あなたはできてる? “コミュ力美人”篠田麻里子の「大人のための謝るマナー」講座
上司・先輩・後輩にはさまれて会社での立ち居振る舞いが難しくなりがちな女子のために、モアモデルいちの“コミュ美人”篠田麻里子と2名の専門家が、読者のお悩みをズバッと解決! いやな印象を与えないように“謝る”方法を教えます。
【教えてくれた専門家はこの2人!】 ●三上ナナエさん みかみ・ななえ。プロマナー講師。『仕事も人間関係もうまくいく「気遣い」のキホン』(すばる舎)など著書多数 ●晴香葉子さん はるか・ようこ。作家・心理学者。著書に『ビジネスマナー&コミュニケーション解決BOOK』(彩雲出版)など
Q.上司が頭ごなしに怒る! 謝りつつ、言い分を伝える方法は?
上司に注意された際、謝るだけでなく言い訳もしてしまいます。自分の言い分も伝えないと、すっきりしないんです! ミスした理由が私のせいではないのに、頭ごなしに怒られることがしょっちゅうあるんです。私、先輩、上司の3人でチェックをした書類の不備について、私だけが責められることにも納得がいきません。言い訳に聞こえないよう、言い分を伝える方法はありますか?(26歳・販売)
A.まずひたすら話を聞いて
「まずは全部聞くことが大切だと思います。“自分はでっかいどんぶりの器だ”と思って、ひたすら聞く(笑)。納得いかない部分があっても“この人を落ち着かせるために聞いているんだ”と思って。最後まで聞くと、相手は“私の話を聞いて、わかってくれた”と満足してくれます。その後、人がいない場で自分の言い分を伝える。その時も、『勘違いさせた私が悪いです。その時に言えず、申し訳ありませんでした』と謝罪の形で話します。そうすると、相手もいやな気持ちにならないのではないでしょうか。次からは怒る前に理由を聞いてくれるかも!」(麻里子)
Q.怒りすぎたことをうまく謝る方法は?
後輩に注意する際、ついカッとなって長々とお説教をしてしまうことがあります。怒りすぎたことをうまく謝る方法は? (31歳・広告)
A.短く言うだけにする
「『さっきは言いすぎちゃってごめんね』と短く言うだけにする。長く話すと、いろんな言い訳がくっついてしまいます。そうすると、印象が悪くなるうえ、注意の内容もぼやけてしまうんです。怒りすぎたことについてのみ謝っていることを明確にするのも重要ですね」(三上さん) 「私は、『アツくなって言いすぎてしまうことがある』と、先に伝えておくようにしています。そして、『あとでちゃんと謝るので、その時は気にしないで!』と自分の取り扱い方も伝えておく(笑)。そうすれば何かしてしまった時に謝りやすいし、許してもらいやすくなりますよ」(麻里子)
★モアモデルいちの“コミュ美人”篠田真理子が考える、“謝る”
いつ? どうやって? なんて言えばいい? と悩みがちな「謝る」問題。麻里子は、謝るべきだと思ったら、すぐに謝ることにしているそう。 「自分のミスは絶対にいつか謝らなければならないもの。タイミングがあれば、すぐ謝って修復するのがいちばん! 放っておくから“謝ったほうがいい?”、“どうやって?”ってずっと悩んじゃうんです。すぐ言えなかった場合は、1 週間後になっても、謝れる時に謝る。その時は、『ずっと気になってたんだけど』と切り出すといいですね。“一週間も悩んでいてくれたんだ!”と思ってくれるはず。謝ることが難しい人は、プライドが邪魔をしているんじゃないでしょうか。もちろん、自分の意志を持つためのプライドは必要ですが、他人に対してのプライドなんてないほうがいい。失敗を素直に受け入れて、心からすみませんと言える人のほうがカッコいいし、大人です。私は、すぐに謝れる人が勝ちだと思います」(麻里子)
今さら聞けない「こんな時どうすれば?」に麻里子がアンサー! “叱る・謝る・断る”正解マナー
MORE2017年5月号では、今さら人に聞けない“叱る・謝る・断る”の正解マナーを大特集。みんなから集めた人間関係の「叱れない!」「謝れない!」「断れない!の悩みについて、コミュニケーションの専門家&AKB48で活躍し、モアモデルの中で一番のコミュ力美人〝篠田真理子〟がアンサー! 読んでおけば、あなたの人生できっと役立つはず。詳しい内容は、ぜひ本誌でチェックして!