【歌舞伎のススメ其の5】「知らざぁ言って聞かせやしょう」!歌舞伎の名セリフを聞きに行こう♪
春爛漫の歌舞伎座!
こんにちは!しんしんです! 3月に入って、暖かさを感じる日が増えてきましたね♪ 桜の開花も今年は早いそう! 歌舞伎座の地下は少し先どりで春爛漫の花盛りに♡
重厚な古典から軽快な世話物まで、歌舞伎ビギナーさんにもオススメ!な三月大歌舞伎!
南北朝時代を舞台に戦国期の親子の忠義と情愛を描いた《盛綱陣屋》 雷様と船頭との軽妙なやりとりを舞で表現した《雷船頭》 5レンジャーの起源?!とも言われる江戸の世話物《弁天娘女男白浪》 各演目で全く雰囲気が違うので、新鮮な気持ちで楽しめること間違いなし! さらに、8歳の勘太郎くんから、ベテランの仁左衛門さんと、世代を超えた名優さんが豪華共演しているのも見どころの一つ♡ というわけで、ぜひビギナーさんにこそ観てほしい!のが今回の三月大歌舞伎なんです♪
観に行かれる方のために、ちょこっとだけオススメポイントをご紹介!
表情で魅せる!三月大歌舞伎!
一幕目《盛綱陣屋》の仁左衛門さんと勘太郎くんの首実験のシーンも、表情で魅せる緊迫の場。 幼い勘太郎くんと熟練の懐の深さをもった仁左衛門さんとの迫真の演技を、文字通り息を飲んで見守る独特の緊張感に客席全体が包まれていました。 最後に勘太郎くんがこと切れる場面では、溜まっていた涙がぽろぽろと…! 小四郎の健気でまっすぐな父への気持ちにぐっと心を掴まれました。 そして三幕目の幸四郎さんの弁天小僧もまた、お嬢さんから盗人への変わり様を表情の変化だけで表現する、まさに匠の技…! 三月のテーマは《顔》! じっくり集中して表情と心の動きを観察する、贅沢な4時間です♡
あの有名な名ゼリフも!
三幕目の《弁天娘女男白浪》では、あの歌舞伎の名ゼリフも! お嬢さんに変装していた弁天小僧が男だとバレてしまい、名乗りをあげるシーンの冒頭。 「知らざぁ言って聞かせやしょう」 歌舞伎にあまり親しみがない方でも、テレビのコント番組などで耳にしたことがあるのでは? 色っぽさと男らしさが相まって、「待ってました!」と思わず心の中で叫んでしまいました。
公演期間は、今月の27日まで! まだまだ折り返し前なので、少しでも興味を持たれた方、ぜひ劇場まで足を運んでみてください♪ 最後までお読みくださりありがとうございます♡ *しんしん*