人気急上昇、清原翔さんが語る、これからのこと

演じる作品のジャンルや役柄の個性によってガラリとその印象を変化させるカメレオンぶりが話題。ちょっと不器用な素のキャラクターも、最高に魅力的! 【MORE2月号掲載】
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大躍進した2019年を振りかえって

8本のドラマ、3本の映画に出演した2019年。すでに多くのインタビューを経験しているはずなのに、「いまだに慣れないです」と苦笑いする。

「たくさんの作品に出させてもらえたのは、やっぱり朝ドラのおかげだと思うんです。居酒屋で隣に座ったおじさんに『そうだよね?』って肩を叩かれて、『そうです』って答えたことも(笑)。何が“そう”なのかはわからなかったけど、幅広い世代の方に知ってもらえた年だったと思います」

NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』では、多くの刺激を受けた。

「ずっとテレビで観ていた先輩方だったので、一緒にお芝居しているのが不思議な感覚ではありました。でも、第一線で活躍し続けている方からはやっぱり、伝わるものが多い。役柄以前に、人間力がにじみ出るんだなと思いました。フォトブックを出した時には草刈正雄さんから『僕は彼の演技が好きだな』とコメントをいただいたんです。本当にうれしかった!」

人に観てもらえないと意味がない。それが朝ドラの経験で学んだこと

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表現者として目標にしているのは、“観てもらえる俳優”になること。

「単純に『この人が出ているから観てみよう』と思う俳優さんっているじゃないですか。僕の中では加瀬亮さん、妻夫木聡さん、佐藤健さんがそう。香川照之さんや西島秀俊さん、染谷将太さんもめっちゃ好きなんです。やっぱり俳優は、人に観てもらえないと意味がないですからね」

2020年にひそかな期待を抱いていることも、ニヤけながら教えてくれた。

「占い関係の方に『2020年に何かしらの賞を取る』って言われたんです。まあ、うれしくないはずないですよね(笑)。現実になるように努力したいです。それにお芝居はすべてムダにならないというか。この前ゴルフで初めて池ポチャしたんですけど、その気持ちだってプラスになる。音尾琢真さんと釣りに行ったり、工藤阿須加さんと飲みに行ったりして外に出るようにもなったので、いろいろ体験することも大事だと思っています」
profile
きよはら・しょう●1993年2月2日生まれ、神奈川県出身。2016年、俳優デビュー。
取材・原文/松山 梢 海渡理恵 撮影/山本雄生 ヘア&メイク/堤 絢香 スタイリスト/李やすか ※この記事はMORE2020年2月号の内容を本ウェブサイト用に編集したものです。