【インタビュー/鈴木えみ】 妊娠・出産・育児がテーマのこだわり本、できました!
モデルとして大活躍の鈴木えみさんが、編集長を務めるガールズマガジン「s’eee」。その最新号となる「s’eee MAMA & BABY vol.5」が本日1/26に発売になりました! そこで今回デイリーモアではえみちぃに直撃インタビュー。この本に込められた想いや読者へのメッセージなど、いろんな話を聞いてきました!
子連れのスポット情報など細部までこだわった一冊です!
――ご自身の妊娠・出産・育児について等身大で語っているこの最新号。2014年に「s’eee」初のデジタル版としてリリースしたものを、今回プリント版として発売されましたが、デジタルメディアにも詳しいえみさんだけに、もともと “デジタルからプリントへ”を考えて作っていたのですか? 鈴木:いえ。それは本当にまったくの偶然で。担当編集の方が、当時はデジタルの部署にいて、今、出版系の部署に移られたということが一番大きいんです(笑)。ただ、デジタル版をリリースした当初から、「書籍で読みたい!」という声も多くいただいたし、私自身、やっぱり紙も大好きなので、今回こういう形になってとてもうれしいんです。 ――でも、本当に単に“デジタル版を紙にプリントした本”ではないこだわりがつまった一冊になってますね。 鈴木:そこは当然、強く意識しました。そもそもデジタル版はアプリだったので、動いたり、触ったりするコンテンツなども多くあり、そのままプリント版にすることができないこともあったし、作り方やデザインとトーンもまったく異なるので。 もちろん発売してからの時差もあるので、今回は、2歳になった娘との撮り下ろし写真やいまのインタビューなども追加しましたし、ママたちに役立つお店などのスポット情報も完全にアップデートしています。 ――そんな中でも大変だったことや、ぜひ見てほしいところは? 鈴木:全部こだわりを持って作っているけど、個人的にうれしかったのは2歳になった娘との撮り下ろしフォトかなぁ。あと、お子さん連れや家族でいくスポット情報は本当にこだわっています。私自身が本当に行ったり、調べていたオススメアドレスを、何日もかけて100以上ピックアップし、そこから厳選しているんです。ちょうど(取材の)3日前に見本誌が出来たので夫に見せたら、「この情報量すごいね! こういうの俺も知りたかった」と絶賛してくれましたから(笑)
理想は「一家に一冊」。未婚の男性にもパパにも読んでほしい!
―― 「s’eee」はえみ編集長のこだわりが詰め込まれている本で、ファッションやビューティテーマもあり、デザインもすごくおしゃれでかわいいんですが、今回は読みものとしても、テーマである「妊娠・出産・育児」のことがよくわかる内容にもなっていますよね。たとえば、ご自身が経験した“帝王切開”や“育児の不安”……。 鈴木:断乳の話まであります(笑)。私がたくさんの本を読んだり、産前、産後を経験した中で、「こういうこと知りたかったな」「これだけ知っておけばいいな」というリアルな想いを全部詰め込んだので、本当にこれ一冊でママの役に立つ充実した本になっていると思います。 ――プレママやママだけでなく、将来、結婚や出産を考えている未婚女子はもちろん、カレ、パパなど男性とも一緒に読んでもらいたいですね。 鈴木:本当に! 本の中では、イクメン代表のユージさんとの対談もあるし、さっき話した夫も感心してくれた充実のスポット情報とかは、男性が知っておいても絶対に役立つはず。だから、ママはもちろんだけど、理想は“一家に一冊”の本になってくれたらな、と思っています。 ――2011年から刊行をスタートした「s’eee」は、もはやえみさんのライフワークのひとつだと思いますが、次号の構想はもう進んでいるのですか? 鈴木:今はまだ具体的にはないです。やはり作るとなると本当に時間もかかるしアイデアも必要なので。でも自分にとってとても大切な本なので、なんとなくですが、次はファッションメインかなあ、くらいは考えています。
夫婦は見つめ合うより同じ方向を向くのが大切!
――さて、えみさんは2013年に結婚し、同年に出産を経験しています。妻になり、ママになって変化したことってありますか? 鈴木:う~ん、基本的にしんの部分では何も変わってないと思いますけど、もちろん生活面での変化はあります。子育ては大変だけど、娘は本当にかわいいし、いつまでもくっついていたい唯一の存在! 娘が産まれたことで、子どもという存在自体にもすごく興味をもつようになりました。いろんなことに素直に笑えるようになったとも思います。 生活スタイルは180度変わりましたね。以前は休みだとお昼まで寝ていたりしていたけど、いまは基本7時に起床して、23時には寝てますから。でもそれは当然の変化で、その他の、おしゃれやビューティへの好奇心などは何も変わってないかな。 ――デイリーモアの読者にはえみさんのように近い将来、結婚や出産を希望する女子も多いです。そんな後輩たちになにかアドバイスをするなら? 鈴木:なんだろう。私はもともと結婚や出産願望が強くなかったんですね。そんな自分が、出会って2週間でプロポーズされた彼と結婚し、結婚後すぐに妊娠、出産したからというのもあるんですが、結婚に関しては、「あまり何歳までとか決め込みすぎないこと」「流れに乗ってみること」が大切なのかなあ。 結婚って「生理的に絶対合わないって人じゃなければ、極論、誰とでもできる」って言ってた人がいて(笑)。それはだいぶ極論だけど、わかるところもある。なぜなら、どんなに好きで理想のタイプで結婚したとしても、長い結婚生活の中では必ずケンカもするだろうし、常に100%満足ってことは難しいですから。相手からしてもね。 ――私も既婚者なので、その気持ちよくわかります(笑)。 鈴木:私は「彼を選んで本当によかった」と思ってるんです。夫婦って、“見つめ合っていることではなく、一緒に同じ方向を向くことが一番大切”なので。 ――見つめ合うのは結婚式の指輪交換で終わり、と(笑)。 鈴木:そこまでは言わないですけど(笑)。でも本当に、結婚はゴールでなく、そこから先のほうがずっと長い道のりのスタートですからね。そのことは知っておいて、あとは流れに身を任せるというのがいいと思います。
(プロフィール) すずき・えみ/1985年9月13日 、京都府出身。 99年、『Seventeen』の専属モデルとしてデビュー。 2013年に結婚し、同年、女児を出産。 ママとなった今もモデルなど多岐にわたって活躍中 公式サイト ■http://emisuzuki-official.com 公式インスタグラム ■emisuzuki_official ====================== 取材・文/編集部 撮影/宮本暁子 =======================