『イカゲーム』シーズン2が配信開始! 主な登場人物や、ゲームを紹介【韓ドラオタクおすすめの1本】
クセ強キャラクターたちによる戦慄のデスゲーム、再び。「継続か中止か。それが問題だ」
2024年12月26日に配信がスタートした世界的メガヒット作『イカゲーム』シーズン2の主要キャラクター&劇中に行われる各種ゲームについて解説します。また、一気見した勢いで、各キャラクターについて印象に残ったポイントをなるべく【ネタバレなし】でつぶやいてみましたので、視聴のおともにどうぞ。
シーズン2のあらすじや見どころについては、下の記事をチェック!
シーズン2の登場人物/キャスト紹介
ギフン(イ・ジョンジェ)
【参加番号:456番】
“人生詰みかけ”で前回のゲーム(『イカゲーム』シーズン1)に参加し、賞金(456億ウォン)をゲットしたウィナー。今回はこの残酷なゲームに終止符を打つため、そしてすべての黒幕を暴くため、もう一度命がけのゲームに身を投じる。シーズン1では、くたびれ切った姿で登場し、金にだらしなく、無責任な“まるでダメ男”だったが、物語が進むにつれ弱き人々をほっとけない善良さも見せていたギフン。シーズン2ではリーダーシップを発揮し、ついに頼れる男に!
ライターNのつぶやき(以下、Nのつぶやき):1972年生まれのイ・ジョンジェですが、時の流れを完全に無視した“細マッチョボディ”を披露していたのが印象的でした。
ジュニ(チョ・ユリ)
【参加番号:222番】※シーズン2新キャスト
借金やギャンブルとは無縁だったが、とあるインフルエンサーの助言が原因で卑劣な投資詐欺に遭い、生活のためにゲームに参加することに。残酷なゲームに挑む中、不安と緊迫感に翻弄されながらも強い意志で立ち向かう若き女性。
Nのつぶやき:IZ*ONEの元メンバーで役者としても活躍中のチョ・ユリは、苦労人ジュニを演じるため、愛嬌やはつらつさを封印。凛とした目が印象的でした。また、女性参加者の中では多分最年長のクムジャ(カン・エシム)と二十代の若者・ジュニとの“おばあちゃんと孫娘”的なやりとりに、ほろり。異なる世代の交流はエターナル!
ミョンギ(イム・シワン)
【参加番号:333番】※シーズン2新キャスト
暗号通貨投資に失敗して膨大な額の現金を失った、元YouTube配信者のインフルエンサー。自身だけでなく、フォロワーにも甚大な損害を負わせた。責任を取らずに逃亡する中でゲームに参加することに。
Nのつぶやき:イム・シワンといえば、まじめで優しい陸上選手、女性を日常的に監視するストーカー男、商社で才能を発揮するインターン生など、演技のふり幅の広いカメレオン俳優。今回は投資に失敗して、恋人や大勢のフォロワーの前からドロンし、多方面に恨みを買っている無責任クズ男を演じています。途中、2度見必至のビンタシーンは要チェック!(アレは絶対に痛い……)
クムジャ(カン・エシム)&ヨンシク(ヤン・ドングン)
クムジャ(カン・エシム)
【参加番号:149番】 ※シーズン2新キャスト
愛する息子ヨンシクの借金を返すためにゲームへの参加を決めた。会場で初めて息子の参加を知って愕然とする。家族思いの強い母。息子とともに残酷なデスゲームに挑む。
Nのつぶやき:“母子でゲーム参加”という、参加者中、最も生き地獄みが強いキャラクターかも(涙)。よくも悪くも“人間くささ”を醸す母子のやりとりに注目を。
ヨンシク(ヤン・ドングン)
【参加番号:007番】 ※シーズン2新キャスト
不惑の年齢はとっくに超えているのにギャンブルで負けがこみすぎて首が回らなくなった、借金まみれのオッサンギャンブラー。ふくれ上がった借金を返すためにゲームに参加した会場で、実母クムジャと遭遇し、母親も自分と同じ参加者だと知る。
Nのつぶやき:名バイプレイヤーのヤン・ドングン演じるギャンブル依存のダメ男は、めちゃめちゃリアルで見ごたえあり。余談ですが、主演ドラマ『アイ・アム・セム~I am Sam~』以来、17年ぶりの共演となるチェ・スンヒョン(元BIGBANGメンバーのT.O.P)との絡み(というより、同じ空間にいる感じが)がエモかったです。なんせ、本作でのチェ・スンヒョン演じるサノス(参加番号:230番)は紫の髪の元ラッパーで投資に失敗してゲームに参加するトップ・オブ・クズ。以前共演した時のふたりは教師と生徒の穏やかな関係だったのに、今はクズ同士って……世の中、世知辛すぎます。
チョンベ(イ・ソファン)
【参加番号:390番】
ギフンのギャンブル仲間であり、長年の友人。こう見えて元海兵隊。
Nのつぶやき:「ギャンブルやらなきゃいい人なんだろうな」という人柄のよさを感じました。あと、カン・ハヌル演じるデホとの“海兵隊出身あるある”ネタにほっこり。韓国の居酒屋では、こういうシーンに出くわすことが多いので、覚えておくと韓国旅が楽しくなるかも⁉
デホ(カン・ハヌル)
【参加番号:388番】 ※シーズン2新キャスト
海兵隊出身の血気盛んなマッチョな男。勝ち抜くための生存戦術と、どんな相手にも取り入る親しみやすさを持った明るい人物。
Nのつぶやき:平常時はポジティブなデホであっても、ゲームを重ねるごとに混乱し、疲弊していく姿もシーズン2の見どころのひとつだと感じました……。ただし、カン・ハヌルの長めの髪型は絶品♡ ハーフアップは神!
ギョンソク(イ・ジヌク)
【参加番号:246番】 ※シーズン2新キャスト
職業は実直な絵描き。白血病を患う娘の治療費のためゲームに参加する。
Nのつぶやき:2024年秋のドラマ『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』で、誰にでも優しいけれど、自分の彼女には優しくない男・ヒョノを演じていたイ・ジヌク。今回は病気の娘を守るために命がけの選択をした、優しくて娘思いの父親ギョンソクを熱演。周囲にクズが多いせいか、かなり好感度高し。
ヒョンジュ(パク・ソンフン)
【参加番号:120番】 ※シーズン2新キャスト
特殊部隊出身のトランスジェンダー女性。性別適合手術の費用を得るため、ゲームへの参加を決意。強さと決断力、天性のリーダーシップを持った人物。
Nのつぶやき:何がすごいって、パク・ソンフンの女装姿です! ロングヘアにメイク、マニキュアをしているのですが、所作が美しく、違和感ゼロ。おかげで女性キャラ同士の交流シーンの共感度が高かったです。また、危険を察知すると、たおやかな女性から軍人にスイッチ! その瞬間のギャップに爆笑のちキュンです♡
ノウル(パク・ギュヨン)
※シーズン2新キャスト
脱北者の元軍人。乳飲み子を残したまま脱北せざるをえなかったため、我が子を見つけることだけが生きがいとなっている。子どもと再会するためには手段を選ばない、危うい女性。
Nのつぶやき:パク・ギュヨンの代表作といえば、残忍な怪物に変貌した人間たちが暴走した世界を描いた『Sweet Home-俺と世界の絶望-』シリーズ。敵対する相手が怪物と人間なら、後者の方が断然ヘビーよね、ということをシーズン2で再確認しました……。『Sweet~』ではイ・ジヌクと共演している彼女。今作では、もう少し踏み込んだ接点が出てくるかも⁉
フロントマン/ファン・イノ(イ・ビョンホン)
仮面を被り、ゲームを総指揮する謎の人物。ジュノ(ウィ・ハジュン)の実兄。
Nのつぶやき:シーズン2の制作発表会でファン・ドンヒョク監督が「視聴者の予想を覆す、どんでん返しを作るのに力を入れた」と言っていたように、「!!」となる場面のキーマンになることが多いのがイ・ビョンホン。名優の名に恥じない巧みな演技で、あの手この手でギフンを翻弄します。無限の仮面を持つイ・ビョンホン……恐ろしい男!
ファン・ジュノ(ウィ・ハジュン)
シーズン1で失踪した兄イノを探して、ゲーム会場に潜入した警察官。前作のラストでフロントマンに撃たれて海に転落したが、一命を取り留めた。その後、独自のルートで兄の行方を追っている。
Nのつぶやき:前作ではゲームのスタッフ側に潜り込む警察官のジュノを演じたウィ・ハジュン。今回は車両・船・ドローン、そして多数の捜査員を投入して、ゲームが行われている島を大捜索。警官の制服姿、ワイルドな髭面など、今回のウィ・ハジュンも大豊作です♡
セールスマン(めんこ男)(コン・ユ)
プレイヤーのスカウトマン。人生のどん底にいる人を“イカれたゲーム”へと誘う、スーツ姿の謎多き人物。地下鉄の駅構内でめんこ勝負をしていることが多い。
Nのつぶやき:「お客様、めんこ勝負をしませんか?」でおなじみのめんこ男こと、コン・ユ。シーズン1でのわずかな登場時間でも強烈なインパクトを残したけれど、今回はかなり彼の尺が伸びました! 画面にコン・ユが映っている間=クレイジータイム(震)。一見、ちゃんとして見える人ほど振り切れると怖いんですよね……。
『イカゲーム』シーズン2 出演者の過去作品はこちら!
シーズン2の「負けたら即死」ゲームのご紹介
『イカゲーム』人気の秘密は、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸け、“誰もが知る子どもの遊び”を「負けたら即死」という条件で勝負するというゲームの存在。ここでは、シーズン2に登場する全8ゲーム(1ミッションも1ゲームとして数えています)について解説をしていきます!
プレゲーム:「じゃんけん どっち引くの?」「ロシアンルーレット」
「ロシアンルーレット」はご存じですよね。6連発の回転式拳銃に、1発だけ弾薬を装填し、シリンダーをさくっと回転させてから自分の頭に向け、引き金を引くゲーム。
一方、「じゃんけん どっち引くの」(字幕にあわせて表記)は、プレイヤー2名が両手を使ってじゃんけんをした後、自分と相手の手を観察しつつ、いずれかの手を引っ込めて勝負をつけるじゃんけんのこと。日本では「じゃんけんホイホイ(ポイポイ)」とも言われています。もともとはバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』で全国的に広まったそうです。ちなみにライターNの育った地域では「じゃんけんホイホイ どっち隠す?」でした。
第1ゲーム:「だるまさんがころんだ」
鬼が「だるまさんがころんだ♪」としゃべっている間は進むことができ、振り向いた時に動いていたら脱落するという、昔ながらの子どもの遊び。シーズン1同様、シーズン2もヨンヒ人形が鬼として登場。人形の目に組まれた動作検知機能で動きが感知された参加者は、即座に脱落です。また、5分以内にゴールラインを超えられない者も脱落になります。
第2ゲーム:「5人6脚近代五種ゲーム」
5人でチームを組み、5人6脚をしながら、10メートルごとにあるポイントで各チーム1名ずつミッションを遂行してゴールを目指すゲームです。ミッションは「めんこ」「碑石打ち」「コンギ遊び」「チェギ蹴り」「コマ回し」の5つ。ミッションをすべて成功させ、5分以内にゴールできればクリアです。
<各ミッションのクリア条件>
めんこ→床にあるめんこをひっくり返せばクリア。
碑石打ち→立っている碑石を別の石で倒せばクリア。
コンギ遊び→床に、5つのコンギ(日本のおはじきのようなもの)を広げて、その中の1つを真上に投げます。そのコンギが落ちる前に、もう1つコンギを取りつつ落ちてくるコンギもキャッチ。それをコンギがなくなるまで続け、全部をつかんだあと、再度、コンギを床に広げ、今度はコンギを1つ投げるごとに2つつかみます。それを続けて、全部つかみ終わったら、またコンギを床に広げて、1つ投げるごとに3つ、コンギを拾い、その後、もう一つをキャッチ。次に1つ投げて、残り4つは床に広げ、落ちてくるコンギをつかみます。全部掴んだら全部を投げ、5つすべてを手の甲に乗せ、その状態から宙に投げて5つ全部をつかんだらクリア。
コマ回し→コマの軸にヒモを引っかけ、コマを床に回転させればクリア。
チェギ蹴り→チェギ(バドミントンのシャトルのようなもの)を5回連続、足で蹴り上げたらクリア。
第3ゲーム:「マッチゲーム」
マッチ参加者は会場の中央にある円盤に集まります。無作為に選んだ数字(人数)が発表されるので、その数字=人数のチームを参加者同士で組み、円盤外周にある部屋へ30秒以内に移動すればクリア。人数が合わなかったり、30秒後も部屋の外にいる場合も脱落です。
シーズン2のキャスト&ゲームの解説はいかがでしたか?
この年末年始は『イカゲーム』シーズン2を一気見して、ついでに友達や家族と本編に登場するゲームで遊び倒しちゃいましょう。もちろんルール適用の際は人道的にね♡
配信情報
『イカゲーム』シーズン2
全7話
出演:イ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、ウィ・ハジュン、コン・ユほか
Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1&シーズン2:独占配信中
あらすじ
イカゲームで優勝してから3年後。ギフン(イ・ジョンジェ)は黒幕を暴いて残酷なゲームを終わらせようと、スカウトマンの“めんこ男”(コン・ユ)を探していた。しかし、ギフンの努力が実を結ぼうとした時、運営組織を倒す道のりは想像をはるかに超えて危険であることが判明する。一方、失踪した兄イノ(イ・ビョンホン)を探してイカゲーム会場に潜入するも銃で撃たれてしまった元刑事ジュノ(ウィ・ハジュン)は、奇跡的に一命を取りとめ、イカゲームが行われる島を独自に突き止めようとしていた。それぞれの目的のために手を組むことにしたギフンとジュノ。そして、ギフンはゲームを終わらせるために再びイカゲームに参加することを決意する。
Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。マイブームは「海外の大衆食堂をめぐること」。2023年は釜山&ソウル(韓国)、バンコク&ブリーラム(タイ)、ホーチミン&ハノイ&ダラット(ベトナム)、コロンボ(スリランカ)、リヤド&ジェッダ(サウジアラビア)で爆食。2024年はソウル、ソウル、台湾、ソウルへ。さらに東アジア最大のレインボーパレードである、台湾LGBTプライドパレード「臺灣同志遊行」にも参加。