あずき、ナッツなどが体を温めるおやつって知ってた? 〝冷え〟を本当に取るためのQ&A ~食べ物編~
手足が冷たすぎ、着込んでも寒い……この時期しんどい“冷え”。知っているようで知らない“冷え”の常識&対策、専門家にうかがいました! その結果をQ&Aでご紹介。今回は、“冷え”に効く食べ物・飲み物の知識をお届けします♡
【今回お話をお伺いしたのは、この2人!】 ●医学博士 川嶋 朗先生 「東京有明医療大学」教授、「東洋医学研究所付属クリニック」医師。近著に『「血流たっぷり」で今の不調が消える』(日本文芸社)など ●医師 石原新菜先生 「イシハラクリニック」副院長。近著の『しょうがで体温を1度あげる』(主婦の友社)など、しょうがや体の温めに関する著書多数
Q 冷え性女子におすすめのおやつってありますか?
A あずき、ナッツ、ドライフルーツを選んで
「いちばんのおすすめは、あずきを使った和のおやつ。あずきはむくみに効くサポニンという成分が含まれ、冷えの原因となる水分を排出してくれます。和菓子には、体を温める黒砂糖を使ったものが多いのもポイント」(石原先生)、「くるみなどのナッツ類や、繊維質が多いドライフルーツも、体が冷えにくい食材なので積極的に食べるとよいでしょう」(川嶋先生)
Q 体を冷やす食べ物と温める食べ物があるって聞いたんだけど、どう違うの?
A 温めるのは陽性食品を取り入れた食事です
「食べ物は体を温める『陽性食品』と体を冷やす『陰性食品』の2種類に分けられます。陰性食品を多くとると冷えて水太り体型に。一方、陽性食品を多くとると、血行のよい締まった体になります」(石原先生)
●暑い地方が原産地
●夏が旬
●色が薄い(白、青、緑など)
●水分が多く軟らか
たとえば、こんなものが「冷やす食べ物」!
・脂身の多い肉
・レタスなどの葉物野菜
・ビール、白ワイン
・マヨネーズ、酢
・白いパン
・豆腐
・白砂糖
・すいか
・コーヒーなど
【温める食べ物(陽性食品)】
●寒い地方が原産地
●冬が旬
●色が濃い(赤、茶、黒など)
●水分が少なく硬め
たとえば、こんなものが「温める食べ物」!
・牛肉 ・根菜類
・しょうが、シナモン
・みそ、しょうゆ
・玄米
・そば
・天然塩
・黒砂糖
・りんごなど
Q もっと簡単にしょうがを取り入れるには?
A 蒸ししょうがを活用しましょう
「熱を加えて粉末にしたものなら、料理や飲み物に気軽にプラスできますよ。特によいのはしょうがを蒸して粉末にしたもの。蒸すとショウガオールという温め成分が約10倍に! 自宅でしょうがを蒸すこともできますが、面倒であれば市販の粉末しょうがを用いて。紅茶に黒砂糖と一緒に入れて、1日3〜6杯飲むだけで冷えが改善します」(石原先生)
むくみ、肩こり、生理痛… …あらゆる不調の原因かも!? “冷え”を本当に取るための30問30答
MORE2017年2月号では、様々な体の不具合を引き起こすと言われる〝冷え〟を大解剖! その種類やメカニズムだけでなく、冷えとりフードやエクサなど、毎日の生活から冷え体質を改善できるテクニックが満載。ぜひとも読んで、ヘルシーなあったかボディを手に入れましょ♪