【『SHOCK』開幕記念会見詳細レポ】佐藤勝利「光一くんが信じてくれているから」強まる絆、厚い信頼
初の2作品同時上演! 舞台『SHOCK』ついに開幕!
2023年4月10日(月)都内にて、KinKi Kidsの堂本光一さんが作・構成・演出・主演を務める『Endless SHOCK』、『Endless SHOCK -Eternal-』の2作品同時上演の開幕記念会見が行われました。
2作品同時上演は『SHOCK』23年の歴史上、初。4月9日(日)に『Endless SHOCK』、4月10日(月)に『Endless SHOCK -Eternal-』が相次いで開幕し、会見には豪華メインキャストが勢揃いしました。
この記事では、『Endless SHOCK』『Endless SHOCK -Eternal-』の開幕記念会見詳細レポをお届けします。
開幕会見の模様を速報でお届け!
2作品同時公演への想い
『Endless SHOCK』本編と、本編のスピンオフ作品である『Endless SHOCK -Eternal-』の同時上演という、かつてない形態で舞台がスタートしました。
好評だった昨年に引き続き、堂本光一さんのライバル役はSexy Zoneの佐藤勝利さんとKis-My-Ft2の北山宏光さん。無事に迎えた初日は、2作品ともにライバル役は佐藤勝利さんで幕を開けました。
会見では、堂本光一さん、佐藤勝利さん、北山宏光さんから熱い意気込みが語られました。
堂本光一「2作品同時上映なので、いつものリズムではもちろんないのですが。キャストの皆さんがこの作品を良くしようという想いの中で進んでくれていることをすごく感じていて。士気が高い中で一緒にやらせてもらえることが、僕にとって、とても嬉しいです。コロナ禍を経て、こうやってお客様の前で演じられることもとても幸せなことだと実感しています。『Endless SHOCK』本編も『Endless SHOCK -Eternal-』も、一つ一つの公演を大事にやっていきたいなという思いでおります」
佐藤勝利「昨年は『Endless SHOCK』本編を収録、『Endless SHOCK -Eternal-』を劇場でやらせていただきました。今年は2作品同時上映で大変な舞台ですが、僕自身、昨年の経験がすごく僕を強くしてくれたと、今年この作品と向き合う際に感じていました。1か月を通してライバルという役をどれだけ深めて、どれだけ探せるか。さらに強くなっていけるか、僕自身も楽しみです」
北山宏光「まずは、この帝国劇場でやらせていただくことに本当に感謝しています。去年、僕の公演は博多座で、舞台が終わった夜ですかね。光一さんから”ヒロミツの『Endless SHOCK -Eternal-』が観たいな”とおっしゃっていただいたので、僕の中ですごくハードルが上がっています。それと、ここから1か月は待ちの状態になるので。帝国劇場の地下で稽古を積んで、モチベーションをキープしたいと思っています」
2作品同時上演での大変さを、堂本光一さんらしい茶目っ気たっぷりの言い回しで語る中、話題は『Endless SHOCK』本編の初日でのエピソードに。
堂本光一「スタッフ、キャストの皆さんには本当に大変な思いをさせていると思っていますし、申し訳ないです。記者さんもややこしい思いをしてますよね、仕事量が2倍ですもんね、ごめんなさい! 」
堂本光一さん自身が大変だったことを尋ねられると。
堂本光一「昨日はいろいろとありましたよ、本当に。台詞をぶっ飛ばしたところもありました(笑)。それを勝利がね、なに食わぬ顔で演技を続けてくれて。お客様にはバレなかったと思うんですけど、改めて勝利の成長を感じました。勝利は稽古の時から常に全力で、100パーセントでやってくれていて。今まで話しをしてきた”自分の引き出しをたくさん増やしていこう”という課題に自ら向き合ってくれて。演出をする際も、成長をたくさん感じています」
佐藤勝利「去年、僕が自信が持てなかった時に、光一くんに電話をさせてもらったんです。そこで”絶対大丈夫だよ。勝利だったらできるよ”と言われたことが、すごく嬉しかったんです。もうそこでバン! とスイッチが切り替わったんです。あの言葉をいただいてから、自分の中にあるジャニーズの幹も強くなったというか。今年は、光一くんが信じてくれているから、僕がしっかりとした姿を見せなきゃって思いが強くありますね」
堂本光一「やれるよ! って言ってる自分が、できてないってね……(笑)」
佐藤勝利「いやいや、『The Show Must Go On』ですから」
北山宏光「僕と勝利は共にライバル役なので、稽古を同時にやったりすることもあって。そこで自分が自分の役を俯瞰で見るという初めての経験もありました。”勝利はこういう台本の読み方をするんだ”と気付いたり、光一さんがおっしゃっているように、成長を間近で感じることで、僕も負けてられないなというとてもポジティブな気持ちにもなれました」
先輩から後輩へ受け継がれていくエンターテイナーの真髄。舞台を重ねるたびに深まっている信頼関係が伝わってきました。
帝国劇場にて本編公演は3年ぶり!
昨年、博多座での『Endless SHOCK』本編公演では、フライング時にマスク着用だったことを振り返り、今の気持ちを聞かれた堂本光一さん。ファンへのメッセージを伝えました。
堂本光一「初日公演はマスク着用の規制が緩和された中でも、お客様が気をつかってくださりマスクを着用してくださっていて。なので僕は安心してフライングをやることができました。僕が言うのもおこがましいですが、フライングもそうですがセットも機構も何もかもやはり『SHOCK』は、ここ帝国劇場が本拠地なんですよね。ここでずっとやってきて、帝国劇場で合わせてきた作品なんです。なので、そういった意味では、3年ぶりに”あ〜この感覚だ〜”という懐かしさは感じていました。それと、これは毎回なのですが、作品を愛してくださっているな〜と、いつも感じるんですよね。だから、その気持ちに応えていかなければならないという思いで、20年以上やってきましたので。その思いは変わることはないです。そして何より素晴らしいスタッフ、共演者の皆さんに支えていただいてやらせていただけていると思っています。今回も、この素晴らしい皆さんと一緒に、2か月という長い旅(の時間)を送れることを嬉しく思います。『SHOCK』を楽しみに会場へ足を運んでくださる皆さんに、しっかりと作品を届けられるように歩んでいきたいと思います」
作品情報
『Endless SHOCK』本編のストーリー
ニューヨーク・ブロードウェイ。繁栄と衰退を繰り返すショービジネスの中心。その中で揉まれながらも常に頂点を目指し続ける若きエンターテイナー、コウイチ(堂本光一)。彼が率いるカンパニーのスタートはオフ・ブロードウェイの劇場。小さな劇場だが、コウイチのショーはいつも人気で大盛況だった。カンパニーの誰もがコウイチと共にショーを続けたいと思っていた。ある日、カンパニーの心を動かすひとつの事件が起きる。新聞に、コウイチのショーを絶賛する記事が載ったのだ。さらにオーナー(前田美波里/島田歌穂)は、コウイチにオン・ブロードウェイからオファーがあったことを告げる。カンパニーの誰もがショービジネスの頂点に進出できると喜びと期待に胸を膨らませ、コウイチの幼なじみのショウリ/ヒロミツ(佐藤勝利/北山宏光)も溢れんばかりのステージへの夢を描くが、オン・ブロードウェイからのオファーは、次第にコウイチやヒロミツ、オーナーの娘リカ(中村麗乃)らカンパニーに亀裂と混乱を生じさせる。そして、ある事件によって、コウイチの肉体と魂を分かつ最悪の状況に陥っても、“Show Must Go On!”。コウイチはショーへの信念を持ち続け、カンパニーをひとつにしていく。
撮影/新谷真衣 文/木村真悠子