【小瀧望】「パク・セロイヘアはお気に入り!」『梨泰院クラス』世界初ミュージカル化!
大ヒットを記録した『梨泰院クラス』のミュージカルが開幕!
囲み取材の様子(左から)川口ゆりな、sara、小瀧望、和希そら、梅澤美波
6月9日(月)、東京・東京建物Brillia Hallで上演されるミュージカル『梨泰院クラス』の初日プレスコール&囲み取材が行われました。主人公パク・セロイを演じる7人組グループ・WEST.の小瀧望さんをはじめ、出演者たちが登壇。この記事では、作品への意気込みをはじめ、記者会見の様子をお届けします。
今作はチョ・グァンジン氏による漫画(韓国・カカオウェブトゥーン配信)をもとに、世界初のミュージカル化が実現。主人公パク・セロイ役をWEST.の小瀧望さん、イソ役を和希そらさんとsaraさん、スア役を梅澤美波さんと川口ゆりなさんが演じます。プレスコールでは、激しいダンスとともに、多彩なミュージカルナンバーの一部が披露しました。
パク・セロイ役の小瀧望。プレスコールの様子
プレスコールの様子
オ・スア役の川口ゆりな。プレスコールの様子
小瀧望「初演の大変さを痛感した」
会見では、登壇者の皆さんから熱い意気込みが語られました。
小瀧望「本番のギリギリまで変更がある中、みんなで必死にしがみついて作業してきました。スタッフの方、クリエイティブの方、出演者を含め、本当に横一線でみんなで作り上げてきた作品です。同時に初演の大変さも痛感しましたね。チーム一丸となって戦い続けた2か月間の稽古の成果が、皆さんの元へ届けられるという思いで今は高揚感があります」
和希そら「『梨泰院クラス』世界初のミュージカル化ということで試行錯誤して稽古をしてきました。いよいよお客様にご覧いただいて、どんな反応がいただけるのか。またそれによって私たちがどう成長して、変化していけるのか。私もワクワクしながら楽しみたいと思います」
sara「今、この瞬間にいよいよ始まるんだなと実感が湧いてきました。『梨泰院クラス』のファンとしてすごく楽しみな気持ちです。あの世界が舞台の上に広がって、登場人物がその場を生きてる。楽しんでいただける舞台になっていると思います」
梅澤美波「ドキドキしてます。パワー溢れるメッセージ性の強い作品になっていると思います。そのパワーに負けないように、信頼できる仲間たちと最後まで走り抜けたいです。個人的にはミュージカルが大挑戦なので、演じるオ・スアのように強く生きられるように頑張っていきたいと思います」
川口ゆりな「この作品がミュージカル初挑戦で。普段あまり緊張しないタイプなんですが、現時点ですごく緊張しています。しっかり落ち着いて、オ・スアを最後まで全力で演じ切りたいと思います」
稽古場のエピソードに爆笑する小瀧望
小瀧望さんが役に合わせてご自身の髪の毛をカットして、パク・セロイの特徴的なヘアスタイルを再現していることについても質問が。
小瀧望「恥ずかしいですけどね。気に入ってます。去年のビジュアル撮影の時と、今回で2回目なんですど、早くこのカットにしたいと思っていたくらいです。1回目にカットした時はメンバーの反応が気になりました。印象的だったのは、メンバーの藤井流星から「あれ!? 思ったより変じゃないな」と言われたことかな(笑)」
アットホームな稽古場の様子も!
キャストの皆さんが初共演だということで主役を演じる小瀧望さんの印象を伺うと、
梅澤美波「小瀧さんは普段からいろんな現場でお仕事をされていると思うんですけど、稽古場ではフラットでいてくださったので、現場はすごく和やかでした。ただ、パク・セロイ役の小瀧さんは、稽古場でも注目を浴びる機会も多くて。褒められると耳までめっちゃ赤くなるんですよ。そのピュアさがパク・セロイっぽいなと感じていました」
小瀧望「いや〜。1度あったんです。通し稽古が終わった後、スタッフに感想を聞く場面があって。スタッフから「めっちゃオッパ(韓国語でお兄さんの意味)だったね」と。全体の感想を言われる前に僕に注目されちゃって。すっごい照れて。顔が(本人が着ているトレーナーを指さして)この色になってました!!」
真顔で笑いをとる小瀧望さん、さすがです! saraさんからも称賛される小瀧望さん。
sara「パク・セロイが歌う曲数の多さだったり、常に物語の中心人物として作品を担っている中でも、疲れを一切見せずに、いちばんフラットにいてくださいました。私たちがその大変さを忘れてしまうくらいです」
saraさんのコメントに、小瀧望さんが感動の一言。
小瀧望「ジーン。(泣)」
頭を下げる小滝望さん。続けて、劇中の歌についてコメントをします。
小瀧望「どのキャストの歌もそうだと思うのですが、歌が難しいんです。ですが、本当に音楽が素晴らしくて。激しいロックから美しいメロディーのバラードまで。最高の聴き心地を感じていただけるように、頑張って歌い続けたいと思います」
現場ではコミュニケーションを大切にしたと話してくれました。
小滝望「僕の仕事のモットーが“楽しく真剣に”なんです。共演するみなさんにとって“稽古は楽しい”であって欲しくて。稽古場は神聖な場所ですが、楽しい気持ちから生み出されるものもきっとあると思っています。できるだけ早い段階からコミュニケーションを取るようにしてました。食事もご一緒しましたね」
川口ゆりな「舞台が初めてだったので、現場はどんな空気感なんだろうとドキドキしていました。稽古に入る前に、キャストの皆さんとコミュニケーションを取れる場を小瀧さんが作ってくださって。温かい雰囲気を準備してくださったことがとてもありがたかったです。年齢で言うと、私は年が下から2番目なんですけど。芝居に対する思いや意見などを対等にお話しできる環境を作ってくださってとても助けられました」
稽古中のエピソードトークで笑いをとる小瀧望。
小瀧望「僕なりのパク・セロイ像で挑みます!」
舞台で歌い上げるパク・セロイ役の小瀧望
クリエイター陣も“梨泰院”という韓国随一のインターナショナルな街を体現するかのような多彩な顔触れだったという話題へ。
小瀧望「とてもグローバルな稽古場で日本語、英語、韓国語が飛び交ってましたね〜。僕自身は、英語を勉強しておけばよかったなと痛感する2か月でもありました。作品と向き合う上で、原作を読み込みました。ドラマのパク・ソジュンさんが演じられているパク・セロイも観ました。ただ、僕はミュージカル版のパク・セロイ。僕なりのセロイ像を持って自分のやり方でやってみようと思ってからは、気持ちが楽になりました。世界的大ヒット作品ですから、もちろんプレッシャーもあります。信頼できるスタッフと共演者の皆さんと、自分といかに向き合っていくかだけを考えています」
最後にインタビュアーからファンの皆さんへメッセージを求められます。
川口ゆりな「ドラマをみていた時から、オ・スア役が私の推しだったんです。だからこそ、役を任せていただけると聞いた時は、オ・スアを愛しているだけに不安もありました。同時に“やってやるぞ!”という気持ちを持てました。梨泰院を舞台にしている多様性や自由さが色鮮やかに表現されている作品だと思います。登場人物全員が真っ直ぐ生き抜いてる姿からエネルギーをもらえると思います。楽しんでみてほしいです」
小瀧望「実際の上演時間は2時間45分くらいですが、舞台上で描かれる年数は17〜18年と長いんです。その時間軸の中で、成長を感じてほしいですね。音楽の素晴らしさと、オープニングから生命力あふれる振り付けが詰め込まれているので、皆さんお心を鷲つかみにしたいです。ダイナミックでドラマチックな『梨泰院クラス』のミュージカルになっています。皆さん、応援をよろしくお願いいたします」
やる気がみなぎる姿が印象的でした。躍動感あふれる舞台を楽しみにしています。
囲み取材の様子(左から)川口ゆりな、sara、小瀧望、和希そら、梅澤美波
囲み取材でガッツポーズを見せる川口ゆりな
プレスコールの様子
撮影/齊藤晴香 文/木村真悠子