公開中&近日公開予定の話題作の中から、キーワードに沿った2本のイチ押し映画と、その他のおすすめ映画をご紹介します。

【今月のキーワード】大人になった“今”観たいミュージカル

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ディズニーによって製作された名作ミュージカルの55年ぶりの続編。問題を抱えるバンクス家のもとに魔法使いのメリー・ポピンズが現れて奇跡を起こす物語で、前作の20年後にあたる1930年代のロンドンが舞台に。メガホンを取ったのは『シカゴ』や『イントゥ・ザ・ウッズ』を監督した振付師でもあるロブ・マーシャル。実写とアニメーションを融合させた前作の革新的な映像にオマージュを捧げ、バスタブの底から海底探検に出かけたり、絵画の世界に飛び込んで華麗なミュージカルショーを繰り広げたりする夢のような世界を、2Dアニメと現代的な3Dを融合させて表現。さらにクラシカルで色鮮やかな衣装や、心に残る歌とダンスは「さすがディズニー!」と言いたくなるほどワクワクさせられる。ただしこの映画、実は背景はけっこうシリアス。3人の子供の父のマイケルは最愛の妻を亡くし、大恐慌により家まで失う崖っぷちの状態なのだ。そんな時にポピンズが現れた理由とは……。子供心を忘れた大人に幸せになる方法を教えてくれる、シンプルでポジティブなメッセージは必見。

【今月のイチ押し★シネマ1】『メリー・ポピンズ リターンズ』

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マイケル・バンクスは幼い3人の子供とロンドンで暮らす銀行員。大恐慌によって金銭的な余裕がなく、妻を亡くしたばかりで精神的にも追い詰められていた。そんな時、彼らのもとに魔法使いのメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が舞い降りる。1964年に製作され、今も世界中で愛される名作ミュージカルの約半世紀ぶりとなる新作! ●2/1〜全国公開 ©2019 Disney Enterprises Inc.

【今月のイチ押しシネマ2】『メリー・ポピンズ 50周年記念版』

父親のマイケルが子供だった頃が描かれる1964年製作の1作目は、メリー・ポピンズ役のジュリー・アンドリュースが主演女優賞に輝くなどアカデミー賞5部門を受賞。家のセットや街並み、バンクス家を取り巻く人間関係などがしっかり続編に反映されているだけでなく、ポピンズの親友のバート役を演じ、見事な歌とダンスを披露したディック・ヴァン・ダイクは、なんと92歳で今回の続編に出演。2作を観比べれば楽しさも倍増するはず!
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厳格な銀行家のジョージ・バンクスはふたりの子供のために家庭教師を募集。すると雲の上から魔法使いのメリー・ポピンズがやってくる。MovieNEX 発売中、デジタル配信中。©2019 Disney (発売 ウォルト・ディズニー・ジャパン)

【まだまだあります、おすすめシネマ!】

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『女王陛下のお気に入り』

イングランド女王アンの寵愛を取りあうふたりの女を描いた、ブラックユーモア満載のシュールな物語。女王の幼なじみのサラを演じたレイチェル・ワイズ、召使いのアビゲイルを演じたエマ・ストーンの欲望にまみれた女のバトルは、醜いのになぜか最高に魅力的。●2/15〜全国公開 ©2018 Twentieth Century Fox
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『アリータ:バトル・エンジェル』

『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が惚れ込み、映像化を熱望していた日本のコミック『銃夢』が映画化。長い眠りから目覚めたサイボーグの少女アリータが、人間の心を獲得し、愛する者のために戦いに挑む姿を迫力の映像で描く。●2/22〜全国公開 ©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

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MORE2019年3月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 原文/松山 梢
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