【吉沢亮インタビュー】プライベートを充実させたら「性格も、ほんのちょっとだけ明るくなった気がします(笑)」
吉沢亮にとっての、「人」と「仕事」と。
シリーズ待望の3作目『キングダム 運命の炎』がついに公開。10代の頃から仕事で多くの重責を担ってきた吉沢さん。彼を支えてきた大切な人の存在、そして手にした気づきとは──。
クールなのに熱量を持つ仕事人は、誰よりも周りを大事にする人でした。
よしざわ・りょう●1994年2月1日生まれ、東京都出身。2010年に俳優デビュー。主な出演作は、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)、ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ)、映画『リバーズ・エッジ』、『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ、『ファミリア』など
プライベートな時間をつくったほうが、仕事は楽しめる
今年掲げたプライベートのテーマは、なるべく外で想い出をつくること。普段は家でずっとゲームをしていますけど、今年はなるべく友達と会ったり、ライブに行ったりしています。春には那須川天心選手のプロボクシングデビュー戦を観にいきました。今まで経験してこなかったことができているし、仕事とプライベートのバランスがいい感じにとれてきた気がします。
大河ドラマで共演した高良健吾くんの影響で、時計も趣味になりました。「記念に一個いい時計を買いなよ」とおすすめされていろいろ調べていたらハマっちゃって。シンプルに見た目がカッコいいんですよね。値段が値段なのでポンポン買えないけど、作品が終わった時のご褒美など、今のところコレクションは3本くらい。ヴィンテージの時計が好きで、「これは◯◯時代にどういうふうに作られたやつで……」と時計屋さんに説明されると、テンションが上がってきちゃう(笑)。高良くんとは時計の話ばっかりしています。
仕事しかしていなかった頃は、忙しさでどんどん心がなくなっていくような気がしていたけど、プライベートを充実させるようになってからは、仕事もより楽しめるようになりました。おかげで性格も、ほんのちょっとだけ明るくなった気がします(笑)。
Information
映画『キングダム 運命の炎』
中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く信(山﨑賢人)と、若き秦の国王・嬴政(吉沢亮)を描く人気コミックの実写化第3弾。嬴政が中華統一を目指すきっかけとなった恩人・紫夏(杏)との過去が明かされる「紫夏編」と、特殊任務を言い渡された信の「馬陽の戦い」が描かれる。●全国公開中
撮影/Sakai De Jun ヘア&メイク/木内真奈美(Otie) スタイリスト/九(Yolken) 取材・原文/松山 梢 ※MORE2023年9・10月合併号掲載