【ショートインタビューつき】さくらももこさんが全作詞を手掛けた「One week」、モア世代にこそ聴いてほしい1枚です!【11/8発売】
さくらももこ全作詞×来生たかお全作曲の豪華なコラボアルバム!
「ちびまる子ちゃん」の作者としておなじみの、さくらももこさんが全作詞を手掛けた珠玉のポップスアルバム「One Week」が明日、11/8(水)リリースになります! 今回、さくらさんと初めてコラボレートし、全作曲を手掛けるのは作曲家の来生たかおさん。薬師丸ひろ子さんの「セーラー服と機関銃」や、中森明菜さんの「セカンド・ラブ」などなど大ヒット曲多数で、モアの読者にとっては親世代から活躍されている方なんです。 そんなふたりが今回つくりあげたのは、月曜日から日曜日までの女性主人公のなにげない一週間のストーリー。そのきっかけは、さくらさんが「3、4年くらい前に、1週間は7日あるから、毎日が7曲の歌になっていたら面白いなって」とふと思ったことからだとか。そうしてできたアルバムだから「One Week」なのですが、このアルバム、ふたりのコラボ以外でも超豪華なのです。 まず、辛島美登里さん、EGG-WRAPPIN'のヴォーカリスト中納良恵さん、クラムボンの原田郁子さんなど、7つの楽曲に異なる豪華なゲストボーカルが参加していること。また、7曲それぞれをショートバージョンにアニメーション化した豪華な映像作品「One Week」を収録したDVDもついていること。とにかくaround27歳の、恋に仕事に頑張るモアガールにとっては、“自分ごと”として聴くことができるやさしい1枚になっています。
歌詞は、昔の『別冊マーガレット』をイメージして書きました
そんな想いは、さくらさんのコメントからもうかがえます。 「曲を作ってくれる人も歌う人も何も決めずに、まず曜日ごとの歌詞を書いていって。なんとなく主人公は20代後半から30代前半くらいの独身のOLさん、わりとオシャレに暮らしてて、彼もいるけど結婚はまだ、でも本当は結婚したい……っていう人の1週間。そういうふわっとした設定があって。それを元に書いていきました。 イメージは小説というより少女マンガ。みなさんに思い出してほしいんですが、私、『りぼん』出身なので(笑)。イメージとしては自分が夢中になって読んでた、昔の『別冊マーガレット』の少女マンガの雰囲気なんです。だから今回は全体に女子な感じの歌詞になってます。やっぱり若くて結婚前となると、日々のなかで恋がすごく重要だったりするでしょ。それを中心に考えて書いていくと、こういう感じになりました。 作曲をお願いした来生さんとは面識はなかったんですが、7曲分の歌詞ができて、これに曲をつけてほしいなぁと思ったとき、またふっと来生さんが思い浮かんで。実は中学生の頃にコンサートに行ったりして、その頃から大好きだったんです。それで『1曲でもいいから作曲してくれないだろうか、ダメもとで頼んでみようか』と思ってお願いしてみたら、全部できあがってきて。まさか全部作ってくれるとは思ってなかったから、ビックリするやら嬉しいやらで。また月曜日から、これこれ! 来生さんの世界!っていう曲で、しかもデモテープでは来生さんが歌っていて。それも素晴らしくて、いまでは私の宝物です(笑)」 そんな楽曲に、すばらしい7人のボーカリストが歌うことで完成したアルバム。 「作詞というものに、もっと積極的に取り組みたいという気持ちから始まった『One Week』ですが、自画自賛かもしれないけれど、とってもいい作品になったことがうれしいですね。作曲の来生さんをはじめ、歌ってくれた7人もすごい方ばっかりなんで、ある意味大船に乗った気持ちでいた半面、緊張もしてたんですね。軽い気持ちで『1週間の歌があったら面白い』と思ったことが、すごいことになっちゃった……って。でも歌詞が曲になったらどうなるか、それを歌い手が歌ったらどうなるかっていうことが、形になっていくのを見ているのがとっても楽しくてね。やっぱり作詞は面白いし、すごく好きなことだなぁって。だから今後もマンガを描くのと並行して、作詞というものを、自分のクリエイティブのなかの一つのジャンルとして置いておきたいなって、そんなことも改めて考えさせられた作品だったと思います」 忙しい日々の中で忘れがちな大切な気持ちをふっと思い出し、聴くほどに心がやわらいでくる1枚。みなさんの毎日をきっともっと素敵に彩ってくれますよ。
「One Week」 7曲入りCD + 7編ショートアニメ入りDVD +20p フルカラーブックレット M1.「月曜⽇の朝」⼩⾕美紗子 M2.「⽕曜⽇の昼」⾟島美登⾥ M3.「水曜⽇の夕方」⻘葉市子 M4.「木曜⽇は⾬」柳原陽一郎 M5.「金曜⽇の夢 ~朝か夜かの物語~」中納 良恵 M6.「土曜⽇の恋⼈」太⽥裕美 M7.「日曜⽇の昼下がり」原⽥郁⼦ (¥3300/テン・イヤーズ・レコード)