戦いも一瞬即発!

  • 京城クリーチャー 抱き合うパク・ソジュンとハンソヒ

    チェオクを抱きしめるテサン。銃口を向け合ったり、抱きしめ合ったりと、メインストーリー同様、二人のラブライン展開もスリリング

時代を反映させた街並みや人々の服装、日本の風情などは見ているだけで楽しいですし(味の素や森永アイスクリームの看板も)、主演二人の2ショットは、それだけで眼福と言い切れるほど、見目麗しいです。個人的には、クラシカルな装いでビリヤードをするテサン(そのキューを持つ左手の甲と指先)にメロメロです! また、EXO メンバーであるスホが歌うOST「FOREVER」も、劇中を盛り上げてくれています。

  • 京城クリーチャー 赤いポストをバックにするパク・ソジュン

    テサンの後ろにある赤いポストなど、どこか懐かしさを感じるシーンが多数登場。

  • 京城クリーチャー パク・ソジュンとハン・ソヒの2ショット

    シャンデリアが煌めく豪奢な室内で語り合うテサンとチェオク。テサンのクラシカルなスタイルが素敵!

そして、先ほど「時代劇とクリーチャーを掛け合わせた新機軸の注目作」と言いましたが、パク・ソジュン本人曰く、本作は「あの時代を生きていた人々の様子を描いている」とのこと。
クリーチャーや軍の非道さに目が行きがちですが、本編をよくよく観てみると、過酷な時代を生きる人々の慟哭だけでなく、友情や愛といった感情も垣間見ることができます。

「戦時下で生きること」は、過去のことではなく、現代を生きる我々にとっても、もはや地続きのことと言えるでしょう。だからこそ続きが気になる……と思っていたら、年明けの1月5日に、2024年内でのシーズン2配信を発表!

主演はパク・ソジュンハン・ソヒが続投し、舞台はシーズン1(1945年)の78年後(2024年)の世界とのこと。78年後の“今を生きる人々の姿”がどう描かれるのか、今から期待大です!

レトロなパク・ソジュンも素敵でしたが、現代の姿も楽しみですね♡ 

■配信サイト

『京城クリーチャー』シーズン1
全10話
Netflixシリーズ『京城クリーチャー』独占配信中

京城クリーチャー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
ライター
中川薫

Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。

ライター
中川薫