韓国・ソウルから時差や距離を感じさせない特別なステージを披露

グラミー賞授賞式で『Dynamite』を披露するBTS
アメリカ音楽界の祭典「第63回グラミー賞授賞式」が日本時間3月15日(月)に開催されました。「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされていたBTSの『Dynamite』は惜しくも受賞を逃しましたが、その功績に世界中が拍手を惜しまない記念すべき日となりました。

グラミー賞は、音楽界で最も権威ある賞として全世界が注目する賞。昨年の授賞式でBTSは、リル・ナズ・Xとコラボステージを披露していましたが、今年は、世界中に希望を届けた自身の楽曲『Dynamite』を引き下げ、グラミー賞の舞台にカムバック! この曲が、ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で1位を獲得した際に行われた記者会見で、「次なる夢は、グラミー賞で単独ステージを披露すること」と語っていた彼ら(&アーミー)の夢が叶った瞬間の様子をお届けします。

グラミー賞をイメージした空間で、ファンク&ソウルな舞台を披露!

花で飾られたステージで『Dynamite』を披露するBTS
リリース以降、オンラインコンサートや世界中の音楽番組で、幾度も『Dynamite』を披露してきたBTS。披露の度に届けられる、趣向を凝らした演出やパフォーマンスに、世界中の人々が驚きと感動を受け取ってきました。

そんな彼らが、時差や距離を感じさせない、グラミーだけの特別なステージを披露! まず、ハイトーンボイスを響かせるJUNG KOOKが現れたのは、今年のグラミー賞授賞式会場を再現した舞台。次々とメンバーが合流し、“グラミー賞の蓄音機型のトロフィー”をモチーフにしたメインステージへと続く、美しい花々の下(まるで花道!)でのパフォーマンスはBTSにぴったり!
グラミー賞授賞式で『Dynamite』を披露するBTS
次に、V、RM、SUGA、JIMINが、堂々と歌い上げるソロパートを展開しつつ、レッドカーペットへと移動した7人。サビ直前のJIMINがあひる口で肩をすくめる仕草や、J-HOPEの弾けるような笑顔でパフォーマンスする姿にハートを撃ち抜かれた人の多いのでは!?
グラミー賞授賞式で『Dynamite』を披露するBTS
そして彼らが最後に向かったのは、韓国・ソウルの煌めく夜景が眼下に広がるビルの屋上。夜空を突き刺すようなライトと美しい街の景色をバックに、JINをはじめ、ボーカル陣がソウルフルに、“この都市を、ファンクとソウルで煌めかせるよ。ダイナマイトのように”という意味を込めた歌詞を歌い上げました。それは、韓国・ソウルから世界中へ、大きな希望の火花が舞った瞬間でした。
夜景が眼下に広がるビルの屋上でパフォーマンスするBTS
「第63回グラミー賞授賞式」受賞者発表直後のインタビューで、Vが力強く語った「カッコいい舞台と音楽で必ず戻ってくる。『Dynamite』よりもっと」というメッセージ

7人の本当の物語は、今日始まったのかもしれないですね。またBTSがグラミーに、新たな音楽と共に戻ってくる日が今から待ち遠しい!
BTS Feeling "Dynamite" at 2021 GRAMMY Awards
※グラミー賞の受賞結果はオフィシャルサイトをご参照ください
▶BTS公式サイト
▶BTSユニバーサルミュージック公式サイト
photo by Getty Images 文/海渡理恵